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▼ASさん:
年齢については、航空会社によって方針が違いますし、採用人数によっても違ってくることがあります。採用数が多ければ多いほど、採用される方の年齢幅が広がることがあります。
たとえば、ANAが行なった2005年の募集では、新卒・既卒合わせて530名、その翌年は850名(新卒400名・既卒450名)の募集でした。既卒も、それまでの目安が25,6才でしたが、このときあたりから、ANAは、徐々に年齢の緩和を行ない、応募条件が30才までとなりました。その後も緩和を行い、2007年の募集では35才まで応募が可能となりました。次には、募集要領から年齢記述がなくなりました。
既卒だけで年間400名を確保するには、応募年齢幅を広げ、20代後半でも、よい人材であれば確保したいと考えていたようです。実際、当塾会員でも、当時30才で内定をとった方もいます。他にも、何人かこの年齢で入社していると聞いています。2004年、2005年の採用は、ANA希望者にとってみればとてもラッキーな年となりました。
ところが、その翌年の採用から、既卒募集人数が100名となり、単純に言うと、競争が4倍厳しくなりました。しかも、応募者の数は変わりません。昨年、今年は少し増えて150名となりましたが、やはり狭き門になっていると言えます。
このような中で、他の受験生たちとの競争に打ち勝たなければならないのです。あなたは、何をもって勝負しようとしていますか。もう一度自己分析を行なってみてはどうでしょう。
国内中堅航空会社では、一般的に、平均年齢が若いため、29才というのは、むしろ後輩を指導する立場の年齢と言えるかもしれません。
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