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▼mariさん:
着陸30分くらい前から、飛行機は高度を下げ始めます。同時に、徐々に、客室内の気圧を地上の気圧に近づけていきます。飛行中は、客室内の気圧は0.8気圧に保たれています。そして、内耳にある空気も、外耳側の空気も同じ気圧になっています。高度を下げ始めると、外耳側つまり客室内の気圧を徐々に1気圧に近づけていきます。それにともなって、通常は、内耳気圧も1気圧に近づいていきます。そして、鼓膜の内側も外側も同じ気圧に保たれますので、耳が痛くなることはありません。一方、内耳の気圧調整がうまく行かない方は、着陸時は、外耳側の気圧と内耳側の気圧に差が出てしまいますので、鼓膜が押されて痛くなります。鼓膜があまり押されてしまいますと、鼓膜に炎症がおきて、それがひどくなると航空性中耳炎となります。
CAは、国内線を乗務すると、一日に何回も、気圧の変化にさらされます。正常な人でも、たとえば、風邪を引いて喉が腫れているときは、気圧調整がうまくいかず、航空性中耳炎になることもあります。
健康診断での耳鼻科健診では、聴力のみならず、圧力検査もしています。内耳側で気圧調整ができているかを調べる検査です。
回答者自身は、日頃から、口を結んで、鼻をつまんで耳抜きをしていました。それをすることで、空気が耳管を通りやすくしていました。ただし、専門家ではありませんので、あなたの場合、これがよい方法かどうかは分かりません。
>こんにちわ。たびたびお邪魔させて頂いてます。前にも脊椎分離のことで質問されている方がいらっしゃいましたが、私も幼い時に重度の中耳炎になり、何年もひきずって小学校の時にやっとなおりました。聴力などには全く障害はないのですが、気圧変化すると、鼓膜が弱いため人よりも敏感に耳鳴りになってしまいます。何度か海外にいった経験がありますが、離陸するときは何も痛みはないのですが、着陸する30分くらい前になると耳鳴りがします。それも、人より鼓膜が弱いせいか、何かつまった感覚だけでなくつんとした痛みが着陸してからもしばらくつずきます。これはスチュワーデスにとっては致命的でしょうか?スチュワーデスになりたくて幼いころからずっと夢見てきたのですが、健康診断でひっかかる可能性はやはり高いでしょうか?私は多少の痛みであきらめたくないと思っています。もし何かアドバイスなど頂けたらありがたいです。
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