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▼うららさん:
ANAは、ヘリコプター会社から始まりました。そして、東京ー大阪間の貨物輸送事業で実績を積み、航空機による旅客輸送を行なうようになりました。その過程で、当時の極東航空を合併したり、藤田航空を合併吸収しながら航空会社として大きくなっていきました。さらに大きくするため、既存の会社に資本の流入を行い、ANAとの関係を深めていきました。
現在、ライブドアがニッポン放送の株を35%取得して話題を呼んでいますが、それはライブドアの傘下にニッポン放送を組込むためです。さらにニッポン放送と関係が深いフジTVをも、ライブドアと関係深い会社にしたいと考えているようです。企業は、本体の事業を大きくするために、関連する会社を買収したり、関係を深めたりします。
ANAも、ANKの前身である近距離航空と関係を深めてきました。そして、ANAの傘下に治めました。現在では、ANKも、ANAグループの一員として企業運営を行なっています。ANA本体ができない路線を担当してもらう形になっています。
これとは別に、ANAのまわりには、ANAが行なっていた事業を分離独立させた会社もあります。エアージャパン(AJX)もその一つです。ANAが持っている観光路線を、別の会社を設立し、そこに担当させています。したがって、AJXに資本を出しているのは、100%がANAです。このほかにも、商事会社や教育関連会社、整備会社などを作ったりしています。因みに、ANKの子会社としてエアーネクストが設立されました。この場合は、ANKが主に資本を提供し、そこにANAも資本を出しています。ANAからみると、孫会社になります。
ANAグループというのは、ANAのまわりに、ANAが資本を提供している会社が集まっていると考えてよいでしょう。そして、お互いに連携しながら、ANAブランドを高めています。
1人暮らしの問題については、地域の物価、家賃相場などにもよります。両親と同居の方に比べると、決して楽ではないでしょう。当塾現役会員からは、大阪は分かりませんが、福岡は暮らしやすいと聞いています。
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