エントリーシート作成講座

 

第1章 エントリーシートについて

各社の小論文

過去の例

ADO

「エアドゥを志望する動機を記入してください」
「あなたの自己PRを記入してください」
JTA
「社会人として心がけていること」
「志望動機」
SKY
「志望動機・自己PR等自由にお書きください」
SFJ
「スターフライヤーを志望した理由」
「最近感動したこと」
「国内のLCCを使うならどこですか、またその理由を教えてください」
SNA
「志望動機」 「ソラシドの印象」「自己PR」
AKX
「あなたはなぜANA WINGSの客室乗務員になりたいと思いましたか」
「ANA WINGSを知っていただくために、あなたならどういうサービスをしますか」
HAC
「志望動機」 「自己PR」
NAL
「志望動機」
「これまでに一番打ち込んだことと、その結果として具体的に学んだことについて」
「あなた自身をオリジナルの四字熟語で表現し、自己PRをしてください」                                                                                  

                  ANA 2017              

*「志望動機」(300文字)

  ※「今のあなたの内面を形成する過程」についてお聞きします。

  ※回答にあたっては「成し遂げた実績や失敗」である必要はありません  。「あなたを取り巻く環
          境」、「経験」や「人との出会い」などあなたの内面を形成するものを全て含みます。

*「今のあなたが形成される過程でもっとも影響を受けたこと(受けていること)」は何かを考え、
    表題をつけてください。
60文字以下

*上記について事実を簡潔に説明 180文字以下

*上記のことを通して形成されたあなたの内面について、どのように影響を受けたか、何を感じたか
  などを踏まえ、記入してください。
420文字以

  ※「あなたの考え」についてお聞きします。

*あなたが「これまでにもっとも考えて決めたことや答えを出したこと」は何かを挙げ、表題をつけて
 ください。60文字以下

  ※進路選択など勉学のこと、人間関係のこと、アルバイトなどの日常生活のことなど、どのような
   ことも含みます。

*上記について概要を記入 180文字以下

*上記について、大切にした考えは何か、どのような観点を持ち、 どのように考えたのかを記入して
 ください。
420文字以下              

                   JAL 2017

*「あなたがこれまでに力を注いで取り組んできたこと3つ」

*「上記A~Cのうち1つを選択し、「なぜ力を注いだのか(理由)」「何を目指し、どのように挑戦し
 たのか(目標・行動)」、「何を実現したのか、そこから何を学んだのか(結果)」の順で記入して
 ください」

*「あなたが至近の3年間で直面した一番の困難は何ですか。また、その困難を乗り越えるために大切に
 したことは何ですか。具体的に記入してください」

*「あなたがJALの客室乗務職として実現したいことを具体的に記入してください」                               

*JAL/ANA・・・「JAL受験のまとめ」 「ANA受験のまとめ」参照


過去に出た小論文

 

「志望動機」…JAL/I JAL/J HAC ANA
「自己PR」 … ORG JTA JAZ ANA EVA

「学生時代に打ち込んだこと」… JAL
「接客をする上で大切なこと」… JAL
「今まで最もチームワークを発揮できた体験」… JAL

「最近感動した本」… SNJ
「あなたが考える客室乗務員の"常識”"非常識”とは」… ADO
「あなたが考えるエアドゥの顧客満足(CS)とは」… ADO

企業が求める人材
国内系大手航空会社が、それぞれのHP「採用情報」ページで記述している内容は、次のとおりです。同じ航空業でありながら、求める人材イメージは微妙に違っています。各航空会社の置かれている状況により、企業運営方針やサービス方針が違ってきます。

ANAグループでは、「旅客とのコミュニケーション」や「チャレンジ精神」をキーワードにしています。

 

ANA ~ 責任と誇りを胸に ~

客室乗務職の業務内容は多岐にわたります。主な職務は機内の安全を守るための『保安業務』と、お客様に快適な時間と空間をお届けするための『接客業務』です。「お客様と共に最高の歓びを創る」というブランドビジョンのもと、空を飛ぶ飛行機に込められたANAグループ全社員のお客様への想いを、フライトというステージの中で表現していきます。その責任の大きさと誇りを胸に、お客様の笑顔と満足に徹底的にこだわるサービスを追求します。機内という限られた空間と時間の中で、状況を迅速かつ的確に判断し、一便一便を大切にクリエイトしていくのが、ANA客室乗務職の職務です。

