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▼匿名☆さん:
あなたは、たぶん、外資の中で、アジア系なら日本人旅客が多いので、英語はそれほど必要ないとお考えではないでしょうか。
旅客サービス上の観点から言いますと、たとえば、アシアナ航空のように、日本ー韓国線では、英語の必要性はそれほど高くありません。ところが、経験を積むようになると、米国線やヨーロッパ線も飛ぶようになると聞いています。これらの路線では英語を話す旅客が多くいますので、英語力が必要となります。
もう1つは、対本国人CAとのコミュニケーションと訓練の問題があります。長く勤めるようになれば、その国の言葉を覚えるようになりますが、当面は、英語でのやりとりになります。コミュニケーションとは「意思伝達」ですので、本国人CAを相手に、自分の意思を英語で伝達できなければなりません。
訓練は、すべて英語で行われることになると思います。そして、航空用語がどんどん出てきます。航空機関連、航空医学関連、救難訓練関連などをすべて覚えなければなりません。韓国系航空会社に入社した当塾会員の方からは、英語での訓練についていくのがとても大変だったと報告が届いています。
アジア系航空会社でも、シンガポール航空やキャセイ航空のように、英語が日常的になっている航空会社もあります。シンガポール航空では、本国人CAも、英語で訓練を受けますし、本国人同士でも英語でやりとりしています。これらの国では、国民自体の英語力が高いと言えます。他の国でも、CAになるような人は、英語力があると思ってよいでしょう。タイのCAなども英語で自分の意思を伝達できる方が多いのです。
面接は、最初の段階では日本語と英語になることもありますが、最後は、本国の採用担当者が面接をすることになると思います。その際は、英語でのやりとりとなります。日本語で面接をする目的は、応募者の日本語の丁寧度などを観察しています。
英語力の向上に苦労しているようですが、それは自分との戦いなのです。それを乗り越えないと、夢を実現するのはむずかしくなります。
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