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▼はびこさん:
旅客機の機内は、飛行中、与圧されています。機内は、0.8気圧になっていて、ちょうど富士山の6合目くらいの空気の薄さとなっています。航空機乗務員は、離着陸のたびに、1気圧と0.8気圧の間を行ったり来たりしています。
そして、気圧が変わるたびに、身体の中では、その気圧に合わせるべく調整が行なわれています。特に、耳は、内耳にも空気が入っています。内耳の気圧を調整させるのが耳管です。その耳管がつまってしまうと、内耳に外の空気がうまく入ってこなくなってしまいます。そうすると、機内が0.8気圧になっているのに、内耳の気圧が1気圧のままになってしまいます。気圧は、小さいほうから、大きいほうに流れようとします。そこで、鼓膜が押されてしまい耳痛がおきます。悪くすると、航空性中耳炎になります。
したがって、乗務員は、気圧の変化に対応できることが必要となります。耳管狭窄症の方は、健康診断での耳への圧力検査でひっかかる可能性があります。耳管狭窄症の治療方法があるのかどうか分かりません。主治医に相談してみてください.
現役CAの中には、航空性中耳炎にならないよう、平常時に、鼻をつまんで、口を閉じて、息を吐き出すことをする人もいます。すべてふさがれているので、息が耳管のほうに行き、耳管を広げるからです。耳管狭窄症の方に合った方法かどうかは分かりません。専門医の指示のもとに行なってください。
>突然の投稿、申し訳ありません。
>先日、風邪をこじらせた所、
>「耳管狭窄症」と診断されました。
>先生からは、
>数日、通院すれば完治すると伺ったのですが、
>航空会社を受験していく上で、
>身体検査に引っかかるのでは。と心配です。
>
>もともと耳や鼻が弱い私でも、航空身体検査を
>パスすることができるのか、
>とても不安です。
>
>そのような症状を乗り越えた方や、
>耳鼻系に症状を抱えて受験する際のポイントなどが、
>ありましたら、回答をお願いいたします。
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