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▼ゆかさん:
航空会社は、それぞれ成り立ちがあります。JALはナショナルフラッグキャリアーとして、1950年代から国際線を主流に運航してきました。そして、ANAは長らく国内線を主流にしていました。国際線定期便に進出したのは1986年です。
したがって、客室乗務員の構成も違っていました。JALでは国際線サービスを、長い間、男性客室乗務員を中心に行なっていました。B-747ジャンボジェットは投入されるまでは、搭乗するCAの男女比率は50:50でした。チーフパーサーやパーサーはすべて男性でしたので、仕事の発想は男性中心でした。現在のJALベテランCAたちは、男性の中で育ってきています。
一方、ANAは国内線中心だったこともあり、当初より女性中心の組織となっていました。国際線進出にあたり男性乗務員の搭乗させる計画もありました。少数ですが、男性乗務員の訓練も行っていました。結局、機内は女性乗務員だけできています。
これらを見ても、それぞれの歴史的背景が違いますし、そこから生まれた伝統や職場風土も違います。あなたがイメージしている両社CAの違いは、多少あるかもしれません。ただ、公けの場で、その雰囲気の違いを述べることは、誤解を招く恐れがありますので控えます。
当塾会員コーナーには、ANA内定者からのアドバイスも掲載しています。筆記試験傾向や両社CAの雰囲気の違いについても触れています。参考にしてください。
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