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▼のんこさん:
JALが大赤字になっていて経営が厳しい状態になっていることは知っているとおりです。ANAも、ニュースにはあまり出てきませんが、やはり旅客数が前年に比べ10%前後減少していて、売り上げが前年比1000億円前後の減収となる見込みです。ANAの発表では、来年3月の決算では、経常損益では−450億円程度の赤字を予想しています。
ANAは、来年10月の羽田第4滑走路が完成することから、羽田発国際線便が大幅に増えることを見越して、ここ数年、大量のCAを採用してきました。ところが景気の悪さから旅客数が思うほど伸びていません。そのため、CAがやや余っている状態になっているようです。社内では、CAに対して、無給の長期休暇取得を呼びかけています。
そのようなわけですから、羽田での国際線拡張が本格化するものの、どの路線にどのくらいの便数を設定すべきか最終決定ができない状態だと推測しています。便数や使用する機材が決まらないと、必要なCA数(人員計画)がはっきりしません。人員計画が出ると、新たにCAを採用するかどうか決まります。
現在のところ、もう少しCAが必要だろうということで、ANAのHPでは、CA採用ページで新卒プリエントリーを行っています。これとて、採用試験を行うという決定ではありません。採用募集を出すかどうかの決定には、もう少し時間がかかるかもしれません。また、募集が出たとしても、採用試験の日程は、昨年と同時期か、そのあとになると推測しています。
既卒採用については、状況が好転して、予想外に便数が増えるようですと、急きょ募集をかけることがありますが、現時点では、来年の既卒募集は多く期待できないかもしれません。既卒採用は補充的要素がありますので、採用時期や採用試験日程が毎年同じではありません。
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