パリ・ニューヨーク通信

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各地に住んでいる元CAに、その国の生活や文化を伝えていただくコーナーです。 ワシントン在住会員に加わっていただきました。ワシントンに移り住んだ元アジア系航空会社CA百花さんのアメリカ体験記です。

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百花のワシントン便りNO14  − 帰国の途へ−  

みなさんこんにちは。お元気でお過ごしでしょうか。

実は私、先週、日本に帰国しました。まだまだ時差ぼけが続き、毎日ボーっとしてしまうのが難点です。よく時差ぼけは「1日1時間づつ直す」と聞きますので、私の時差ぼけ全治回復までには14日間必要ということになります。今日は10日目・・・あと少し、がんばりどころです!

帰国までの1ヶ月の間は、家や電気、水道代などの解約、それから家具の処理や車の引渡しなどで、毎日慌しく過ごしておりました。加えて、仲間たちや知り合いの方たちへのご挨拶やお別れパーティなどがあり、毎日忙しく出かけていたので、時間がとても早く過ぎ去りました。

さて今回は海外から日本へ引っ越す際に経験したことを書きたいと思います。

まずは、家の契約解除の話から・・・。アメリカのアパート契約は1年もしくは2年契約になっていますので、引越し後もその契約期間が続く場合は、契約解除の際にペナルティーを払うか、または引き続き支払い続けないといけません。その場合は、自分で他に住んでもらえる人を見つけて来る方法もありますが、これは容易なことではありません。よくスーパーやインターネットの掲示板で、このような広告を見かけます。また契約解除に関しては、2ヶ月前に家主に報告しなくてはなりません。そして了承を得ると、退去日当日にアパートの管理係の人に部屋の中をチェックしてもらいます。

私たちの家は土足厳禁だったので、カーペットは基本的にきれいだったこと、部屋が全室真っ白だったので汚れがつかないように気をつけて生活していたことが幸いし、掃除代を何も請求されずにすみました。ちなみに、お風呂の隅に出てくるようなカビ汚れや、キッチン(特にガス周りの油汚れ)について、これは住んでいれば当然出てくる汚れなので、通常は何も請求しないということでした。また、釘や画鋲であいた小さな壁の穴についても、特に目立たなければOKということでした。ただし、壁でもカーペットでも、赤や紺のような目立つ濃い色はなかなか落ちないということで、もしこの色がどこかで見つかっていたら、とても高い値段を請求していたと言われました。日本では、基本的に、壁紙を張り替えて、畳もシンクもお風呂もきれいにして・・・と、どんどんクリーニング代金を値上げされるので、アメリカのかなりおおまかなチェックにはとても驚きました。

次に、家具の処分です。さいわい我が家では全て引き取って下さる方が見つかったのでラッキーでした。一軒家の場合は、週末に、「Garage Sale」や「Yard Sale」などで家具や洋服を安価で売りさばくこともできます。ちなみに、私のいらなくなった洋服や靴は、全て「Donation Box」という「寄付箱」に寄付してきました。この150cm×60cm程ある大きな箱に洋服を寄付すと、小児難病系のNGOにその洋服が届けられます。その後、それらの服が売られ、それで得たお金をNGOが資金として活用する仕組みになっています。こういったDonation Boxはいろいろな所に設置されています。

電気や水道なども解約が必要なので、電話とチャットを駆使してスムーズに解約を行いました。電気代は、使用開始の時に、電気会社にデポジットとして150ドル程を支払う義務があるため、最後の支払いはここから自動的に支払われるようにしました。この他にインターネットや携帯電話の解約等が残っており、これらはすべて解約する当日に、お店に出向いて解約してもらうという方法を取りました。(アメリカではこれが一般的であると教わりました)

ところで、日本では解約に関するお客様センターへの問い合わせは、電話やメールが頻繁に使われると思います。一方、アメリカではインターネットを使ったチャットでの問い合わせがよく使われます。私の経験では、メールでの問い合わせでは返事がなかなかもらえなかったことが多かったので、電話やチャットという手段を多用していました。チャットはかなり優れもので、簡単に手続きが済むために多くの人が利用していると聞きます。
 
アメリカでのいろいろな解約は、なかなかうまくいかないだろうと覚悟を決めていた私でしたが、実際は想像していたよりもスムーズに事が運んだので、とても安心しました。よく、「アメリカのサービスには本当にがっくりだよ」と聞きますが、DCでの対応はそんなに悪くありません。スタッフの方も親切な方が多く、電話やチャットでの会話の終了際には、必ず決まって「もっとお手伝いできることはありませんか?」、「すべて納得して頂けましたか?」と聞いてくれます。もしかしたら、ただ単に、私がラッキーだけだったのかもしれません。それでも、DCでのサービスは、他のアメリカの都市よりもきちんとしている印象が強く残っています。

アメリカでの生活を振り返ってみると、(もちろん楽しいことばかりではありませんでしたが)、本当にいろいろなことを学べたと思います。そして、なによりもアメリカでの生活は、自分の視野をとても広げてくれたと思います。土地がとても広いので、南と北ではまったく違う光景が見られますし、その地方独特の言葉の使い方やなまり、ものの考え方があります。また、アメリカは移民が多い(で成り立っている)ため、自分だけが英語を一生懸命話そうと努力することだけでなく、相手の話す英語も積極的に理解しようとする姿勢も学べました。そしてもうひとつ、私がアメリカで一番学んだことは、人種、性別、出身地、貧富の差などを越えた「平等の権利」という力です。これについては、これからも本を読んだりして、勉強を続けていけたらと思います。

当初はどうなることやらと不安だらけだったアメリカの生活ですが、こうやって無事終えられたことが何より嬉しいです。また何年後かに海外に出るとは思いますが、この経験を胸にしまって、次回の海外生活に活かせることができたらと思います。

これから海外生活を送る予定のある皆様も、お体大事になさって、有意義な海外生活を楽しんでください。

最後までおつきあいいただきまして、大変ありがとうございました。

これをもちまして「ワシントンだより」は完結となります。2011.01スチュワーデス塾

 
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百花のワシントン便りNO13  −ルイジアナ州ニューオーリンズ−  

こんにちは。クリスマスを終え、新年を迎えるDCの街並みは少し落ち着いたように見えます。

アメリカに来て友人もでき、2010年のクリスマスは、多くのパーティーに招待していただきました。フランス人、オーストラリア人、アメリカ人、フィリピン人のご家庭のパーティーに行ってきました。それぞれのお国柄が出ていてとても興味深いものでした。どこのパーティーでも郷土料理が出され、プレゼント交換をしました。

クリスマスのプレゼントは、ホストに直接渡すかクリスマスツリーの下に置いておきます。また、クリスマス料理として、丸ごと一羽のチキンやターキーをオーブンで焼き、男性がそれをナイフでさばき、皆で分け合います。クリスマスらしい光景で、子供たちもみんなで大喜びでした。

私はクリスマス休暇を利用して、南部のルイジアナ州(Louisiana)にあるニューオーリンズ
(New Orleans)を旅行してきました。

ルイジアナ州はフランス植民地時代の影響が色濃く残る州です。街の至るところに、フランス王室の紋章である白百合のマークが見られます。1900年台初頭には、英語の使用が禁止され、フランス語が話されていました。また、ルイジアナ州は、ミシシッピ川を利用した砂糖プランテーションが盛んなところでした。綿花の栽培(約3割程度)もしていましたが、この川による湿地帯のため、綿花には適さない土地だったそうです。この砂糖栽培は今でも続いています。スーパーに行くと、黄色の袋に入った砂糖「domino」が売られていますが、これがその砂糖です。(写真は映画「インタビューウィズバンパイア」などのロケーション現場になったプランテーション)

ルイジアナ州は、元々フランス領でした。そのころに、多くの黒人が、主に西アフリカから奴隷として連れて来られました。彼らは白人に売買され、損害保険もかけられて、はるばるアメリカまでやってきました。渡米中の船では疫病なども発生し、多くの人が命を落としました。アメリカに到着すると奴隷市場にて、年齢や職業スキル、体格などで値段が決まり、どんどん売られていきました。今回訪ねたプランテーションには、当時の奴隷価格が表示されていました。20代の働き盛りの男性で4万ドル、老人は1万ドル弱ほどで売買されていました(いずれも現在の価格に換算)。彼らアフリカ生まれ、アメリカ生まれ、混血などによっても値段が違います。彼らはプランテーションで過酷な労働を強いられましたが、カトリックに入信させられたため(フランス領なので)日曜はお休みでした。その日は仕事もお休みなので、多くの人々は音楽を楽しみました。その音楽がどんどんアメリカを北上し、ニューヨークにたどり着いて開花したのがジャズなのです。

ニューオーリンズの一角に「フレンチクオーター」という小さな古い街があります。そこでは路上で演奏をしている人達がたくさんいます。もちろんジャズを演奏しているレストランや、ジャズだけを聞けるホールもあります。ブロックごとにジャズバンドが演奏しているので、音楽につきることがありません。この街は、フランス植民地時代とその前のスペイン植民地時代(19世紀から20世紀初頭)の建物が残存しています。アールデコ調のバルコニーや他の様々なヨーロッパ調の建築が立ち並んでいます。この一角で一番有名なバーボンストリート(Bourbon Street)という通りでは、バーやレストランがところ狭しと並んでいます。そして、一歩横道に入れば、ヨーロッパ(フランス物が多い)の骨董品屋さんや、絵画屋さんがずらっとお店を構えています。まるでヨーロッパにいるような気分になれる、とても不思議な街並みです。

