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▼かよこさん:
CAの仕事は「人を見る・世話をする」のが中心です。そして、主役はお客様です。
一方、レースクィーンや芸能活動は、自分が主役となり、「人に見られる」商売です。自分の魅力をふりまき、観客から拍手やカメラのフラッシュを浴びます。水商売は、女の色気を武器に、男性を相手にする仕事です。そのため、どちらかというと服装やメイクも派手になりがちです。そのような仕事に慣れてしまった方は、CAになった途端に、あまりにも地味でハードな仕事であることを知り、ついていけなくなります。
CAは、お客様より目立たないようにします。決められた美容基準に従い、話し言葉や振る舞いに注意しています。たとえば、爪の長さは、手のひらを見て、指から爪が出ていない程度の長さに保たなければいけません。レースクィーンや水商売の人たちとはまったく違うものが求められます。内面的には、誘惑に負けない精神を持つことを要求されます。CAは、乗務先で滞在中は自由行動になるからです。CAは、いつでも慎重な行動を要求されます。
したがって、面接試験では、派手な印象や、遊んでいた印象を与える方は、評価が低くなります。そういう意味では、面接官は、応募者の品性をよく見ています。自分をよくしつけている方を好みます。
それぞれの職業は、求められるものが違います。CAに求められるものを身につけるよう自分をしつけているのでしたら、レースクィーンや芸能活動をしていたからダメということはありません。大切なことは、自分が人の世話をする覚悟があるかどうかです。
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