成田空港の発着枠の増加、羽田空港の国際化を通じて、客室乗務職の活躍のフィールドは、これまで以上に世界中の空へと広がっています。お客様とANAを結ぶ架け橋として、また「ANAの顔」として、世界の空を舞台に「夢」と「感動」を届ける。それがANAのキャビンアテンダントです。

 

一方JALグループでは、「プロフェッショナル」「新しい価値の創造」「質的サービス」「多様性への対応」という言葉を使っています。

 

JAL ~ 世界で一番愛される会社になるために ~ 

経営破たんを経て、JALに対する現在のお客さまの評価は、残念ながら他社の後塵を拝しています。その中で、新生JALは「世界で一番お客さまに選ばれ、愛される会社になる」という目標を掲げました。この高い山をめざすために、これからのJALを支える客室乗務員には、あらゆる場面で、お客さまの心に寄り添い、ご要望を先取りし、柔軟にお応えできることが求められます。それには昨日よりは今日、今日よりは明日というように、日々改善していく努力や、お客さまが感じていることを察して行動に移せる姿勢など、地道な労力を惜しまず、さらには豊かな心を育てながら、熱意と覚悟をもってこの目標に進んでいく人財であることが求められます。

「心」に加えて必要なものは「資質」です。「資質」にあたる基本品質、すなわち、安全とサービスについての知識や技術は、入社後、私たちが責任を持ってプロフェッショナルに育成いたします。厳しい訓練にも責任感、使命感をもってついてきていただきたいと思います。

そして最後に、「人間力と感知力」です。「心」と「資質」で客室乗務員の仕事は完成するのかもしれませんが、さらに「人間力と感知力」を備え発揮してこそ、世界一に至れるのだと考えています。「人間力と感知力」は言わば、良き個性をいかに生かして、ひとつのフライトを創り上げるかということです。「心」や「資質」といった土台や基本を備えたうえで、安全・サービスについて一人ひとりの気づきや感性といった良き個性を生かしてサービスを創造し、JALにしかないフライトを皆で、チームで創りあげたいと思っています。JALはフライトのたびに安心や期待が広がると、お客さまに常に新鮮な感動を得ていただくためには、以上三つの要素がとても大切だと考えています。

 

また、新興航空会社では、全社一丸となって、大手に負けない企業づくりと、企業運営を軌道に乗せることが重要な課題です。そして、一緒になって協力してくれる人材を求めています。

 


エントリーシートができた背景

 

90年代初めまでは、どの航空会社も、応募者全員を面接していました。大手航空会社には、7000人前後の応募があり、1次面接を行うだけでも大変でした。1つの面接官チームが、1日に面接できるのは、せいぜい120人くらいです。5人1組の応募者を面接するのであれば、各組に割り当てる時間は15分ほどです。1時間に20人ほどしか面接できません。             
たとえば、1日で7000人の面接を行なうには、約60チームの面接官が必要となってきます。1つの面接官チームには、2~3人の面接官が必要となります。面接には、会議室や訓練教室を使ったりします。この場合、60もの面接室を用意しなければなりません。60部屋の面接室を確保するのは物理的に無理ですので、面接日を何日間かに分けて設定します。会議室にしても、教室にしても、月~金曜日は、日常業務で使用していますので、面接は、会議室などが空いている土日に行なうことが多くなります。

そして、面接官には、土日出勤をしてもらうことになります。土日出勤をしてもらうには、会社は休日出勤手当を支給しなければなりません。ある時期までは、面接官を派遣して、全国主要都市で、1次面接を行っていました。面接官の出張手当や交通費も必要でした。面接官の休日出勤手当のみならず、採用募集を行うには、莫大な費用がかかります。通信費もそのひとつです。応募者一人一人に面接の案内状を郵送するにも、それなりの費用がかかります。それぞれの費用が、1次面接から最終面接まで発生します

 


採用募集の効率化

 

バブル時代は、航空会社も、資金が潤沢にありました。採用のための予算もそれなりに確保できました。ところが、バブルがはじけて、旅客が減少し、航空会社も他の企業同様に、経営が厳しくなりました。採用募集のための費用も、削減せざるを得なくなりました。                 
そこで、書類審査を行い、募集要領にある要件を満たしている人で、可能性のある人を面接に呼ぶことにしたのです。その分、面接官の人数を減らすことができました。