このフレンチクオーターは24時間、眠らない街でもあります。至るところに飲み屋やバーがあるのですが、これはプランテーション時代の閑散期(3か月)に憂さを晴らしに多くの農業従事者が遊びにきた名残でもあるそうです。

「南部の料理はおいしい」とたまに耳にすることがあります。ここニューオーリンズで、その言葉の意味を理解しました。ニューオーリンズでは、男が3人集まると、料理の話で夢中になると言われるほど、グルメな人が多いことで有名です。

クレオール料理やケイジャン料理という料理を聞いたことがあるでしょうか?クレオール料理とは、フランスやスペイン、アフリカなどの料理が混ざった料理です。白人などの裕福層の間で発展してきました。一方、ケイジャン料理とは、カナダのアカディア地方の人々が、ルイジアナに南下し、そこで自給自足の環境で発展した料理です。その子孫たちを“ケイジャン”と呼んでいます。その食材にはワニやザリガニなどが使われています。どちらの料理もとてもおいしく、また海に近い土地柄ということもあり、オイスターや海老も新鮮で食に飽きることがありません。また、皆さんは、「タバスコ」を知っていると思います。このタバスコは、実は、ニューオーリンズが発祥の土地です。レストランには、さまざまな種類のタバスコが用意されており、それぞれが違う味をしていて、これまたおいしいです。

南部の旅行は、これで2回目でしたが、どちらの旅行も非常に思い出深いものとなりました。北部に住んでいる私にとっては、南部とは異文化そのもので、アメリカの広さを痛感せずにはいられません。帰国も迫っているため、他に旅行に出かける機会はもうないと思いますが、このような経験ができてとても感慨深いです。またいつか南部に旅行に行けたらと願っています。

塾長より
植民地時代のアメリカには、イギリス人だけでなく、フランス人も多く入植していました。そして、故国を忘れないためにフランス語の名称を残しています。今回のニューオリンズのOrleansは、フランス語読みすると「オルレアン」です。お酒のバーボンウィスキーは「Bourbon」です。フランス語読みするとブルボン王朝で有名な「ブルボン」となります。当初は、フランス人が多く住んでいたことが分かります。その他にも、ロスアンジェルス(Los Angels)は、もともとスペイン語で「天使たち」です。それが英語読みになっています。カリフォルニアはスペインの植民地でした。アメリカには、このような地名や名称が多くあります。名前をたどっていくと歴史が分かります。

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百花のワシントン便りNO12  −食生活−  

前回お話しした11月の感謝祭(Thanksgiving day)が終わり、街の雰囲気は一気に年末のクリスマスモードに変化しています。さらに、不況だった2009年とは違い、今年のBlack Fridayは、値下げ率も高かったためか、お客さんの数も去年より増えたとかで、名前の通りBlack Fridayが迎えられたとのこと。(Black Fridayは「今までの赤字を一気に黒字にしよう」という願いを込めて名付けされたと聞いています)。今年は、ちょっとは景気がよくなったのかな?と、少しうれしくなるニュースでした。

この時期になると、ターキーやチキン、キッチン用品のコマーシャルが多くなるように感じます。

我が家は、なにかイベントがある際や、忙しい時に外食をする程度ですが、ここのアメリカ人は日本人よりも外食をする機会が多いようです。私の現地の友人たちは、結構、外食をしているようです。アメリカはチップの国ですので、チップ代はかかりますが、日本と比べて外食のほうがお得であるからとも言えます。ただ、アメリカのレストランは、ピザやパスタなど、油コテコテ系の料理や、イタリアンなどが人気のようです。

ドライブスルーも多いのですが、そういったレストランはファーストフード系やジャンクフード系が多いので、あまり身体によいとは言えません。

アメリカ人の食生活ですが、彼らにも、それぞれ先祖のお国があります。そのため、一概に「アメリカ人の料理とは・・・」と言い切れないところあります。それでも、日本人の私から見ると、前述のとおりで、あまりよい印象は受けていません。

こちらに住んでいる知り合いに聞いてみると、彼女の子供の通う学校では、いわゆる「給食」制度があります。(給食というよりはカフェテリアです。プリペイド形式で、親がカードを事前に購入・チャージし子供がそれを使う)。料理は自分で選択するそうです。

けれども、そのメニュー内容は、チキンナゲット、バーガー、ピザなど、あまり栄養を考慮していない内容だそうです。日本人の子供たちは、親がお弁当を作り、サンドイッチやごはんを持参する人が多いようです。ただし、DCでお弁当箱を入手するのはほぼ不可能です。

また、アイスクリームDayがある学校もあります。その日には、学校にアイスクリーム屋さんが来て、子供たちはアイスクリームを自由に買うことができるそうです。

このような子供時代を送れば、当然、大人もその習慣を引きずる可能性が高いですね。


夫に、アメリカ人の同僚のランチについて聞いてみると、サンドイッチはまだいい方だそうです。社員用カフェでは、ピザや缶詰に入っているスープを温めて食べたり、ブリットなどのメキシカン系を食べている人もいるようです。ちなみに、このブリットとは、クレープのような皮の中に、牛肉やチーズ、アボガド、マヨネーズ、BBQソースなどが入っており、これ1個で1000カロリーになる、恐怖の食べ物です(笑)。学校には、アイスクリームをすくってコーンに盛る器具も、ちゃんとあるようです。夏になるとその器具は大盛況のようです。

こんなアメリカの食生活状況を書いていると、なんて栄養を考えない人たちなんだ!と思われるかもしれません。

ところが、DCにはあまり太っている人を見かけません。先月、オーランドにあるディズニーワールドに行ってきましたが、全米から集まるだけあって、よくもここまで肥満になったなと思うような人たちがたくさんいて、驚いたことを思い出します。なぜなのかは分かりませんが、DCでは、女性も、日本人と同じような背丈の人を多く見かけます。太っていません。

私が小学生の頃、母親には、「アメリカの食品は添加物や消毒がまき散らしてあるから、危ないよ」とよく言われていました。しかし、あれから15年以上、アメリカ(DCですけれど)の様子はちょっとずつ変わり始めているのかなとも思います。

最近の話では、サンフランシスコではマクドナルドのおまけを禁止し、子供たちの肥満防止を目指す条例が可決されました(諸条件付きで来年12月から禁止される)。また、“Whole Foods”というスーパーでは、有機野菜や有機肥料で育てられた家畜などの肉や卵、牛乳など、オーガニック食品・製品だけを取り扱っているお店もあります。

これに対抗してか、その他の“Giant”などのスーパーでも、オーガニック製品の陳列棚が別に用意され始めたりしています。個人的な感想としては、オーガニック製品は同じ果物でも、甘みが違ったりして、やっぱり美味しいなと思います。それになにより安心です。

このオーガニックの食べ物は、とても人気があり、「オーガニック信者」のような人たちもいるそうです。しかし、やはり値段がそれだけするので、オーガニック食品がよくて、他の食品はだめだとしてしまうと、低所得者の人たちにとっては大変な話となってしまうわけで、こういった偏った考え方に対しての議論もあるようです。

日本は、食文化が豊かで、大変恵まれている国だと思います。ところが、日本も同じように肥満問題が広がっています。アメリカに来て太り気味の私も、人のことを言える立場ではありません。でも、体にも心にもやさしいもの、そういった食事を自分が提供できるように、栄養や献立作りなどをもう少し勉強できたらいいなと思います。 2010.12記

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百花のワシントン便りNO11  −感謝祭シーズン−  

みなさん、こんにちわ

ワシントンDCは、近頃ぐっと寒くなってきました。地域によっては、紅葉もすでに終了・・・というところでしょうか。それでも、気候は秋の陽気ですので、風さえなければ、お日さまがぽかぽかと体を温めてくれます。

ワシントンDC に隣接しているバージニア州では、シェナンドー国立公園がとても有名です。
「カントリーロード」という歌をご存じでしょうか?

あの歌の舞台になっているのが、このシェナンドー国立公園です。ここの紅葉狩りはとても壮大できれいなことで有名です。週末になるとピクニックやハイキングに来る人たちで賑わいます。ここは、野生の熊や鹿、ウサギなど、多くの動物に遭遇できたり、リンゴ狩りやプラム狩りもできるような、とても自然が豊かな場所です。

特に、「ルーレイケイバン」という全米屈指の鍾乳洞もあり、見応えも迫力も満点です。もしこちらに来る機会があれば、ぜひ足を伸ばしてみて下さい。

ところで、寒さといえば、私は冬が大の苦手です。いっそ冬眠できる動物になりたいくらい苦手なのです。みなさんも寒いのは嫌いですか?

