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▼たまよさん:
大手系列航空会社の一部では、既婚者であるOGスチュワーデスを再雇用するなど、採用に関しては、この10年で、航空会社側の発想もずいぶん変化してきています。今回JASの採用では、年齢制限をなくしています。既婚・未婚についても、募集要領の中では、一切触れられていません。よい人材がいれば採用したいと考えているようです。
現代は、結婚しても、子供を持たない人も増えてきています。出産年齢も上がっています。また、日本の合計特殊出生率は低下しており、女性が生涯で産む子供の数は、1.36人となっています。女性が働きやすい家庭環境になってきていると言えます。
これまでは、既婚者の採用は、どの航空会社もほとんど行ってきていないと言えます。時代は変化していますので、今後は、既婚者採用も少しずつ行われるのではないかと推測しています。たまよさんには、その突破口を開いていただきたいと思っています。
たまよさんに一つお聞きしたいことがあります。あなたは、出産を何年後に予定していますか。客室乗務員の場合、一般職と違って、妊娠をすると、即、乗務ができなくなります。そして、産前・産後休職、育児休職などに入ります。その期間は、人によって違いますが、約2年間ぐらいかかります。このことも知っておいていただきたいと思います。
従来、企業は、出産をすぐに控えている既婚者よりは、若い独身者の方が、より長期的に働いてもらえると考えてきました。アジア系航空会社の一部には、未婚を条件にしているところも、まだあります。しかし、この発想も、少しずつ変化してきていますので、ぜひ挑戦してみてください。
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