そして、IT時代になりました。インターネットは、郵便代や電話代など通信費の削減に大きく寄与しました。インターネットを利用することにより、応募者への連絡のための時間も、少なくて済むようになりました。

 


パソコンを使いこなせる人

 

企業は、ITを使いこなせる人を求めるようになってきています。客室乗務員の職場でも、乗務員への業務連絡やフライトスケジュール管理を、インターネットで行いつつあります。現役Cabin Crewたちも、ITを使う機会が増えています。これからの時代、パソコンを使いこなせることが求められます。パソコンは、メールなどコミュニケーションツールとして使いこなせるようになるだけでなく、文章や表作成などもできるようにしておきます。
    
インターネットでの募集は、応募者がITを使いこなせるかを判断する材料ともなっています。自分の写真を、インターネットで送らなくてはならない航空会社も出てきています。

 


キーボードに慣れる

 

インターネットにしても、文章作成ソフトで文章を作るにしても、ある程度の速さで、キーボードを打てなければ、打つだけで、時間ばかりかかってしまいます。文字は、ブラインドタッチ(Blind Touch)といって、キーボードを見ないで打てるようにします。文字の打ち込みには、「ローマ字打ち」と「かな打ち」の2つの方法があります。

Cabin Crewをめざす方や、将来、国際的な仕事をする方は、「ローマ字打ち」を習得しておきます。ブラインドタッチを覚えるには、最初は、英文打ちの練習をするとよいでしょう。キーボードは、英文を作成するための文字配列になっているからです。英語文章を打ち込んでみると、キーボードの中心に位置している文字が、いかに多く使われているか分かります。

 


エントリーシートの役割

 

エントリーシートには、2つの役割があります。ひとつは、募集費用の削減です。もうひとつは、採用内定者のレベルを合わせです。

採用担当者は、常に、客室乗務員の職場を念頭においています。内定が決まれば、訓練が始まります。第一に、訓練についていける基礎学力を持った人かどうかを推し測ります。訓練は多岐にわたります。相応の基礎学力がないとついていけない内容です。英語も、そのひとつです。ある程度の能力が要求されます。国内航空会社といえども、訓練では、いままで聞いたことがない英語がどんどん出てきます。ましてや、外資航空会社の場合は、訓練のほとんどは英語で行われます。

次に、採用担当者は、応募者が、職場の状況に合っている人かどうかを見極めようとします。客室乗務員の仕事内容、職場の雰囲気、上下関係、構成人員、職位ごとの平均年齢などを勘案します。

これらの状況を踏まえながら、エントリーシートを読んでいます。エントリーシートに記述されている年齢、出身地、出身校など基礎項目を確認し、さらに、志望動機や自己PRを読み込みます。基礎項目に加え、志望動機や自己PR欄に書いてある文章や記述内容を見れば、その応募者がどのレベルの人なのか見当がつきます。

 


採用内規

 

航空会社は、客室乗務員募集にあたって、応募要件を提示します。その中には、身長、年齢などの規定を設けていない場合があります。また、「スチュワーデス募集」と書けば、男性は応募できなくなってしまいます。男女雇用機会均等法の主旨から外れてしまいます。したがって、「スチュワーデス」の呼称も使っていません。大方の航空会社は、「客室乗務員募集」もしくは、「Cabin Crew」「Flight Attendant」「Cabin Attendant」「Sky Attendant」「Skycast」など、その会社特有の呼称を使っています。    
そこで、出てくるのが内規です。この内規を文章化している会社もあれば、採用担当者の暗黙の了解で判断している会社もあります。身長は何cm以上、年齢は○○才まで、男性の採用はどうするかなどがあります。たとえば、接客向きだし、能力も高そうだ。だけど、身長が1cm足りない。ぜひ採用したい応募者だけど・・・。英語力でTOEIC600にわずかに足りない。本人は落ち着いた感じだし、魅力的な女性だけど・・・。年齢が30才ちょっと手前だけど、他の面では問題ないが・・・。これらのことで、面接官も、採用担当者も、いろいろな場面で迷うことがあります。40才の方から応募があった。30才の方からも応募があった。しかし、どこかで線を引かなければなりません。

