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▼AIさん:
>いつもこのHPをみて勉強させていただいています。大学3年のAIです。
>お忙しいところすいませんが、客室乗務員CAと空港地乗員GHの一日のスケジュールを教えていたいのですが。宜しくお願い致します。
CAの場合、1日のスケジュールというとらえ方をしていません。ここでは、成田ーニューヨーク便(飛行時間12+30)の乗務がどのようになっているかお知らせしたいと思います。航空会社によって多少違うところもありますが、1つの例として読んでください。
成田出発時刻 12:00
ニューヨーク到着時刻11:30 (時差14+00)
飛行時間 12+30
12:00出発に備えて、CAは出発約2時間前に出社します。それから制服に着替え、社内の掲示板で路線情報やサービスについてのInstructionやInformation)を確認します。それから、その便に乗務するCAが集まります。そこで、自分の担当が発表されます。ファーストクラスの仕事なのか、ビジネスクラスもしくはエコノミークラスなのかが分かります。そして、客室責任者からブリーフィングを受けます。この全員が集まる時間を出頭時刻(Show Up Time)と呼んでいます。
出発1時間30分前くらいになると、飛行機に移動します。飛行機には、遅くとも1時間前までに搭乗します。それから搭載されているサービス用品や食事を確認したり、必要なものを準備します。その間に、パイロットと飛行情報についての打ち合わせをします。そして、国際線の場合は、便出発の30分前になると、旅客搭乗が始まります。旅客搭乗が終わると、ドアーを閉めます。そして、旅客搭乗完了とドアーを閉めたことを機長に報告します。報告を受けて、機長はエンジンをスタートさせます。
離陸すると、CAはすぐに食事サービスの準備を始めます。まずは飲み物サービスです。その間に、ギャレーでは食事を温めています。飲み物サービスが終わると、すぐに食事サービスに移ります。これが1回目の食事サービスです。次の食事サービスは到着2時間前くらいにあります。12時間30分の飛行時間の場合、最初の食事サービスと2回目の食事サービスの間には、かなりの時間があります。そのため、途中で、軽食をサービスします。最初の食事サービスが終わると、次は、免税品の機内販売を行ないます。機内販売に携わっていないCAは、旅客に入国書類を配布して、記入の手伝いをしたり、食事サービスの後片付けをしたりしています。食事サービスや機内販売がひと段落するのは、離陸して3時間〜4時間後です。それから、自分たちの食事をします。その間に、機内では映画の上映が行なわれます。各座席に個人TVがある場合は、お客様が好きな映画を見ることができます。
12時間30分の飛行時間のニューヨーク便では、乗務前後を合わせると、勤務時間は15時間くらいになります。そのため、機内が落ち着くと、CAたちも交代で仮眠をとります。仮眠をとっていないCAは、旅客からの飲み物リクエストに応えています。また、トイレの掃除をしたり、次のサービスの準備をしたりしています。
CAは、12時間30分の乗務の場合、最初の4時間を、前述にとおり1回目の食事サービスとそれに付随するサービスに使います。途中の4時間は交代での休憩時間となります。そして、最後の4時間は、2回目の食事サービスと到着準備にあてています。
ニューヨークに到着して、旅客が全員降機するとCAたちも降機します。それから入国審査や税関検査を受けて空港の外に出ます。そこには、乗務員を送迎するバスが待っています。空港から市内のホテルまで1時間弱かかります。ホテルに着いて、チェックインを済まし、そこで、次の乗務のためにホテルロビーに集まる時間を確認して、解散となります。成田を出発したのが日本時間で正午でした。12時間30分の飛行時間ですので、日本はすでに日が替わっています。ニューヨークのホテル到着は、日本時間でいうと夜中の3時ごろとなります。ところがニューヨークはお昼の1時ごろです。
国際線乗務の1日はこのような感じとなります。国際線でも北京便やグラム便のように日帰りしてしまう乗務もあります。この場合は、行きと帰りは別々のお客様にサービスをすることになります。国内線では、東京ー札幌ー東京ー福岡のように1日で3区間を乗務します。それが2区間や1区間で終わることもあります。
GH(グランドホステス)は、チェックインカンター業務、出発業務、到着業務など旅客と接する部門と、各現場に対して情報や指示を出している部門などがあります。それぞれ、1日のスケジュールが違います。共通しているのは、シフト勤務を行なっている点です。詳細については、GH経験者が開いている別サイト「GH Memories」にて問い合わせてみてください。
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