アメリカの家では、「全館暖房」という設備が整っているところがほとんどです。この全館暖房は、日本の家のように、一部屋ごとを各部屋の暖房機によって温めるのではなく、家やアパートごとの暖房となっています。その暖房によって家全体が温まるという設備です。冬が大の苦手である私にとっては、救世主のような存在です。

こちらの家では、冬でも家の中で半袖で過ごしている人がいるのは、この設備によるためです。この全館暖房によって、家のお手洗いやバスルームが常に一定の温度で保たれるため、日本のように「寒い、寒い」といって、お手洗いに行くことがなくなります。

参考までに、私の住んでいるアパートメントは、冬でも、最低でも55-60F(15℃前後)に設定することが決められています。これは暖房器具に付随するパイプの凍結を防ぐためと説明されています。

このように家の中が暖かいと、外に行くのが億劫になってしまうのが難点でしょうか。それでも、私にとっては必要不可欠なものになっています。
「寒い、寒い」といっても、ここはアメリカ。暖房天国・・・。

そして、11月からはなんといっても「買い物合戦」です!

特に、11月25日から感謝祭(Thanks and Giving Day)が始まり、この日は実家へ向かう車で、道は大混乱になります。そして、毎年の恒例行事である「Black Friday」が始まります。このBlack Fridayとは、金曜夜中の12時からお店が開く、ある意味一大イベント。アメリカには多くのアウトレットがありますが、そのほとんどがこのイベントを開催していると思います。

「感謝祭」とは、その昔、入植者である白人がインディアンの協力と支援によって厳しい冬を乗り越えられた云々という話がもとになっているお祭り。アメリカでは、家族や親戚がそろって、ターキーやご馳走を食べる。日本のお正月の様子を思い浮かべてもらえるといいかも。だけど、私、ターキーはちょっと苦手なんです。

ちなみに、昨日のニュース番組では、1週間前の今日から、買い物のために、すでにテントを張って、準備をしているカップルを放送していました。す、すごい意気込みです!

このBlack Fridayは、日本でいう「福袋合戦」のような光景でしょうか。お店の前に、何時間も前から人が並んで、開店するのを待ちわびているのです。このBlack Fridayの他にも、デパートなどでは、”朝の4時に開店します”という広告を出したりしています。一度行ってみたいとは思うものの、行けるんだろうか・・・と、いつも弱腰になっています。

アメリカの友人たちはみな、「最近は、毎年、毎年、クリスマスが早くなっている」と口をそろえて言います。数年前までは、きちんと順を追って、「ハロウィン」→「感謝祭」→「クリスマス」というセールをしていたのですが、ここ最近は、ハロウィンと同時期に、クリスマスモードになるようです。これは、クリスマスに関わるものなら、お客さんもあまり躊躇せずに、買い物をするということからというように聞いています。

アメリカも不況なんです〜。ちなみに、去年は、クリスマスが終わっても、ずーっと、クリスマスの歌やセールが続いていたなぁ〜と思い返します。(バレンタインまで続いていたかな?)

日本もクリスマスやお正月に向かっているのでしょうか。ここ数年、日本で暮らしていませんが、私は日本のお正月が大好きです。それでも、アメリカにいる間に、この冬の季節を楽しみたいと思います。 2010.11記

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百花のワシントン便りNO10  −日本の母親−  

9月に、久しぶりに日本への一時帰国を果たしました。

久々に会う実家の家族、学生の頃の友人、親戚、そしておいしくてたまらない日本の食事!!これは本当に世界に誇れると、太鼓判を押してもいいくらい美味しい上に種類も豊富!何を食べても感動してしまう私でした。

アメリカに住んでいると、濃い味の料理に慣れてしまったり、外食でも焼きもの(grill)が多かったり、、そのいっぺん通りの食事に飽きてしまいがちでしたが、日本料理の素晴らしさに、「日本人でよかった〜」と幸せをひしひしと感じた日々でした。

さて、今回は久しぶりに日本へ一時帰国した私ですが、実家に滞在していたせいか、日本の「母親」たる存在の素晴らしさに感動してしまったのでした。

日本で育った私は、普段、その「日本の母親」の役割をまったく意識せず過ごしてきました。改めて母を傍で見ていて(近所やスーパーで見かけるお母さんたちも)、日本の母親はすごいなと感心したことがいくつかあります。その例を以下に挙げてみますね。

一、

まずは食事の場面からですが、朝から鮭などのお魚を焼いて食卓に出してくれたことです。アメリカで、朝から魚を焼いて朝食に出す家などどこにあるのでしょうか?以前、外国人のお友達に、「日本人は朝からお魚食べているのー!?」と驚かれたことがありま。もし出しているご家庭があったら、どこでその魚を仕入れたのかぜひ聞きたいです。やはり、日本の和朝食は、コーンフレークヤサンドイッチ、オートミールなどで済ませるアメリカの朝食とはだいぶ違います。栄養価も高いし、なにしろ美味しいです。もちろん、その分、手が込んでいるので、準備は大変です。家族のためと考えて毎日調理している日本の母親はすごいなと思います。

二、

次は洗濯の話です。洗濯機でじゃんじゃんお洋服を洗ってしまうのはどこの国でも同じです。違うのは次のところからです。日本では、洗濯機から脱水後の洗濯物を外に干しますよね?それがすごいのです。よく大家族の様子をテレビで放送していますが、どこの家も洗濯物をがんばって干しています。雨の日も、家の中で干したりと、これはかなり重労働ですよね。私の住む地区では、洗濯物を外に干してはいけないので、すべて乾燥機に回してしまいます。これは楽でよい反面、こんなにカラカラに晴れているのだから外に干せばすぐに乾く上に、環境にもいいのになあと、つくづく思わされる場面です。洗濯物を一つ一つ物干し竿につるしていくのは時間も手間もかかります。それを毎日こなしている日本の母親たちはすごいなと思うのです。

三、

洗濯に続いては、布団の話。先ほども書きましたが、私の住む地域では、家のそとに何かを干すことが禁止されています。私もこちらにやって来た頃、毛布をベランダに干そうと思って出したところ、アパートの管理人に注意されました。これは布団に限らず、マットでも布でも何でもです。理由は定かではありませんが、景観を損ねるからという人もいますし、はたまた一定の水準を満たす地域であることの証明(つまり、乾燥機を買えるくらいに一定の収入があるということの証しを見せるため)という人もいます。以前、ハワイに行った際に、カーテンは白くしなくてはいけないとか、ベランダに物をほしてはいけないなど、同じようなことを言っていました。とにかく、布団を干せないだけでなく、布団を干す文化がないので、私としては困ってしまうのです。ところが、日本ではお天気のいい日はみんなお布団を干しますよね。これも少々重労働ですが、やる価値はかなり大きいです。あのふかふかしたお日様の匂いって本当にいいものです。

四、

再び、食事ネタになってしまい恐縮ですが、「お弁当」についてです。
アメリカの子供たちは、お昼にサンドウィッチやチキンナゲット、ピザなどを持っている子が多いようです。ところが、日本では、日本のお母さんたちが作るお弁当は、中身の種類も多くて、工夫がこなされていますよね。冷凍食品も豊富で、美味しいお弁当作りに一役も二役も担っています。朝、子供たちが学校へ行く前にお弁当を作ってくれるお母さんたち。本当に感謝しないといけないです

以上、他にもたくさん例はあるのですが、ここらへんでおしまいにしようと思います。
いつもは、日本人として、アメリカ文化について思うことを書いていましたが、今回は、日本や日本人のよいところについて見直してみました。外国に住んだり、外国に行ったりする機会の多い人は、もうすでに、多くのことを感じていると思います。私もそんな中の一人として、日本の文化の素晴らしさを再確認・再認識すると共に、日本人であることに幸せを感じたのでありました。

今度、いつ里帰りできるか分かりませんが、アメリカに住んで、逆にどんどん日本が好きになっていくようです。不思議ですね。また美味しいもの目当てに、日本への一時帰国を楽しみにする私でした。 2010.10記

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百花のワシントン便りNO9  −買い物の話(続き)−  百花から塾長へ 

ワシントンDCの地理ですが、こちらに住んでいる人たちはワシントン界隈地域、つまりバージニアの北部(Northern Virginia)や、メリーランドのベセスダ付近あたりまでも、ワシントンDCと呼ぶので、その意識上のDC境界線はかなり曖昧なところがあります。

ところが、ご存じの通り、各州で州法が違うため、各種税金も異なるばかりではなく、営業法もすべて違うため、たとえばDCで営業しているタクシーはメリーランドやバージニアでは営業ができません(他州での営業許可が無い場合)。具体的には、DCでお客さんを乗せ、バージニアまで送り届けても、バージニアからはお客さんを乗せる事ができないため、タクシーの運転手はDC以外の目的地に行くお客さんを嫌がります。

また、一般的には消費税のことをConsumption Taxと言いますが、アメリカではValue Added Tax(略してVAT)と言います。

バージニア州では、一般的な食料品は2.5%ですが、レシートにはCandy & Snack Taxは別枠で2.5%と書かれています(同じ比率ですが)。ホテルは10.25%、レストランは3.5〜8.5%、酒4.5%、たばこは20本につき30セント、電話、電気、水道などはだいたい0〜25%です。

バージニアでは、州税(VAT) と地方税(Tax)に区別されますが、前記のレートは両者を含んだものです。また、同州内でもCountyによって課金率が違うため、税金にもばらつきがあるようです。ワシントンDC内は、驚くことに、食料品、電気、電話、ガス、水道のTaxはなしです。消費税は州税のみ。