 


年齢の問題

 

国内系航空会社の募集では、年齢について、とくに制限を設けていません。だからといって、OGスチュワーデス採用は別にして、40才前後の応募者が書類審査を通過するでしょうか。読者のみなさんも、その結果は容易に想像できるでしょう。また、なぜ通過できないかについても推測できると思います。そして、採用担当者は職場の状況に照らし合わせて審査しています。  
大手航空会社では、30才前後の人は、大学新卒の場合、乗務8年前後になります。そのくらいの歳になると、大型機では、各客室の責任者として仕事をしています。一方、新興航空会社の場合、会社自体が若いので、そこで働く乗務員の平均年齢は、決して高くありません。一番古い人でも30才前後かもしれません。30代というのは、ベテラン乗務員の年齢であり、小型機乗務に際しては、先任客室乗務員(機内サービスの責任者)の仕事をしています。専門職である客室乗務員は、30才前後というのは、それ相応の乗務経験がある年齢なのです。そこが一般社会での転職と違うところです。したがって、応募できるのは、おのずとある程度の年齢以下となります。

 

2014年ANA既卒募集では、当塾会員で、35才(未経験)で内定をとった方がいます。2012年のJAL既卒(400名募集)では、内定者の上限年齢は28才(未経験・経験者)でした。

 


外資系と年齢

 

外資系航空会社では、年齢制限を打ち出しているところがあります。年齢の問題について、外資系航空会社はどのように見ているでしょうか。外資系航空会社の募集要領を見れば分かりますが、アジア系の航空会社は、年齢制限が、欧米系航空会社に比べると低くなっています。日本と同じように、儒教文化・仏教文化の影響もあり、上下関係上、年齢のバランスを考えているようなところがあります。                        
一方、欧米社会は、基本的に、実力主義的なところがあります。そのため、日本やアジア系航空会社に比べると、応募可能年齢が高くなっています。サービス業の実務経験者や乗務経験者を採用するという理由もあります。また、年齢について、職場でも、お互いあまり気にしていません。その方が気楽だからといって、何年も一番下の職位であるCabin Crewのままでいいという人もいます。

 


既婚者

 

最近は、結婚している方からの応募が増えています。既婚者についても、採用担当者は悩むところです。なぜなら、既婚者は出産を控えている人だからです。独身の人に比べ、ある程度の年齢に達していますので、妊娠する確率が高いのです。訓練費をかけて、1人前にして、現場に送り出しても、妊娠を告げられる可能性があります。産休に入ることになれば、欠員が出て、別の人を採用しなければなりません。また、ご主人の転勤などで、辞めざるを得ない人も出てきます。そのリスクを考えると、いろいろな点で、制約がない独身の人を欲しいというのが企業の本音でしょう。           
外資系の一部には、雇用契約期間中の産休を認めていないところもあります。既婚者で、これから応募を計画している方は、理解しておくことが必要です。また、外資の場合は、基地が海外になることがあります。家庭生活を維持できなくさせてしまうのは、採用側にとっても不本意なことなのです。

 


応募資格

 

応募に際しては、航空会社側が提示している募集要領に合致している必要があります。たとえば、JALでは、学歴、新卒・既卒、英語力、身体条件、居住地などの条件が記載されています。外資系では、これらに加えて、身長、年齢、国籍などがあります。タイ航空(TG)やフィリピン航空(PR)、北欧系の航空会社のように、水泳能力を要求していることもあります。これらの要件を満たしていない場合は、書類審査、面接、健康診断いずれかの段階で、涙を飲むことになります。

 


応募要件

 

同じ仕事内容にもかかわらず、応募要件は航空会社によって違います。一つは、英語力や身体条件のように、その航空会社で独自に決めているものがあります。もう一つは、その航空会社が所属する国の法律などにもとづく要件です。
                                
フィンエア(AY)は、裸眼0.7以上でないと応募できません。エールフランス(AF) は裸眼0.3以上となっています。身長では、韓国系の航空会社は162cm以上であり、台湾系では、160cm、香港系は208cmに手が届くのが要件です。これらは、その国の規定によるものと考えられますので、要件を満たしていないと、応募しても門前払いとなることがあります。因みに、日本の航空会社でも、昔は、身長制限も視力制限もありました。日本では、それぞれの航空会社が独自に決めています。身長については、募集要領には、長らく158 cmの数字が出ていました。視力も、1960年代の終わり頃は、裸眼0.7以上を要求していました。その後、緩和され、矯正視力が1.0以上あればよいということになりました。

