仕事と健康・家庭講座

 

高年齢化と健康

あるチーフパーサーの場合

A子は、若い頃から、上司に対して、ずばずば言ってくるタイプの女性です。他人(特に上司)を批判したりするのはお手のものです。ずばずば言う割には、それほど能力があるわけではありません。部下たちも、彼女の性格のキツさにやや疲れていました。そのような人ですから、チーフパーサーになるのはそれほど早くはありませんでした。その彼女が、チーフパーサーにやっとなって2年目で、甲状腺をやられダウンしてしまいました。会社も彼女の体調を考え、グループ長を外し、部下を持たないポジションに配置換えしました。しばらく仕事から離れていましたが、制限乗務なら、なんとか乗務ができるようになり、乗務復帰してきました。

彼女と話す機会があり、聞いてみると、彼女は部下をもつ重圧で、精神的に参っていたとのことでした。彼女は、上の立場の人にずけずけ言うのは得意なのですが、下から批判されるのに慣れていないのです。人の上に立つということは、部下からの、目に見えない批判やプレッシャーを覚悟しなければなりません。また、それに耐えなくてはならないのです。人を批判してきた人ほど、自分も批判されているのではないかと、気が休むヒマがないのです。そのようなことから、更年期に差しかかった彼女は、精神的にすっかり参り、甲状腺をやられてしまったのです。

人の上に立つとは、簡単なことではありません。人の上に立つための勉強をしなくては、彼女のように、精神的な重圧に耐えきれなくて、体調を崩してしまいます。

 


 

チーフパーサーは大変

ある時、チーフパーサー(当時)のチーム運営について調べたことがあります。ところが、それぞれ病名は違いますが、体調を崩しているチーフパーサーが、結構いることが分かりました。それもほとんど女性チーフパーサーです。いずれの人も、会社からは業績を上げるよう言われ、部下からは無言のプレッシャーを受け、精神的に疲れてしまってダウンしたのではないかと推測しています。前記のチーフパーサーのように、もともと人の上に立つ能力がなくて病気になる人もいますが、中には、前向きに取組んでいるまじめな人でもダウンしています。

前向きに取組んでいる人の場合は、あれもこれも、それなりの業績をあげようとしますので、どこかで糸が切れてしまいます。部下を持っていても、男性チーフパーサーは、あまりダウンしません。男性は、男社会に揉まれていますので、自分の能力を自覚しています。業績にしても、初めから、自分の能力以上のものを出せるとは思っていません。不得意分野はあきらめて、自分の得意な分野で勝負しようと考えます。ですから、精神的にも、ゆとりがあります。

 


 

セックスレス

中高年になると、男も女も、性的刺激から遠ざかりがちになります。セックスレスになると、女性の場合は、女性ホルモンが低下してしまいます。女性ホルモンは、子孫をつくるのに欠かせないものです。ところが、子孫を残す行為であるセックスなくなれば、女性ホルモンの必要性もなくなり、それとともに、このホルモンの生産も低下してしまいます。女性ホルモンが低下すると、まず、骨が弱くなります。そして、のぼせる感じがしたり、頭痛、情緒不安定、肩こりがひどくなります。これが更年期障害と言われるものです。

世の中、セックスレスが進んでいる昨今ですが、これは、女性の更年期障害を早める結果となっているのではないかと心配しています。適度なセックスは、精神的にも肉体的にも、若さを保つ大切なものです。「今さら・・・」なんて言わずに、刺激ある人生を送ることをお勧めします。

別の研究では、セックスは女性の肌をきれいにするというのがあります。男性の精液は、女性にとって、異質タンパク質だそうです。この異質タンパク質が、女性の体内に入ると、これを排除しようとします。これがホルモンへの刺激となり、肌がきれいになるそうです。

 


 

骨を太く

若い時、細身で、すごくかわいかった娘から、結婚したという便りをもらいました。その娘に赤ちゃんができ、しばらくぶりに会うと、すっかりしわが増えていて、昔の面影がどこにもなくなってしまっていました。

彼女は、もともと細身でしたので、骨が太くありません。妊娠すると、赤ちゃんにカルシウム分をとられます。その分、カルシウム分が足りなくなり骨がますます細くなってしまったのです。しわができるのは、骨が細くなるからです。その分、肌の張りがなくなりしわができるのです。歯並びの悪い人は気をつけてください。八重歯の人も、骨があまり強くないと言えます。

女性は、年齢を重ねるとともに、骨が弱くなります。弱くなるというよりもろくなります。そして、ちょっとしたことで、骨を折ります。若いうちから骨を鍛えておくことが必要です。これがいつまでも肌を若々しくしておく秘訣なのです。

 


 

更年期障害の上司

あるとき、新人客室マネジャーの勉強会で話しをする機会がありました。そのときの話題の一つに、このタイトルの話しをしました。若い人たちの生の声を聞くと、上司について不満を言います。上司がイライラしているとか、やたらと業績を上げろとか、細かいことを言うとかです。

更年期になると、ホルモンのバランスがくずれ、体調がすぐれないことがあります。それでも、会社を休むわけにいきません。そのような状態で、部下に接するときは注意する必要があります。部下のやることや言葉にイラついたり、気に障ったりすることがあるからです。これは、女性チーフパーサーにも同じことが言えます。

 


 

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