MD(メリーランド州)は、食料品、電話、水道はTaxはなし、電気、ガスは各5%消費税、ホテル、レストラン、酒はそれぞれ5%です。

今回、改めて調べてみて驚きました。でも、DCは、道はでこぼこですし、教育水準もものすごく低く、更にSouth Eastという地区は毎日殺人事件が起こるほど治安が悪いです。それを考えると、もう少しTaxを上げて、治安のよい街づくりができないものかと思います。でも、官公庁の建物ばかりなので、Taxをとれる場所が少ないのが現実です。

中華料理店やベトナム料理店は、カードが使えずキャッシュのみが多いです。
なぜなのか分からないので、今度お店の人に聞いてみます。
また、客の立場としては、中華料理店はカード詐欺が多いと聞くため、カード使用を躊躇していまいます。以前、義理の両親がNYに住んでいたのですが、「NYのチャイナタウンでは絶対カードは使わないこと」と何度も注意されています。これは、カード詐欺が頻発しているためと言っていました。私としては、上記のこともあり、おそらくカード会社が契約をしたくないのでは・・・と思っています。

アメリカ人は確かに紙を使いすぎです。しかも「ニューヨーク・パリ・ミラノ通信」ページのエッセイ「使い捨て文化」に記載されているように、なんでもかんでも捨ててしまいます。ところが、土地柄からでしょうか、ここら辺の人々は、食料品の買い物の際、「My bag」日本語で何というのでしょうか?」を持って行く人がとても多いです。お店も積極的にこのBagを売っていて、1ドルで買えることがほとんどです。まだまだ日本には到底及びませんが、アメリカ人もちょっとずつ、意識が変わってきているようにも思えます。

ナイキ(NIKE)では、使い古した運動靴を集めています。靴底にあるゴムの部分を再利用して、運動場のトラックを作っているそうです。洋服なんかは、「Planet World」という小さな倉庫があり、そこに持っていくと貧困国に送られるそうです。

塾長と同じように、私もペーパーキッチン派ではありません。
日本から「台ふきん」をちゃんと持ちこんでおります。なにか、水分をこぼした際に、ペーパーを使うのはもったいないなあと思ってしまいます。フライパンについた油も新聞紙を利用して拭いてしまいます。


最近の主婦の方は、あまり「絞り」作業をしないのですね。おもしろいなと思いました。私は毎日何度絞っていることでしょう・・・。私の母は物を大事に使い、色々と再利用をしていたので、私にとってはそれが自然です。「もったいない」という意識や感覚って、どこから来るのでしょうか。一昔前に、「mottainai」運動がはやりましたがどうなったのでしょう。私はその感覚を大切にしたいと思います。

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塾長から百花さんへ   

こちらで、ワシントンDC周辺の地図を入れてみました。私自身も、地理があやふやなところがありますので、あなたのエッセイを読みながら、位置関係をもう一度把握しようと思っています。

米国では、消費税は、州によって税率が違うと聞いています。昔、ヨーロッパ便は、すべてアラスカのアンカレッジ経由でした。アンカレッジでCrew交代がありましたので、Stayしていました。アラスカでは消費税はありませんでした。バージニア州も、変則的に無税になる時期があるのですね。おもしろいです。

ところで、アメリカでは、消費税のことを英語で何ていうのですか。Consumption Taxでよいのでしたっけ。欧州では、ほとんどの国がVAT(Value Added Tax付加価値税)を使っています。

カードが使えない中国料理店が多いと書いてありますが、これは、カード会社が中国料理店を信用していないためカード決済契約を結ばないのか、中国人が現金商売を好むからなのか、ちょっと興味がありますね。

最近、日本でも、アメリカのまねをして、キッチンペーパーを使うようになりましたが、これこそ、紙のむだ使いのような気がします。台ふきんやぞうきんを使うことのほうが、紙の大量消費を抑えるので環境によいはずです。私みたいな古い人間からすると、キッチンペーパーは商業主義と物質主義の産物のような気がします。あなたも、たぶん、同じことを考えていると思います。

うちの息子を見ていると、食事中に、テーブルにつゆやたれをこぼすと、ティッシュペーパーでふき取ります。私は、それが嫌いで、よく注意します。台ふきんで汚れをふきとれば、その分、ティッシュを使わないで済むからです。汚れを拭いた台ふきんは洗えば、何度でも使えるのに・・・と思うのです。それに濡れたふきんだと汚れがきれいに拭き取れます。とにかく、やたらとティッシュを使います。たぶん、今の主婦は、調理台やガスまわりの汚れとりも、すぐにキッチンペーパーを使うのではないかと思います。最近は、手を濡らしたくないのか、ぞうきんや台ふきんを絞ることが少ないです。

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百花のワシントン便りNO8    - 買い物の話 -

そろそろショッピングモールの店頭には、秋物の服が並び始めています。それと共に、夏物のバーゲン合戦が繰り始められる頃になりました。8月6日〜8月8日の3日間は、バージニア州での買い物が免税となるため、この日を狙って買い物に行く人がたくさんいます。

ちょうど去年の今頃、その様子をTVニュースで放映していたのを思い出します。仕事を終えた金曜の夜から、店頭に並ぶものすごい人の数!!長蛇の列に長時間並び続けることができない私は、尊敬の眼差しでそのニュースを眺めていました。一年が経つのは本当に早いものだなあとつくづく思います。

バージニア州はどこ

<アメリカ(ここDCで)で高いもの!>
私はアメリカでのお買い物が好きです。お店はすごく広くて、天井も高いので、ゆったりとした気分で商品を見てまわれます。そして、あっという間に時間が経ってしまいます。アウトレットのお店も多いので、お手ごろな値段ということもあり、いろいろと買えてしまいます。ところが、楽しいお買い物にもかかわらず、「たっかいな〜」といつも首をひねってしまうものがあります。

それは何だと思いますか?正解は「紙製品」です。これはアメリカだけでなく、他の国にも共通することかもしれません。たとえば、アメリカでは(DCは特に物価が高いですが)、ティッシュケース5箱セットで8〜10ドルはします。先日、トイレットペーパー30個セットを買ったのですが、セールにもかかわらず28ドルもしました。しかも、こちらのトイレットペーパーは、日本と違って、すぐ終わってしまうので、一度にたくさんの量を買わないといけません。また、日本では「台ふきん」といって、台所で使うふきんがあります。こちらでは、その代わりに「キッチンペーパー」を使うことが多く、キッチンペーパーもたくさん売っています。1ロールで3ドルくらいします。

紙製品を高いと感じるのは、私が日本での価格を知っているからだと思います。もちろん、もう少し値下げはできるとは思いますが、高いからこそ紙製品を大事に使う人も多いかもしれない。そして、これって、環境にいいのでは?と自分に言い聞かせるようにしています。とにかく、紙製品が高いなあ〜とつくづく思うのです。

<お支払方法?>
さてさて、買うものが全てそろったら、今度はレジにてお会計ですね。
アメリカでのレジカウンターは、多くの場合2種類あります。
一つは、対人式(お店の人がレジを担当する)と、もう一つはself-check out式です。
これは自分でレジマシーンを使って(といっても、ただバーコードを機械にあてるだけですが)
支払いも自分で済ますやり方です。もちろん現金での支払いもOKですが、アメリカはやっぱりカード大国!加えて、$50以下の支払いであれば、サインもしなくていい場合が多いので、買い物もらくちんです!(でもカード犯罪は怖いですよね)

これは、余談ですが、私はこちらに来てから、お財布の中にあまり現金を持たなくなりました。なぜならその必要がないからです。駐車場の支払いも、切符の購入も、たった44セントの切手の購入も、本当にすべてにおいてカード払いが可能なのです。友人と食事に行って割り勘をする時も、それぞれが自分のカードを出して、お店の人に合計額を割ってもらってからチャージしてもらいます。ですから、支払いは「現金のみ!」なんて言われたら、「あらら!?」とびっくりしてしまいます。(通例として中華料理店ではカードでの支払いができないと思った方がよいですが・・・)

もちろん小切手も使用可能ですが、今は大金の支払いや郵送での送金以外にはあまり使われない印象があります。小切手の良い点は、インターネットバンキングからでも、即座に、VOID「取り消し」ができること。つまり郵送などで紛失した可能性のある場合は、すぐに取り消しが可能で、より安全ということなのです。このほかには、Money Orderなどもありますが、これは先方からの指示がない限りあまり使われません。郵便局や銀行、食料品店にも売っています。

もしあなたがアメリカに来る機会があれば、どのように支払いをしますか?為替の問題もあるので、むずかしいところですが、自分に合った方法が見つかるといいですね。ただし、現金の場合は少額でないと嫌がられたり、おつりがないと言われたりします。私自身、渡米して以来、$100札を見たのはいつだったか覚えていません。笑

<ドライブスルーしよう!>
ドライブスルーと聞いてとっさに思い出すのは、やっぱりマクドナルドでしょうか??
いやいや、車大国のアメリカにて、マクドナルドだけがドライブスルーなんてことはありません!
私が目撃したドライブスルーを挙げてみると・・・
・スターバックス(あちこちにある)
・銀行  (ATMに寄り添う感じで車を止め、車から操作を行う)
・ドラッグストアやクリーニング屋さん(何千もある薬をどうやって探すんだろう・・??)
・クリスピークリームは24時間!
その他、レストランなどのドライブスルー  等々

食べ物のドライブスルーは便利でいいなと思います。ところが、銀行のATMともなると、若干「安全は大丈夫かしら?」と思うこともありますが、慣れればなんともありません。車から降りなくてもよいので、便利ですし、早く用事を済ませることができます。

アメリカは、以上のように、買い物の仕方も日本と違います。最初は戸惑いますが、やっぱりお買い物はどこの国でも楽しいものですよね。こちらは夏のセールがまだまだ続くので、存分に楽しもうと思います!    2010.08記

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百花のワシントン便りNO7  - 「年齢」は何で測るもの??-

こんにちは。お元気でお過ごしでしょうか?

