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▼匿名さん:
どの業界も、数年前までは、経営の建て直しに苦労していました。リストラで人員の削減も行ない、スリムな体質づくりを行なっていました。その結果、景気の回復という追い風もあり、昨年あたりから、過去最高利益を上げる会社が増えてきました。景気がよければ、企業は、さらに生産力を伸ばそうとします。ところが、リストラで人員を削減してしまっています。
今年の新卒採用では、一般大手企業では、昨年に引き続き、1000人前後の採用を行なうところが増えてきています。
経営の建て直しをさんざん行なってきたANAも、攻めの経営に変化しています。リストラ時代には、CAの数も減らしてきましたので、CAが足りなくなっているようです。そして、CAの場合は、一定の訓練が必要です。訓練施設の関係から、一度に大量に採用しても訓練教室には限界がありますので、分散して採用を行なうことがあります。新卒を一定割合採用したあと、足りない分を既卒採用で補います(その年の採用方針により違う場合もあります)。
人員計画は、旅客数の増加に伴なう増便や路線拡大、退職者数などを勘案して決めます。ANAはこれからも攻めの経営を推し進めていくと推測しています。
航空会社が、新たに飛行機を購入して運航を維持するには、約4組のCA数が必要になります。たとえば、国際線B-747でしたら、一機あたり13〜15名のCAが搭乗しています。その約4倍のCA数が必要となります。国内線のB-737でしたら、3名前後のCA数ですので、必要人数はぐっと少なくなります。ただし、新しい飛行機を買うときは、退役する飛行機がいることがあります。その分のCA数を引かなければなりません。
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