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▼ちささん:
客室乗務員には、国内線を専門に乗務する人、国際線を専門に乗務する人、それと、国内・国際線の両方を乗務する人がいます。
大手国内航空会社は、国際線と国内線を持っています。これらの航空会社には、国内線を乗務する客室乗務員と国際線を乗務する客室乗務員がいます。誰が国内線を乗務するのか、国際線を乗務するのかは、会社が決めます。会社によって違いますが、新人乗務員の場合は、最初は、国内線に配属されることが多いようです。経験を積むにつれて、国際線乗務をするようになります。国際線乗務員は、国内線経験を持っていますので、国内線がいそがしとき、または、必要に応じて国内線も乗務することがあります。国内路線しか運航していない航空会社の客室乗務員は、おのずと国内線しか乗務しません。
外資系の航空会社の場合、そこで働く日本人スチュワーデスは、日本とその国を結ぶ航路を乗務することになりますので、国際線乗務員といえます。
アメリカの大学に進学して、アメリカの航空会社に就職することは可能です。その場合は、労働許可を得なければなりません。労働許可を得るためには、アメリカの居住権(通称グリーンカード)を取得しておく必要があります。居住権を取得するためには、いろいろな条件があります。アメリカに一定年数以上住んでいるとかです。アメリカの大学(正式な学部)を卒業していることも、居住権の取得に近づくことになると思います。居住権取得についての詳細は、自分なりに調べてみてください。
一部のアメリカの航空会社は、日本でも募集を行うことがあります。この場合は、アメリカと日本を結ぶ路線を乗務することになります。なぜなら、ここで採用された日本人スチュワーデスは、居住権を持っていませんので、アメリカ国内(国内線)で働くことができないからです。国際線乗務のみの場合は、その国の労働許可を取得する必要がありません。
日本の大手航空会社にも、ロンドン基地や他の外国基地の乗務員がいます。彼女たちは、日本の航空会社に所属していますが、日本の国内線のみには乗務できないのです。これも同じような理由からです。
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