今月は西海岸で、夏休み休暇を過ごしてきました。初めて行ったサンフランシスコ♪とってもすてきな街でしたが、思ったよりも寒くて(日中でも16度程度)ぶるぶる震えていました。サンフランシスコから車で40分程の所に、ワインで有名(になりつつある)ソノマという土地があります。ナパよりも新しいワインの産地ですが、太陽の光をたっぷり受け、丘陵に広がるワイン畑は、とっても気持ちがよく、気分爽快になります。所々で試飲をして楽しみました。私はアルコールにとても弱いので、ワイン話はここまでにします。(笑)

それからもうひとつ。西海岸と東海岸の人の気質が違うものだなと思いました。

私の印象としては、西海岸の人は、柔らかい印象(さっぱりしていて、にこにこしている)ですが、仕事はちょっと適当なところがあるなと感じました。たとえば、空港で自動チェックインの際に、機械が故障気味なのか、搭乗券が機械の中に詰まってしまったので、係員の人を呼んだところ「I am not an engineer!」と言い、どこかに行ってしまいます。他の場面でも、「これについて、私は知らない」や「私の仕事ではない」で、済まされることが多く、ちょっと困ってしまいました。一方、東海岸(DC)の人は、私個人の印象としては、日本人に似ているというか、生真面目な人、細かい人ということが印象的ですが、仕事においては、丁寧で、helpfulな態度がよく見受けられます。アメリカは日本の土地の23倍だけあって、人間の気質も違うようですが、それを感じることも旅の一つの楽しみになっています。

さて、今回は「年齢」をテーマにお話ししたいと思います。

(前提として、私はここ数年、日本から離れてしまっているため、今の日本の流行については詳しく分かりません・・・)

日本においては、CA受験だけでなく、就職や転職においても、「年齢」がつきまとい、それがネックになることもありますね。初めて「アラサー、アラフォー、アラフィフ」という言葉を聞いたとき、すごく驚きました。日本人は、年齢へのこだわりがとても強いし、それをビジネスすることに長けている人たちだと思います。そして、男性の女性への見方も、「年齢」に関係しているようで、ファッション雑誌には、「モテ服、マイナス5歳服・・・」と書かれているので、「これはカルチャーショックだわ」と思ったこともありました。化粧品についても、年齢層で分けているし、サプリも、持ち物も、すべての「物」に「年齢」が与えられているような気がします。

対象的に、ここDCでは、そのような「年齢」というキーワードはあまり聞かれません。もちろん、しわ取りクリームなどはあります。就職に関しては、応募者の年齢を選別の対象にするのではなく、個人がもつスキルや経験を重要視するので、応募者は、まず自分には何ができるのかという事実を認識することが大切です。

以前、こちらで、ESL(英語学校)に通っていました。そこには就職対策の授業もあり、アメリカの履歴書の書き方やスタイルについても学びました。企業によって多少の違いはありますが、こちらの履歴書には、年齢や性別、(写真も)について書く欄がないことが多いのです。その代わり、学歴や職歴について(少し大げさと思うくらいに)たくさん書く欄があります。実際のものを見ると、すごく上手にその方自身を表現しているので、この私でも実物に会いたくなりました。

アメリカ人を見ていると、「もう私は歳だから」的な考えが少ないように思います。

私が通っているHot Yogaスタジオにも、60歳以上のすてきな方たちも通ってますし、皆さん、とっても元気でいらっしゃいます。街を見渡せば、女性は赤やピンク、コバルトブルーのマニュキアをしてます。この前は、90歳で大学を卒業した男性についてニュースで報道されていました。大学や学校が、「学びたいときに学べることを学ぶ」というスタイルをとっているように、皆さん、本当に色々なバックグラウンドを持っていて、さまざまな生き方をしています。

もちろん、年齢に準じた服装や態度、マナーやエチケットを持つことは大事です。年齢を重ねることで出る、「凛とした美しさ」や「物腰の柔らかさ」については、私もとても憧れますし、そういう資質を持っている方を尊敬の眼差しで見てしまいます。こちらにいる日本人の方にも、たくさんいらっしゃいます。

ただ、「アラフォー」などという言葉で、自分自身を縛り、本来の自分の良さを限定してしまうことは、もったいないないし、残念だなという気がします。自分らしさを求めて、生き生きと働いたり、目標に向けて努力することは、「年齢」だけでは測りきれない可能性であるし、なによりも魅力的なことだと思います。そして、そうしたポジティブな気持ちを持つ人は、表情によく表れます。それに、肌や肉体の衰えとは別に、気持ちや心構えで、「年齢」はどんどん変わってくるものだと思います。

体が健康であるうちは、まだまだ興味のあることに挑戦していき、いつまでも「心」は若くいたいな〜と、まわりを見ていてつくづく思わされます。そういう私も、今日も基礎化粧品で、肌のハリや質を維持しなければー!と願い、試行錯誤するのでした。(笑)

P.S. ワシントンDCは、記録的な猛暑です。フライトや旅行で来る方、くれぐれもHeat注意報をご確認いただくことを、お勧めいたします。

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百花のワシントン便りNO6  - 出征兵士を見送る-

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

日本はそろそろ梅雨入りでしょうか。ここDCでも、梅雨の代表的な花である紫陽花(あじさい)がたくさん咲いています。日本と同じように白やピンク、青など様々な色で元気に咲いています。他にも、私が知らない何千種類という花がきれいに咲き誇っています。

前回のエッセイで、ボランティアについてちょっと触れましたが、私は、現在、週2回ほど、“ケアファンド”(http://www.jacarefund.org/)というNPO組織で事務のお手伝いをしています。

ここでは、図書館を開放したり、生活に関するさまざまな勉強会やハイキングなどのイベント、文化クラス、高齢者のためのヘルプサービスなどを行っています。在米期間がうん十年という方が多く、私のようなDCビギナーにとっては、とても心強い存在です。明るく、助け合い精神豊かな人達の中にいると、人として本当に学ぶことが多いです。ここで教わった、「笑うことは卵3つ分の栄養!」という教訓は、いつも胸にしまっています。

お昼には、ポットラック(Potluck各自が持ち寄ってみんなで分けて食べること)形式で、皆でおいしくいただいています。みんなが持ってきた料理の作り方を教え合ったり、ケアファンドで出版している料理本(Cook Book:1冊15ドルで日英構成。簡単な食材で調理できるもので、外国人に日本料理を紹介するときにも役立っています)について話したりと、お料理についても学ぶ機会が多くなりました。せっかくアメリカにいるなら、アメリカのボランティアをするのもよいですが、このような日系人の方や在米期間の長い方、国際結婚をされた方の中にいると、日米の違いや長いことアメリカで生活している人たちの知恵などを発見したりと、とにかく面白いことがたくさんあります。みなさんも、ぜひ自分に合ったボランティアを見つけられてはいかがでしょうか。

先月のある週末、知り合いのアメリカ人のパーティーに招待され、さっそく行ってきました。そのパーティーの目的は、ホストご夫妻の息子さんがアフガニスタンヘ出兵するため、日本で言ういわゆる「壮行会」を行うことでした。

昨年(2009年)10月には、ノーベル平和賞を受賞したオバマ大統領ですが、同年12月には3万人規模のアフガニスタンへの増派を決定しました。今回、彼が出兵することになったのは、このような背景が理由でした。

DCに住んでいると、あまりに平和なため、ついアメリカが戦争しているということを忘れてしまいます。それでも、街のスーパーの掲示板には、その地域出身で、戦争で亡くなった方々の写真や、家族や友人からのメッセージがところ狭しと並んでいます。また、同じくローカルニュースでは、戦争で命を落とした人について、その顔写真と彼らの情報を放映しています。さらに、使い古しの携帯電話を軍に郵送してくださいとうメッセージと共に、携帯電話を入れる小さなビニール袋が郵便受けに届いていることがあります。これは、現地にて戦っている兵士たちに送るもので、彼らがこの携帯電話を使って家族と連絡を取るためのものだと説明書きがしてあります。

このように、身の回りをもう一度よく確認してみると、「戦争」はちゃんと存在しているのです。今回、出征兵士の壮行会に招待されてから、なんとなく「戦争」という現実を考えるようになりました。

さて肝心のパーティーですが、まずはプレゼント選びから。これもなかなか難しいのです。何せ、今まで戦争に行く人にプレゼントなど買ったことなどないのです。戦地で荷物にならないもの、彼に気に入ってもらえるもの、しかも、彼は20歳になってないよな〜・・・(しかも兵士って何を持って行ってよくて、なにが駄目なのかも分からないよ!!)と考えた末、現地に持って行っても邪魔にならない小さな写真立てを送ることにしました。アメリカでは家にたくさんの写真を飾っている人が多いので、これは喜んでもらえるかもという考えでした。パーティ会場には、彼の友人やご両親の親戚やご近所の方、軍関係の方など、たくさんの人で盛り上がっていました。ご自宅のとてもすてきなテラスでのパーティでした。

