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▼愛子さん:
客室乗務員も、何年かすると、ファーストクラス、エグゼクティヴクラス、エコノミークラスなどの責任者になります。そして、最後は、機内サービスの総責任者であるチーフパーサー(キャビンディレクター、キャビンスーパーバイザーとも呼ぶ)になっていきます。それとは別に、客室乗務員の中から、訓練・教育に向いている人、機内サービス企画に向いている人は、教官の仕事や企画などの専門的な仕事に任命されます。さらに、客室乗務員が所属する組織運営を行なったり、部下管理をする仕事に任命されます。いわゆる管理職としての仕事を行ないます。これらは乗務員であると同時に、キャリアーを深化させていく方たちです。このように、客室乗務員も、現場(ライン)で飛び続ける人、乗務員の資格を持ちながらスタッフ部門で活躍する人、管理を行なう人に分かれていきます。ANA採用サイトで紹介している地上勤務とは、このような仕事を指していると思います。そして、地上勤務に就くのは、教官で20代後半から、管理の仕事に就くには、乗務経験15年前後になります。
管理の仕事では、乗務員の出社、退社に立ち会ったりしますので、シフト勤務になることもあります。乗務も行ないますので、やはり不規則勤務になります。そのため、大学院に通うのはむずかしいかもしれません。
臨床心理学は、個々人の心の悩みや不安をカウンセリングするものですので、部下を持つような立場になれば、役に立つ学問だと思います。機内サービスを向上させるために心理学を学ぶのでしたら、消費者心理、顧客心理、旅行者心理などを学ぶとよいでしょう。
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