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 ▼面接で答えられなかったこと。  ももんが 03/4/3(木) 11:23
   ┗Re:面接で答えられなかったこと。  スチュワーデス塾 03/4/11(金) 2:57

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 ■題名 : 面接で答えられなかったこと。
 ■名前 : ももんが
 ■日付 : 03/4/3(木) 11:23
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    初めまして。今年の3月に四年生大学を卒業した者です。新卒で、計3社(レキオス,JEX,JTA)の国内航空会社に応募し、辛うじてJTAの書類選考に受かりました。が、一次試験で不合格になってしまいました。その面接の事について伺いたいことがあるのでメールさせて頂きます。面接では今回に賭けるしかないと意気込みすぎていたこともあり、極度に緊張してしまいました。でも自分自身のツメの甘さも十分に認識しとても勉強になりました。一次面接では、3人対6人で面接官と受験者に広い間隔があり、頭のてっぺんからつま先まですべての振る舞いをチェックされているなと感じました。そこで、私のグループ全員に質問されていたのが、「客室乗務員は契約制だけど、それについてどう思うか?また、契約社員と正社員の違いについて知ってる事を述べてください」と言われました。私も含めて、「しっかりと訓練を積んで一人前の乗務員になるには3年を要する、それだけ責任感のある仕事だ」と答えていました。違いについて、私は保険や手当に違いがあると漠然としか答えられませんでした。そしてある受験者が「契約社員はその期間、クビと言われたら無条件で辞めなければならない」と答えていました。
私は、未だこの質問に対する答えを明確に答えることができません。今年から既卒対象の応募すべてにチャレンジしていこうと思います。そこで是非、塾長や現役CAの方のご意見を伺いたいです。宜しくお願いします。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:面接で答えられなかったこと。  ■名前 : スチュワーデス塾  ■日付 : 03/4/11(金) 2:57  -------------------------------------------------------------------------
   ▼ももんがさん:

1960年代、世界を凌駕していたのは、パンアメリカン航空でした。当時、パンアメリカン航空の客室乗務員は、日本の客室乗務員の2倍の給料をもらっていました。そのパンアメリカン航空は、今はありません。1980年代後半、いわゆるバブル期、今度は、日本の航空会社の客室乗務員が、円高による為替レートの影響もあり、世界で一番給料が高くなってしまいました。世界の航空会社は、日本人旅客と獲得しようと、運賃を下げ、攻め込んできました。日本の航空会社も運賃を下げなければ競争に負けてしまいます。そこで、あらゆる経費を見直しました。パンアメリカンの二の舞にならないよう、人件費も削ることにしたのです。まだ不十分という声もありますが、正社員の人件費も削りました。同時に、契約制度を導入しました。

一定期間だけ働いてもらう有期限雇用契約社員のことを、いわゆる契約社員と呼んでいます。一方、正規雇用契約を結んでいる社員は正社員と呼ばれています。

契約社員と正社員の違いについては、会社によって違いますので、一概には言えません。契約社員制度導入は、航空会社のみならず、一般企業でも、基本的には、人件費の抑制、良質な人材の確保、雇用調整が主な目的です。企業経営も欧米型になりつつあると言えます。

航空会社は、生き残りに必死ですので、契約制度に理解、協力してくれる方を欲しがっていると思います。

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