最後まで発音
「Airport」(エアポー)、「Fastened」(ファースン)、「Seat belt」(シーベル)のように、最後の音が消えてしまう人がいます。バンコクのコーヒーショップでよく耳にする「フライライ」(Fried Rice)と同じです。最初のうちは、エアポート、ファースンド、シートベルトというように、最後の子音(final consonant)も忘れずに発音する癖をつけてください。
早口ことば (Tongue Twister)
- She sells seashells, sherry, and sea-shoes by the seashore.
- Flesh of fresh flying fish.
- A glowing gleam growing green.
- A big black bug bit a big black bear.
- The black breeze blighted the bright blossoms.
- Swan-swam over the sea; swim, swan, swim.
- Two toads tried to trot to Ted burg.
口慣らしの練習をしてください。そして、それぞれの単語の音が、正確に出ているか、LON基地CAにでも聞いてもらって確認してください。
R音の好きなアメリカ人
アメリカ人の発音は、英国人に比べ、鼻にかかる音が多いのが特徴だそうです。乾燥した気候のせいだと言われています。巻舌でR音を出すのが好きなのも、気候のせいのようです。カリフォルニアのような気候のよい地域と、平均気温が低い英国では、口の開け閉めに違いが出てくるのかもしれません。日本でも、寒い東北地方と、暖かい九州では口の動きが違います。
子音の前にある”R”を発音するのがアメリカ式で、英国人はほとんど発音しません。例えば、
park term storm arms
等です。
リエゾン
フランス語の発音では、単語と単語がつながることがよくあります。フランス語を少しでも勉強したことがある人は、英語の時もリエゾンしてしまうことがあります。リエゾンはひとつひとつの英語発音がしっかりできるまで、避けたほうがよいと思います。やたらにリエゾンすると、発音が汚くなります。
例としては、「ジャパンネアーラインズ」があります。「ジャパン・エアー・ラインズ」としっかり発音します。
綴りと発音について
イギリスのテレビCMから、
商品名:"Cock-burn"という酒
場面:客船の船長室
船長:「おお、コックバーンか」
イギリス人は一瞬、困ったという表情になるが、すぐにしかつめらしい表情にもどり、咳払いひとつして言います。
イギリス人:「いいえ、コバーンです。このckは発音しないのです」
船長:「ああ、そうか」
と言いながら、やおら片足をあげ、スボンの裾をまくり上げて、ソックスを指しながら、
船長:「そうすると、これは"ソ"か?」
また、壁の掛時計と指差しながら、
船長:「あれは、"クロッ"か?」
イギリス人:「いいえ、それはソックス、あれはクロックですが、これはコバーンです」
ここでコマーシャルは終わります。日本語では、文字に書かれたものは、すべて発音されますが、英語ではそうでないことがあり、いちいち覚えなければなりません。
ところで、このコマーシャルの「こころ」は・・・後述デス
「街角のイギリス英語」 大村善勇著より