私には、かつての日本が、出征する兵士に、「万歳!」といって見送るイメージが強かったのですが、そんな光景はどこにもなく、シャンパンやワイン、美味しいお料理で、会場はとても盛り上がっていました。ただ、やはり、ご両親は複雑なお気持ちだったのか、表情を曇らせる時もありました。

戦争放棄をした日本ですが、こうやって身近に出征する人がいると、「戦争」が他人事ではなくなるような気がします。それは、国籍や人種や宗教を越えて、人が「平和」が一番いいことだと、心では分かっているからだと思います。

いったい戦争はいつ終わり、いつなくなるのでしょうか。逆に戦争が終われば、必ずどこの国も幸せになるのでしょうか。ただ私が思う事は、「命」は尊いということです。

今回のパーティで戦争という現実がぐっと近くなりました。みなさんが「戦争」を身近に感じ、考えるきっかけになるのはどんなときでしょうか?私は今回をよい機会に、もう少し「平和・戦争」について考えてみようと思います。2010.06

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百花のワシントン便りNO5  - ボランティア活動開始 -

「ハクション〜 !!!!!」と、胸が痛くなるほどくしゃみが出るし、鼻みずも出るこの季節。ここ数週間、日本の梅雨のように、雨がぽつぽつと降っていたので、雨粒と一緒に花粉も流されていくんだわ♪と気軽に考えていたのが間違いでした。

ここDCは、全米でも、木の種類が圧倒的に多い土地らしく、アレルギーになってしまう人がたくさんいるそうです。そのため、この時期の薬局やスーパーでの目玉商品は、ことさら「アレルギー対策」。ところが、アメリカでは、マスクやメガネ(花粉症用)やサングラスをする人が誰一人いないため、私はマスクをする勇気がなかなか出ないのです。以前、風邪を引いたときに、マスクを着用していたのですが、「なぜマスクをしているの??何か変わったことでもあった?」とか、挙句の果てには、「ガス漏れかい?」なんて聞いてくる人もいました。マスクだけでもこの文化の違い。個人的には、このマスクの素晴らしさを、世にはびこる悩めるアレルギー患者の人々に伝えたいのに〜!という気持ちで一杯です。でもここは外国。“郷に入っては郷に従え”と自分に言い聞かせるように、私もしっかりとアレルギー用の薬を飲んで、くしゃみと戦っています。

この天敵「花粉」ですが、たとえば、木の下に、車を1時間ほど駐車しておくと、ガラスや車のボディーにしっかりとくっついてしまいます。フロントガラスはこの花粉によって曇ってしまうほどです。早くこの季節から抜け出し、薬とおさらばの日を迎えたいものです。


さて、今日はボランティアについて少し書きたいと思います。

DCではボランティア活動がとても盛んで、たくさんの種類のボランティアがあります。ホームレスに食事を直接配る仕事、その食事を運ぶ仕事、その食事を用意(調理)する仕事、その食材を調達する仕事、その食材を保管する仕事、動物を保護し里親先を見つける仕事、自然保護活動、施設の子供たちへの援助、レスキュー、DVや離婚相談の受付、図書館での活動、Teacher Assistant、病院での活動などなど、挙げたら切りがないほどです。些細なことから、ちょっと大きな仕事まで、たくさんのボランティアがあります。

インターネットでも、ボランティアを探すためのサイトがあるため、比較的楽に見つけることができます。種類によっては、小学生くらいの年齢からできるものもあるし、100歳に近い方々が参加しているものもあります。要は、「自分ができる範囲で参加する」という考え方です。
 
私もボランティアに参加したいと思い、こちらにやって来たときには、いくつかのボランティア先を捜し出し、応募してみました。これらの受付先でまちまちです。たいていは、ボランティアに参加するためには、日本の就活のようにしっかりと履歴書を提出し、面接を受け、オリエンテーションに参加しなくてはなりません。お恥ずかしい話ですが、私は日本でボランティア活動をした経験がありませんでした。履歴書提出を要求されるとはつゆ思わず、たいへん驚きました。一方、履歴書を送っても、返事をもらえないことも多く、返事があったとしても、断れてしまうこともありました。正直、ボランティアなのに面接に落ちてしまった時には、とってもがっくり・・・。やる気満々だったためショックでした。

それでも、気を取り直し捜索開始です。私を受け入れてくれたところは、日本人や日系人の方々が集まるボランティア先でした。DCとはいえ、日本人や日系人、国際結婚をされた方々は想像以上にたくさんいます。そういった方々(特に高齢の方々)が交流できる場所で、とてもアットホームな雰囲気なこの場所を、私はとても気に入っています。私は主に、簡単な事務作業のお手伝いをさせて頂いていますが、ここから学ぶことはとても多く、いつも楽しく通わせていただいています。いつかこの日系社会などについて詳しく書けたらと思います。またDCには、このように日本人の方が集まってサークルや習いごとを開催している場所があり、みなさんの交流の場になっています。

私は、この他に、ボランティアで、お習字を2週間に1回の割合で、自宅で教えています。目的は「文化交流」であり、日本の文化を紹介することです。生徒さんは外国人の方ばかりで、そのお国柄も、オーストラリア、チェコ、フィンランド、ルーマニア、アメリカ、フィリピンなど、とてもインターナショナルで華やかです。しっかりと習いに来る人もいれば、ウオークイン形式で1回だけの方もいます。少しでも日本を知ってもらえる絶好の機会ですので、来てくれる方たちにはいつも感謝の気持ちで一杯です。

といっても、みんな筆も持ったことのない初心者ばかり。左利きの人に教えるのはとてもむずかしいですし、足を組んで書く人もいれば、紙を二重にして書く人もいます。今まで当たり前だと思っていたことが、外国人を目の当たりにすると、当たり前でなくなるのですが、それが逆に新しい発見となり、日本の文化や習慣を反射鏡のように写し返してくれるので、とても新鮮で面白いです。

ボラティアは与えるだけのものと思ったら大間違いで、自分も何かを得るとてもいい機会です。私は日本ではボランティア経験がありませんが、帰国したら、何か自分でできるボランティアをしたいと思っています。身の回りで、自分のできることから始めていきたいと思います。 2010.05記

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百花のワシントン便りNO4    - 大使館まつりと南西部旅行

今年は異常気象なのでしょうか?5月というのに、日中は30度を超える日もあり、夜は蒸し暑くて、窓を開けなければ眠れないようになってしまいました。日中の日差しは本当に厳しい!地図上では、確かすぐ上はカナダだった気がするのに・・・。こんなに暑いのはなぜでしょう?日焼けに、シミ対策が欠かせません!
 

DCは各国の大使館がひしめきあっているのですが、先週その大使館が一般公開されるというOpen Dayがあり、さっそく行ってきました。他州からも、観光バスで来ている人たちがたくさんいたので、お祭りのような雰囲気。私もふだん入れないので、この日を楽しみにしていました。

          DC・・・ワシントンDCのこと

このOpen Dayは、ボランティアと大使館員によって開催されているのですが、来訪者には、「DC Embassy Passport」なる冊子が配られ、各大使館を訪れた時に、そこのスタンプを押してもらえるという仕組みでした。我が家が一番に訪問したのは、友人のいるタイ大使館でした。民族衣装をまとったとてもきれいなお姉さんたちが出迎えてくれました。会場では、タイのごはん、お菓子、マッサージ、ムエタイや民族舞踊などが催されていて盛り上がっていました。アメリカにいるはずなのに、大使館の中はアジア一色!!不思議な空間でした。

その後、ヨルダン(女性の民族衣装がまぶしかった。笑)、パキスタン(音楽に合わせてみんな踊っていた)、エチオピア(コーヒーを火であぶっていました)、ナイジェリア(料理を無料で配っていました)、バングラデシュ(自国の政策や発展状況を説明していました)など、ちょっぴりアラビックな国を回り、インターナショナルな気持ちになって帰宅しました。どこの国でも、自国の代表料理や飲み物、音楽、民族衣装などを展示したり、振る舞っていたりしていて、とても楽しい思い出ができました。

もちろん、このOpen Dayに参加していない国もたくさんあります。ヨーロッパ系大使館は、ヨーロッパ諸国同士で、他のイベントを開催していたりしました。

アメリカは多民族多文化の人々が住んでいるといいますが、本当にその通りで、DCにはまだ自分の知らない大使館が存在していると思うと、また次回参加してすべての国を回ってみたいと思いました。 
  
さて、帰宅後、その足で空港に向かい、南西部のアリゾナ、ネバダ、カリフォルニア旅行に行ってきました。目的は、グランドキャニオンなどの国立公園に行くこと。東部にも国立公園はたくさんあるのですが、やっぱりサボテンやロッキーな山が見たい!!と思い、一路南へ!

