アジアで花咲くなでしこCA日記

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外資CAによる異文化紹介の第3弾として、今回は、中国・台湾を中心に中華圏の人々や文化について綴っていただきます。

No06 一言に中国語といっても・・・ No01 新年快乐!恭喜发财!红包拿来  
No05 笑顔で謝罪!!笑顔で反省!? (後編)    
No04 笑顔で謝罪!!笑顔で反省!? (前編)    
No03 中国でよく聞かる質問BEST 1    
No02 あいさつは『ご飯を食べた?』?!    
     

ニイハオCA日記☆ No06  

一言に中国語といっても・・・

中国語には、北京語・上海語・広東語・台湾語などなど、数多くの種類の方言が存在します。これらの方言は非常に強く、中国語を母国語とする人ですらも理解できないことがあります。

このような理由もあり、中国のテレビ番組では必ず字幕がついています。簡体字や繁体字という違いはあるものの、漢字自体は同じものを使用しているので、字幕さえあれば方言しか分からない人達でも理解できるのです。

現在では、ほとんどの地域の教育現場で、標準語といわれるやマンダリン(北京語)の教育が行われているため、若い世代なら、大抵どこの地域でもマンダリンは通じます。ただ、標準語(普通語ともいう)にも、使われる地域によっては、方言が存在します。時には、使用している単語や言い回しなどが異なることもあります。こちらの方言は多少異なっていても、中華圏ではだいたい理解してもらえます。ただ、お里は知れてしまいます(笑)。

現に、私は台湾に来たばかりの頃には、中国大陸の訛りがきついと言われていました。台湾の会社で働き数年経った今、今度は中国語の先生から、台湾訛りの中国語だとよく指摘されています。

今回はまずマンダリンの簡単な挨拶を紹介したいと思います。
〈どの時間帯にも使える便利なこんにちは〉
你好!ニーハオ
您好!ニンハオ (丁寧な言い方)

〈親しい間柄でする朝の挨拶〉
早!ザオ (おはよう)

〈時間帯に合わせた丁寧な挨拶(中国版)〉
早上好!ザオシャンハオ (おはようございます)
下午好!シャーウーハオ (こんにちは(午後のみ))
晩上好!ワンシャンハオ (こんばんは)

〈時間帯に合わせた丁寧な挨拶(台湾版
早安!ザオアン (おはようございます)
午安!ウーアン (こんにちは(午後のみ)
晩安!ワンアン (こんばんは)(おやすみ)

※台湾で『晩安』は、『こんばんは』と『おやすみ』の二つの意味がありますが、中国で『晩安』は、『おやすみ』という意味だけになります。

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ニイハオCA日記☆ No05  

笑顔で謝罪!!笑顔で反省!? (後編)

台湾の会社に入社し、訓練の際に、『どんなときも笑顔でいなさい』と教えられました。確かに、これだけ聞けば日本の航空会社でも同じことを言われているでしょう。ただ、台湾の会社でも、中国の会社と同じように、この教えには続きがあり、『先輩から叱られたり、お客様から怒られたりした時にも常に笑っていなさい』というものでした。特に新人の時は、仕事もできなければ失敗もたくさんします。しかし、常に笑っていればみんな助けてくれるし、みんな許してくれるからと何度も教えられました。

ある日のフライトで、日本人のお客様が大層お怒りになられました。目的地に着いて、上の者を出せとおっしゃっています。私たち客室乗務員としては、何としても機内で解決したいと思うのは当然のこと。本国人の客室責任者と共に、そのお客様の元へ謝罪に行きました。お客様が大層お怒りになったのには、たくさんの原因があり、溜りにたまった思いをひとつずつ話し始めました。お客様はかなり溜め込んでいらっしゃったようで、お話もかなりの時間を要してしまいました。

その間、その客室責任者は終始笑顔でいました。しかし、その笑顔は、まるで菩薩様が微笑んでいるかのようで、そのお客様も客室責任者の笑顔を見て、更にお怒りになることはなく、溜りにたまった思いをすべてお話になり、無事機内で解決することができました。このお客様がたまたまお怒りにならなかっただけかもしれませんが、時と場合によっては、日本人のお客様に謝罪する際にも微笑む程度なら、笑顔は有効なのではないかと思わせる出来事でした。現に、台湾の会社で働き始めてから数年経ちますが、笑顔で謝罪する本国人CAは目にするものの、笑顔で謝罪したことに対するクレームを、日本人のお客様から受けたことがありません。これもたまたまでしょうか・・・。

またある日のフライトでは、新人の本国人CAが客室責任者から注意を受けていました。その間、彼女はもちろん終始笑顔で客室責任者の話を聞いていました。後で聞いた話ですが、私が見ていないところで、彼女は客室責任者からかなり叱られていたそうです。それにもかかわらず、終始笑顔で、客室責任者が指摘してくれたことに対して感謝していました。そんな彼女を見て、健気だなと思う私は、既に中華圏に染まっているのでしょうか。やはり、日本では、注意を受けているときに、笑顔はいけませんよね。

同じ考えで旅客対応をしてい国は他にもあります。参照「アジアで花咲くなでしこCA日記」

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ニイハオCA日記☆ No04  

笑顔で謝罪!!笑顔で反省!? (前編)

私が初めて中国本土の航空会社で、客室乗務員になるためのトレーニングで、一番衝撃を受けたのが、『中国では謝罪をする際には、笑顔で行なうこと』と教わったことでした。学生時代から接客業に関わってきた私にとって、これは信じがたいことでした。客室乗務員として乗務をするまで正直信じていませんでした。しかし、乗務を開始してすぐこの教えが正しいということがわかりました。

