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▼KMさん:
CAになることも意識して、英語力アップと教養を高めるために海外留学の道を選んだのですね。
航空会社がCAに求めるのは、一定以上の教養と語学力、として接客適性があるかどうかです。この学科を出ているほうが有利というのはありません。どの学科でもかまいません。大切なことは、その学問を通して、自分自身の教養を高めてきているかどうかです。
面接でも、専攻学科のことを聞くことがあります。そのとき観察しているのは、一定の教養を身につけているかと同時に、勉強をやり続けてきたのか、途中でとん挫していないかどうかという点です。社会での仕事は簡単ではありませんので、それに耐えられるだけのガッツがあるかどうかも見ています。
CAになるのが目的ではありません。CAになって自分はどのような形で役に立つかがあなたの目的になります。最初は接客から入りますが、そのあとは、CAの部下を持つ仕事をしたり、サービスを教える仕事をしたり、CAの経験を活かして、社会で活躍したりします。
CAになるために専攻科目を決めるのではなく、CAであれ、他の仕事であれ、よい仕事をするために、大学で自分は何を身につけるかを考えるとよいです。
もしサービス産業で一生をささげるのでしたら、ホテル経営学、観光学などサービス産業に関係する学科を専攻する方法もあります。経営学や政治学に興味があれば、それでもよいです。むしろ興味があることを学ぶことをお勧めします。興味がないけど、CAになるために仕方ない、この学科で行こうなどと選んでしまうと、とん挫してしまうことがあります。
海外の4年生大学に学部留学するには、言葉の問題から始まり、生活習慣の違いや価値観の違いなど壁を乗り越えていかなければなりません。やり遂げるという強い気持ちと覚悟が必要です。がんばってください。
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