 

 

 

 

DCからは、ソルトレークを経由し、その後、ラスベガスへ向かいました。合計約6時間の空の旅。国内線とはいえ、日本と比べものになりません。今回、デルタ航空を利用したのですが、飛行中もWiFi(無線LAN機器相互接続)が使えるのでおどろきました。預け入れ荷物は、すべて有料なので痛いところですが、米国ではほとんどのエアラインがこのような状況です。DCとネバダ(南西部)間では、3時間の時差があります。ちなみに、ネバダ州の下(地図上)にあるアリゾナ州は、夏時間を採用していませんので(ナバホ族居住地を除く)要注意です。

ラスベガスは、カジノの街であるが故に、空港の至るところに、スロットマシーンが置かれているので、おかしくて笑ってしました。夜の街は、ネオンがあやしくも元気に光っていて、「これぞアメリカ!」というようなビッグなイメージ。意外だったのは、カジノ以外は、本当に安いということ。食事はビュッフェスタイルがポピュラーなのですが、安ければ3ドルくらいからあります。高級ホテルでさえ30ドルしません。ドリンクはもちろん無料。あの有名な噴水のショーだって、観るだけは無料。

そして、ホテルの作りもおもしろいんです。時間が分からないように窓がなかったり、レストランなどに行くにも、必ずカジノを通過せねばならないし、時計はもちろんありません。ホテルの部屋には、冷蔵庫やテレビがないところも多いらしく、これは飲み物を買うのもカジノを通って売店に行ってくださいということらしい。どこのホテルも駐車場がタダなのはうれしいです。

要は、「他はすべてホテルが負担するから、とにかくカジノでお金を使ってください!」ということなのです。ということで、この私も、例に漏れず、いざカジノへ!といっても、小心な私は、スロットマシーンへ着席。意外なことに、1セントや5セントからできるものもあるので、とりあえず5ドル賭けてみましたが、これがけっこう簡単でおもしろいんですね。3ドルもうかったり、損したりで、結局、遊んで終わってしまいましたが、カジノにのめり込んでしまう人の気持ちが、少し分かってしまった気がしました。笑

サボテンの咲く、広大で乾いた大地に、グランドキャニオン(雪が降っていて寒かった!)をはじめ、セドナやデスバレー、ブライスキャニオンなどの素晴らしい景色が広がっていました。不思議なことに、ドライブの途中、車から降りると音ひとつしないのです。生活している中で、まったく音のない世界ってなかったので、これには驚きました。

そんな広大な景色は、人間の生きている時間がほんの点にしか過ぎないこと、そして、自分の悩んでいることがほんの小さなことに過ぎないことを感じさせてくれました。たまには、こんなに広すぎる大地にやってきて、日常を忘れて思いっきり遊んで、思い切り感動するのって必要なんだなと痛感しました。

その後、DCに戻りましたが、暑いこと暑いこと。
サボテンと崖っぽい山しかなかったアリゾナと比べても、緑が多いにもかかわらず、DCは暑いのです。湿気が多い分、ジメジメしているらしいのですが、日本人の私からすれば、ここも乾燥しているじゃないか!と言いたいくらいです。梅雨がないのはありがたいですが、干からびないようにくれぐれも注意して生活していこうと思います。2010.05記

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百花のワシントン便りNO3    - 桜の季節

こんにちは。早いもので、もう4月になってしまいましたね。
4月といえば、桜が咲き、心地よい春風が吹くころ。気持ちもわくわくしてきますよね。
昨年は、ワシントンDCに、100年に一度という大雪が降ったため、春が待ち遠しかったのです。ところが、4月5日現在で、日中の気温はすでに28度。週末になるにつれ、気温はどんどん上がるそうです。車を開けても、もわ〜っとした空気が出てきますし、とにかく暑くて、暑くて仕方ないのです。冷え性の私ですが、今年の夏はどうなることやらと、今から心配してしまいます。

ちなみに3月27日から、ワシントンDCを流れるポトマック川に沿って、DC名物の「桜祭り」が開かれています。4月10日が一番メインの日になります。
http://www.nationalcherryblossomfestival.org/cms/index.php?id=390

この日は、DCやDCに隣接するメリーランド州、バージニア州に住んでいる日本人、さらには日本に関わる多くの人々のボランティアによって、さまざまな催しが繰り広げられます。日本からも応援チームが参入し、とてもにぎやかな一日になるようです。

そもそもこの桜の由来は、日本から友好の証として明治45年、当時の東京市長であった尾崎行雄氏がDCに送ったものだそうです。その数、3000本!本当に見事な咲きっぷりで、見るものを楽しませてくれています。

でもこの暑さの中、4月10日まで桜の花は持ちこたえてくれるのかと、私はハラハラしながら、桜を眺めてしまいます。日本では、お花見というと、桜の木の下でどんちゃん騒ぎが恒例ですが、ここDCではそういった姿は見受けられません。ただ、すごい人の数!

電車も道もバスも、どこもかしこにも、上野公園に集まる人の何倍もの人がいます。DCのホテルは満室で予約も大変!全米中から観光客が訪れるので、街はすでにごった返しています。でも、そういった雰囲気が、「春祭り」を盛り上げてくれるんです。やっぱり、外国にいながら、こんなにたくさんの桜を見て、「春」と感じられる自分は幸せだなあとつくづく思います。やっぱり私は「大和魂」の持ち主です。

さて、こんなに暖かい日が続くとなると、外出することも多くなってきます。日の出は、朝5時半あたりで、日の入りは夜の8時くらいです。

DCでは冬の寒さが厳しいため、文化クラスや、コミュニティーセンターの活動などが3月くらいまで、停滞傾向にあります。外出するのがしんどいというのが理由。「寒いから外にでない」なんて理由、日本人には考えられませんよね。そして、4月頃に暖かくなると、急にコミュニティーの活動が活発化するように思えます。

ここアメリカはホームパーティーがよく行われますが、これも最近になり、急にお誘いが増えてきました。ホームパーティーは、金曜から日曜の夜に行われます。招待する人は、友達、仕事関係、親戚関係、またその人たちの友達の・・・なんて言っているうちに、すごい人数になります。

最近、我が家でもパーティーを開きましたが、総勢30人くらいがいらっしゃいました。アパート暮らしなので30人ともなると、すごい数で、足の踏み場もなくなります。ピザなどをとってもよかったのですが、せっかく日本人宅に来て頂くのだからと、前日から料理の下ごしらえなどを開始。来てくれる人たちからも、「日本食がたのしみ!!」という数々のメールを頂いていたので、気を抜くわけにはいきません。そう、ヘルシーな日本料理は外国人にとって、とっても魅力的で大人気なのです!

代表的な日本料理、例えば、肉じゃが、ちらしずし、お稲荷さん、めん類(焼きそばは外国人に人気です)などをメインに、色々な料理をこしらえました。30人前の料理を作るのは、正直とても大変でしたが、来ていただいた皆さんには、とても喜んでいただけたので、疲れもふっとびました。

すごくシンプルなことですが、「おいしい」とか「ありがとう」の一言で、人間ハッピーになれてしまうんですよね。私ももっと、相手と自分自身をハッピーにさせる言葉を使いまわせるようになりたいなと思いました。また、楽しいパーティーもさることながら、日本の料理文化、料理方法をもっと学ばないといけないなと痛感しました。

ホームパーティーでは、飲み物は自分で持ってくるという習慣があります。
ですから、招待状では「BYOB」=Bring Your Own Beer(自分の飲むビールは持ってきてね)と書かれていることが多いです。パーティーの経費を考えても、こういう習慣があればパーティーを開きやすいですし、お互いに気兼ねすることなく楽しめるからいいですよね。

外国人(アメリカ人、ヨーロッパ人、オーストラリア人など)は、すごくアルコールを飲むので、まったく飲めない自分や女性、宗教的な理由で飲めない人からすると、自前のビールを持ってきてもらうと、とっても助かります。ついでに、アメリカ人の使う略語を紹介すると、

HRU

= How are you?
THNX = Thank you
FYI = For your information
TGIF = Thanks Gosh it’s Friday
TMI = Too much information
IDK = I don’t know
RUT = Are you there?

以上の言葉は、メールや招待状にも書かれることがあるので、知っておくと便利です。

さて、今月の各週末にはもうホームパーティーの予定で、我が家のカレンダーは黒くなっています。日本ではあまり習慣化されていませんが、外食よりも気楽に、人とのつながりを広めるたり、コミュニケーションスキルを磨いたりと、ホームパーティーは色々な場を提供してくれます。アメリカにいる間は、この習慣を楽しみつつ、人との出会いを大切にしていけたらなと思います。

それでは、みなさん、すてきな春の訪れを楽しんでくださいね!!

