機内アナウンス(PA) 英語発音講座

 

日本語にない音

破裂音 (Plosive)

「破裂音」や、次に出てくる「摩擦音」も、日本語にはない音です。口に手をあてて、「パ」「ピ」「プ」「ペ」「ポ」と発音してみてください。手に息が吹きかかっていますか。英語で、「PA」「PI」「PU」「PE」「PO」と発音すると、口の中にたまった息が、唇を開くと同時に、破裂するように飛び出していきます。手を口にあてていると、息が当たります。このときに出る音を「破裂音」といいます。

息が手に当たっているかどうか、単語の"Paper"で練習してみてください。「ペ」と「パ」の音を出したとき、息が手に当たっていない人は、まだ「P」の音が出ていません。破裂音には、

唇のところで息を破裂させるもの

p」 ・・・ pin post up pipe map
」 ・・・ bird bad cab boy remember

これらの音を出すときは、破裂した息が口の外に出ます。口元に付箋をあてて試してみてください。付箋が大きく揺れるくらい息を吐いてください。

口の奥で息を破裂させるものもあります。 

t」…ten time write cat tea
d」…dog desk dead god pond
k」…kill kind king speak book
g」…good gate dog egg leg ghost

 


 

摩擦音(Fricative)

摩擦音も、日本語にない音ですので練習が必要です。典型的なのが"f"と"v"音です。"th"音も摩擦音のひとつです。"f"や"v"の音を出すときは、下唇を上歯につけて、発音することは知っていると思います。ところが、唇を噛むことに気がいっていまい、摩擦した息がしっかり出ていない人がほとんどです。この音を出すときは、上歯と下唇の間から、息を勢いよくきしませます。この音を練習するときも、口に手をあてて、息が勢いよく出ているか確認してください。

   例:fan fox first off verb voice five love thick think both earth this then with

 


 

OnとOff

"The seat belt sign is on"
"The seat belt sign is off"

PAを聞いていると、"on"と言っているのか、"off"と言っているのかよく分からない人がいます。ひとつには、"o"の発音にあります。"on"のとき、"o"の発音は、「ア」に近い音になり、「ア」とも「オ」とも聞こえるよう、「アーン」と発音します。一方、"off"の"o"は、「オ」の音ですので、「オフ」となります。

もう一つは、"ff"がよく聞こえないケースです。そのため、"on"と聞こえてしまうことがあります。"o"の音は軽くして、"ff"をしっかり発音してください。「アーン」はどちらかというとアメリカ式発音です。イギリス人は、両方とも「オ」と発音します。

 


 

腹式呼吸

破裂音にしても摩擦音にしても、息が口から、思いっきりはき出されます。このとき、お腹は引っ込みます。お腹から空気が出てこないと、摩擦音や破裂音は出せません。したがって、英語発音では腹式呼吸が必要となります。けれど心配することはありません。摩擦音・破裂音の練習をしているうちに、自然と、腹式呼吸になっていきます。

 


 

"Street"

スペイン語をかじった人は知っていると思いますが、スペイン語の音は、日本語と同じように、子音と母音で成り立っています。「ブェノス・タルデス(こんにちは)」のように、カタカナで書いてそれを読んでも通じます。

英語は、そうはいかないところに、発音の難しさがあります。その一つの例が、タイトルにある"str"です。子音が3つも重なっています。英語には、子音が重なるケースが多くあります。機内PAにもよく出てきます。

 "Please fasten your seat belt, and refrain from using restroom."

の"restroom"も、子音が重なっています。たとえば、"Street"を発音するとき、「sutori-to」にならないように発音してください。「suto」のところでは、"u"と"o"の母音が出ないように発音します。

 


 

"Ladies and Gentlemen"

「レディース」と発音している人が結構います。「レィディース」が正式です。発音記号で「leidi:s」となります。PAの最初の言葉ですので、正確に発音してください。因みに、Gentlemenの「men」は「メン」ではなく、「ジェントルマン」のように「ア」に近い発音となります。

 


 

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