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▼S・Nさん:
本には、一度読んだらおしまいの本と、何かあれば再度読む本とがあります。小説を2度読むことは少ないと思います。自分の専門分野の本は、何回か読み返すことがあると思います。必要な箇所には、蛍光ペンなどでしるしをつけたりもします。これから社会に出るにあたって、蛍光ペンでしるしをつけるような本を読むとよいです。
当HPでは、現役講座の中に、現役の人たちに役立つような本を多く紹介しています。また、このHPを作成するにあたって、これらの本を参考にしています。
本を紹介するのは、とてもむずかしいことなのです。紹介した本が、かならずしも自分が読みたい本ではないことがあります。結局、読まないで終わってしまいます。そのため下記のようなアドバイスをいたします。
今、あなたが読んだらよい本は、自分が関心をもっていることがらに関連する本です。人の関心ごとは、年を重ねるにつれて変化していきます。関心がある本を読んでいくうちに、いろいろな知識が増えていきます。
それと、自分の専門分野を深めるための本もよいです。英文科の人であれば、英語にまつわる本、たとえば、英単語の語源などを解説している本などは、英語力を向上させるのに役立つばかりでなく、言葉が持っている文化なども分かるようになります。英語を話す国についての本もよいです。「恋愛の英語」(講談社現代新書)などは、青春真っ只中にある皆さんには、きっとたのしい本だと思います。
同じようなジャンルでも、高尚なむずかしい本を読む必要はありません。やさしく解説してある本でよいのです。本屋さんに行ったなら、「教養文庫」や「知的生きかた文庫」(三笠書房)コーナーなども、覗くクセをつけておくとよいです。「中公新書」「丸善ライブラリー新書」「講談社現代新書」など新書コーナーもおすすめします。
客室乗務員になるためでなく、自分を高めるために本を読んでください。知識は、かならず、あなたの人生に役に立ちます。本屋さんに、定期的に行くことからはじめてください。雑誌コーナーは無視して奥の方に入っていってください。
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