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外資系航空会社の採用では、接客適正と同時に、本国人CAとうまくやっていけるかどうかという点を見ていると考えられます。その点では、外資系といっても、それぞれの航空会社の文化的背景が違います。受験に際しては、この点を忘れないことが大切です。
キリスト教の影響が強い欧米では、自分に正直であること、自分の考えをしっかり述べるよう教育されてきています。したがって、私たち日本人から見ると、時に、自己主張が強いと感じることがあります。CAたちもそのような行動をしています。その中で、本国人とうまくやっていける人が採用される可能性があります。また、EKのように多国籍CAが一緒に乗務している航空会社では、いろいろな国の人とうまくやっていける人が望まれると推測できます。
一方、アジア系では、これもそれぞれの国によって違います。同じアジアでも、韓国、中国系の人たちの行動基準の基になっているのは儒教です。タイ人は仏教の影響を、マレーシア人はイスラム教の影響を受けています。フィリピン人は、同じキリスト教でも戒律の厳しいカソリックの影響とアメリカの影響を、シンガポール人は、外見はアジア系ですが、イギリスの影響を受けていますので、発想は欧米人並です。
それぞれの航空会社は、自分たちの文化に適応できそうな人を選ぶと考えてください。したがって、面接の時も、それに合った対応が必要ではないかと考えられます。
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