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百花のワシントン便りNO2    - プレゼント返品

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

ここワシントンDCは、近頃、ようやく暖かくなってきました。
3月上旬は、まだ0℃あれば暖かいなあと思っているくらいでしたが、最近は15度位になってきました。積りに積もっていたあの雪のかたまりもなくなり、芝生が見えるとうれしくなります。有名な「ポトマック川の桜祭り」も今月末から。春の陽気が待ち遠しくてたまりません。

アメリカには、「ワシントン州」と「ワシントンDC」があります。まずは、この説明を簡単にさせて頂きたいと思います。


日本のニュースでは、「ワシントンDC」のことも、「ワシントン」と呼ぶので、少し紛らわしいですよね。西海岸でシアトルがあるのはワシントン州です。イチローが所属するシアトルマリナーズもシアトルが本拠地です。一方、東海岸にあるのがワシントンDCです。DCとはDistrict of Colombia ,つまり「コロンビア特別区」の略であり、アメリカ大陸発見者のクリストファー・コロンブスにちなんで名前が付けられています。1871年の連邦法により、アメリカ合衆国の首都であるワシントン市と連邦政府直轄地であるコロンビア特別地を統合したのがこの地の由来です。また、連邦政府の直轄地であるため、ここに住む人々は広範で自治権を与えられていません。連邦議会に関しては、上院議員の議席は与えられていません。(wikipedia参照) 様々な人種や宗教が混在しており問題が多いのも特徴ですが、緑も多く住みやすいところです。


さて、今回は、“プレゼント”と“返品”に関してのお話です。

アメリカは、行事も多く、そのたびにプレゼントの交換があります。 私もプレゼントを贈るのが好きなので、ちょくちょく出かけるのですが、このプレゼント文化に少しびっくりすることも・・・。

クリスマスや誕生日には、プレゼントがつきものですが、アメリカでプレゼントを買うと、「プレゼントにレシートも一緒に入れますか?」と言われます。すべてのお店で言われるとは限りませんが、言われることも多いのが事実です。

店員さんによると、レシートがあれば、記載されているバーコードから商品の値段や買ったお店の場所が分かるということ。つまり、「返品するのにとっても大事なものなので、レシートを入れる方がいいわよ」ということなのです。初めて、その事実を知った時、私はとても驚きました。「まさか差し上げたプレゼントを返品されることを予測してプレゼントを買う人なんているの!?」とびっくりしました。

ちなみに先日友達にプレゼントを買ったときにも同じことを言われました。価値観というのか、思考の違いってすごいなあと驚かされました。

アメリカではクリスマスシーズンになると、もちろんバーゲンで、街はごった返しますが、それよりもクリスマス「後」の「アフタークリスマスセール」を人々は待ちわびています。このセール、実はクリスマスに頂いたプレゼントを、例の「レシート」により返品する人が多いため、クリスマス前よりもさらに安く商品が買えるという仕組みなのです。

あるデパートでは、その「アフタークリスマスセール」のために、12月26日あたりの朝5時くらいにお店を開店させていました。そのセールのために並ぶ人々のものすごい数。まさに、お正月の福袋合戦のような雰囲気で見ていて楽しくなってきました。きっと季節の風物詩のようなものなのかなと思いました。その様子はニュースでも大々的に報じられていました。ちなみに、このセールは新年が明けるくらいまで続くので、どんどん値段が下がるのが特徴です。

このレシートですが、返品大国アメリカではとても重要な代物です。しかも返品できるまでの期間が長く、90日までOKというのも少なくありません。我が家はこれで何度も救われていますが、「物は試しよう」というのがアメリカ人の考え方なのでしょうか。身の回りにあるもの、おそらくほぼすべてが返品可能といっても過言ではないです。

とうことは、プレゼントの返品はやはり特別なことではないのでしょう。日本人の私からすれば、ちょっと悲しい感じもします。やっぱり贈る相手の笑顔を想像して、喜んでもらえるものを買うことが一番ですよね。

さて今回はプレゼントと返品文化について触れましたが、次回はホームパーティについてお話したいと思います。これからは陽気もよくなるので、パーティーも増えてきますので、その様子をお伝えできたらと思います。2010.03

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百花のワシントン便りNO1    -アメリカに来て−

皆さん、初めまして。私はアジア系航空会社で客室乗務員をしていた百花(ももか)と申します。事情があり2009年に米国のワシントンDCに移住してきました。私自身、欧米諸国に住むのは初めてです。アメリカ生活の中で気づいたことや、興味深いことを、皆さんと分かち合えたらと思い、エッセイを書かせて頂くことになりました。しばらく大雪の続くDCでの生活で、学ぶことはまだまだ多いのですが、ここでの生活を楽しみつつ色々と成長できたらと思います。

 

皆さんは、「ワシントンDC」と聞いて、まず何をご想像されますか?
ホワイトハウス、オバマ大統領、スミソニアン(無料で楽しめる美術館、博物館群)、桜、ポトマック川、ワシントンの家等々、少なからずいくつかご想像できると思います。ここはアメリカの東海岸に面し、ニューヨークまで飛行機で1時間、バスでは4時間ほどです。ちなみに、DCの人々は、ニューヨークへ行くとき、バスで移動する人が多いのが特徴的。片道は高くても25ドルで、一番安い時は1ドルで乗車できます。アメリカでは4時間程度のドライブは日常茶飯事です。たとえば、DCからフロリダまでの14時間のドライブもアメリカ人にとっては珍しい話ではありません。車社会ですので、やはり車は必須です。ガソリン代(レギュラー)は、日本円に換算すると1リットル60円程です(注:日々変動する上、これはDC近辺の価格です)。それでも、最近、値上がり気味の状況です。

DC中心部は、政府機関の混在する街並みで、ホワイトハウスはもちろんのこと、ペンタゴンや官公庁で埋めつくされています。ちょうど日本の永田町や霞が関のような雰囲気です。街中は、ばっちりスーツを着こなした人ばかりです。私の「ジーンズとT-シャツ」のアメリカ(私の勝手なイメージですが)はあまり見受けられません。とは言っても、中身はアメリカ人です。気さくでフレンドリーな人たちが多いです。こちらに来て、見習いたいと思うことのひとつに、アメリカ人のその「フレンドリーさやボランタリー精神」が挙げられます。たとえば、エレベーターに乗り合わせた人でも、挨拶はもちろんのこと、軽くおしゃべりをすることもあります。また次の人のために、ドアを開けて待っていてくれたりします。男女平等の先進国なのですが、スマートなレディーファーストをすることはもちろん常識です。レストランでは女性からオーダーを取りますし、道や席を譲ることはよく見られる光景です。会話においては、「Thank you」「Excuse me」をきちんと使いこなすばかりでなく、会話の最後に、「Have a nice day」「Have a good one(すてきな夜を!)」を付けることを忘れません。このような何気ない気さくな一言がうれしいですし、自分も使えるようになると、とても気持ちがよいものです。

さらにアメリカ人は、感謝の気持ちを表すことに言葉を惜しみません。様々な言葉の使いまわし、声の抑揚で気持ちがよく伝わってきます。抑揚に関しては、従来、私は声が小さめだったため、自信がないように見えるとか、話が聞こえないなどよく言われました。そこで、大きめに話すことを心がけるようにしてからは、自分でも自信や表現力がひとつ向上したかなと思えるようになりました。また、会話中に目を反らすことは良いこととは認識されていません。以前、英語学校で、いわゆる「Eye contact」についての議論があったのですが、これはとても面白い話題でした。たとえば、南米の人々は、先生や年上の人など、目上の人と話すときは尊敬の念を表すために目をわざと見ないそうです(でも親にしかられた時は「目をみなさい!」と言われていたとか)。しかし、ここアメリカではきちんと相手の目をみて話すことがとても大事です。これは自分が嘘をついていないことや自分の誠実さ表すからです。日本人にとって、最初は恥ずかしいことかもしれませんが、アメリカ人にとっては重要なことです。また、交通や運転ルールにも国民性を感じることがあります。横断歩道を渡るときなど、車は早めにスピードを落とし、待っていてくれることが多いです。もちろん当り前のことなのですが、「歩行者優先」の気持ちが強く感じられます。こちらは、車が右折の場合、赤信号でも左から車が来なければ右折してもよいというルールがあります。皆さんも知っているとおり、日本と反対で、車は右側通行です。とにかく、自分で責任を持って運転することが最重要だということです。

また、「ボランタリー精神」、つまり助け合いの精神を感じさせられることが多いです。DCはじめ、DC近辺の州であるバージニア州やメリーランド州では、ボランティア団体が数多く存在します。昨今の例で一番記憶に新しいのは、ハイチ地震での救済です。まだまだ寄付の受付は続いています。それ以上に、地震直後の対応がものすごく早かったことがとても印象的でした。私も夫とハイチ大使館まで支援物資を寄付しに行ったのですが、その日はあいにくの土砂降りの雨。しかしそんな悪天候の中でも、多くの人々が自分より大きな段ボール箱を何個も抱え、大使館に集まっていました。家にある古着、衛生用品、毛布など、とにかく自分で役に立てることができたらという気持ちで会場はごった返していました。

この例だけではなく、カウンティ(群)や市をあげて、ボランティア活動をしている所も多くあります。ホームレスの人たちへの食料配達、移民の人々への積極的な生活支援、動物(主に犬と猫)のシェルター、環境系のボランティアなど、とにかく例を挙げ始めたらきりがないほどです。ボランティアというと、その団体のある場所まで行かないといけないのかと思いがちですが、このような援助の方法もあります。それはクリスマスや感謝祭(Thanksgiving Day) など、家族が集まる一年で最も大切とされる日に、シェルターにいる子供たちにおもちゃやお菓子をプレゼントするというものなのです。このような「プレゼント系」の寄付は、各Apartmentや学校などの公共施設、お店などで集荷することが可能です。「自分でできる範囲で、身近な所からボランティア」が浸透していることって、とてもすてきですよね。そのような機会が常にあり、助け合っていく精神が、生活の一部になっているこの街は、まだまだ見習えることがぎっしりと詰まっているように思えます。

さて、今回はDCの街の様子を少し紹介させて頂きながら、私の感じるアメリカ人の気質について書かせて頂きました。次回からはもう少し詳しく、テーマを絞りながらこちらの生活で感じたことや体験したことなどをつづっていこうと思います。もし皆さんにご興味のあるテーマなどございましたら、ご一報頂けたらと思います。みなさん、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。


2010.02

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