 


海外大学出身

 

日系航空会社では、海外の大学出身の客室乗務員は、それほど多くありません。その理由は、卒業時期の問題や採用試験への参加が困難なことがあげられます。また、海外の大学では、Bachelor Degree(学士)やMaster Degree(修士号)を取得するのが大変なこともあります。また、Community Collegeのように、Collegeといっても、本来のCollegeのこともありますし、市民学級とか専門学校の場合もあります。専門学校だった場合は、短大・大卒となっている航空会社の募集要領に合致しないことになります。      
採用担当者は、日本の大学は、ほとんど把握しています。どの程度の偏差値の学校かもイメージできます。海外の大学については、その卒業生の学力がよく分からないところがあります。ましてや、Collegeと言われても、いろいろあります。募集条件に合ったCollegeなのか、判断できないことがあります。出身校欄には、「○○大学XX専攻Bachelor Degree取得」「△△大学XX専攻Master Degree取得」などと記述しておくとよいかもしれません。

Bachelor Degreeの他に、学科コースを終了すると授与されるDiplomaがあります。これは、「終了証」に近いもので、学士のような資格とは違います。

 


日本人採用目的

 

外資系航空会社が、日本人Cabin Crewを採用する目的は、日本人旅客の獲得です。日本人へのサービスができなくてはなりません。航空会社側は、日本人Cabin Crewに対しては、丁寧な日本語や日本的な礼儀作法ができることを期待しています。海外留学生の中には、アメリカナイズやヨーロッパナイズされてしまっている人がいます。20才前後の時期を、海外で過ごした人は、日本的なマナー(社会習慣)が身についていないことがあります。海外の大学を卒業した方は、この点を補強しておくことが大切です。語学ができることで安心しないことです。

特に、日本の高校を卒業後、アメリカの大学に進学している方は、日本語自体が高校生レベルで止まってしまっています。大人のものの言い方、丁寧な文書、使用語彙が未熟なままとなっています。英語は話せるけど、大人の日本語を使えないというのが、外資航空会社関係者からよく聞く話です。

 


雇用条件を確認

 

応募する前には、必ず勤務条件について確認します。その航空会社では、長期的に働くことができるのか、契約期間内のみしか働けないのかを確認します。3年や5年で契約が終わってしまうような場合は、転職のことも考えておかなければなりません。勤務条件が、募集要領に記載されていない場合は、採用面接時に行われる説明会で、詳細を教えてくれます。         
雇用契約には、短期雇用契約と長期雇用契約があります。契約制客室乗務員は短期雇用契約にもとづいた雇用形態を言います。正社員として入社する場合は、会社と長期雇用契約を結ぶことになります。

日本の法律では、契約社員として働けるのは6年となっています。同じ社員を6年以上雇用し続ける場合は、その社員の身分を長期雇用契約に切り替えるのが基本です。日本に基地がある場合は、これらの法律が適用されますが、外国基地に所属となる場合は、その国の法律が適用されます。正社員として募集している航空会社を除いては、外資系では、契約社員から正社員になることはないと思った方がよいかもしれません。

外資系では、シンガポール航空やタイ航空は5年契約制をとっています。これらの国では、短期雇用契約は5年まで認められているからです。シンガポール航空では、5年経過した時点で、必要に応じて、5年の再契約を結びます。他の多くの外資系では、3年契約となっています。航空会社によっては、単年度契約として、その更新を2回まで行っているところもあります。

日本では、3年もしくは6年の契約期間が終わると、適性がない、問題行動があるなど、よほどのことがない限りは、正社員への切り替えが行われます。(一部の航空会社では3年の契約期間が終わると雇用関係を終了する) これとは反対に、外資の場合は、契約期間が満了すると、雇用契約を解除するのが一般的です。契約満了の人のうち、会社が必要と認めた人には、再契約の道があります。後輩の育成ができる人やサービス面で優れている人たちです。エアフランスやルフトハンザドイツ航空のように、正社員として採用された場合は、長期雇用契約となります。

 


 

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