外資系航空会社の客室乗務員として重要な役割の一つに、通訳をするという仕事があります。簡単な通訳のこともありますが、時には、日本人旅客が怒っているので通訳して欲しいと本国人CAに頼まれることもあります。新人CAといえども、機内に一人しかいない日本人CAですので、客室責任者が日本人旅客のところに行く際には、必ずと言ってよいほど一緒に同行し謝罪します。

今でこそ、中国でもサービスという概念が浸透してきていますが、私が中国で働いていた頃は、北京オリンピックの前、サービス(接客)という概念があまりなく、当時は無表情でサービスを行う本国人CAも少なくありませんでした。ギャレーでおしゃべりする際にはニコニコしているのに、なんでサービスする時には笑顔を出さないのだろう・・・と、私はもったいなく思っていました。そして、サービス時にあまりニコニコしないので、日本人旅客から、『中国人CAの態度が悪い!』と、お叱りを受けることも多々ありました。その都度、私は客室責任者と共に謝罪していました。しかし、そんな本国人CAも謝罪をする際には本気を出します!!なんと満面の笑みで、謝罪をし始めるのです(笑)! 私がお笑芸人なら、『遅いわ!』と突っ込みを入れたかったくらいです。これが、この国では良いとされる謝罪方法なのですから、しょうがないのですが、心の中では、
 『やめてー!お願いだから笑わないでー!!お客様そちらを見ないでー!!』
と叫んでいました。皆さんには、この後日本人のお客様がもっとお怒りになられたのは想像がつくでしょう。

タテ社会で面子を重んじる中国で、新人の私が客室責任者に、ものを申せるわけもなく、彼ら(彼女ら)と共に謝罪する際には、毎回ひやひやしていました。乗務にも慣れ、客室責任者の面子を潰さずに提言する方法を覚えた私は、毎回日本人のお客様に謝罪する際には、事前に、『笑わないでください!』と客室責任者に伝えてから謝罪にいくようになりました。

当時中国語もほとんど出来なかった私が考え出した、中国にて目上の人の面子を潰さずに提言する方法についてはまたいつかお話したいと思います。

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ニイハオCA日記☆ No03  

中国でよく聞かる質問BEST 1

「お給料いくら貰っているの?」これが中国の会社で働いていた時、最も多く聞かれた質問です。また、とても答えづらい質問でもありました。

初期訓練中は、まだきちんとしたお給料を頂いていなかったことや、日本人の同期たちと常に集団行動をしており、中国本土のマネージャーや教官、宿泊していたホテルの方々としかあまり接点がなかったこともあり、この質問の驚異にまだ気がついていませんでした。

この質問の驚異に気がついたのは、乗務し始めてすぐのことです。

基本は1便に1名の日本人CAしか乗務しておらず、当時ほとんど中国語が話せなかった私は、休憩中とても孤独な時間を過ごしていましが、それでは中国の会社で働いている意味がないと思い、少しずつ本国人CAの輪の中に入っていくようにしました。

すると、その日初めて一緒に乗務した本国人CAから、「お給料、1ヶ月いくら貰っているの?」と聞かれたのです。親しくもない相手から、プライバシーに関わる質問をされたことに驚きましたが、それからほぼ毎回のフライトで、いろんな方からこの質問をされるようになりました。はじめは聞き間違えかとも思い、聞き返してみたり、わざと分からない振りをしてみたりもしました。なぜなら、私にはお給料のことに関して本国人CAに答えたくない理由があったからです。それは、私たち日本人CAのベースが日本ということもあり、日本の物価に合わせたお給料を頂いていました。物価の安い中国の先輩CAより高いお給料だったからです。日本の物価を考えると決して高くないお給料でしたが、まだ乗務し始めて半人前でしたので申し訳ないという気持ちがありました。(写真:中国の給料袋)

最初のうちは、私が中国語を話せないこともあり、何とか誤魔化していました。そのうち乗務で困らない程度の中国語が理解できるようになり、いよいよ誤魔化しがきかなくなってきました。

 本国人CA:「お給料いくら貰っているの?」
      私:「うーん、毎月1ヶ月に乗務する飛行時間が違うから分からない」
(私の心の中では、お願いだから空気を読んで引き下がって!私は答えたくないの!!と叫んでいました)
しかし、これで引き下がるような本国人CAたちではありません、もちろん次の質問は・・・、
 本国人CA:「じゃあ、平均どれくらい貰っているの?」「平均乗務時間はどれくらい?」

質問は止まりません。次第に誤魔化すことにも疲れた私は、国際線の乗務員なら日本の物価が違うことも理解してくれるだろうと考え、正直なお給料を答えるようになりました。しかし、それは間違えでした。私が正直にお給料を答えると、みんな口を揃えて

 「そんなに貰っているの!!」

と不満の表情を浮かべたのです。その表情には、同じ仕事をしているのに、日本人CAだけ何でそんなに高いお給料を貰っているの!と明らかに言っていました。

まずいと思った私は、毎回、正直なお給料を答えた後、すかさず日本の1ヶ月の家賃代や光熱費、携帯代などなど毎月かかる必要な生活費を説明していました。実際、当時はぎりぎりの生活をしていたので、それを説明すると、中には、

 「そんなにかかるの!それだけ支払ったらお給料残りほとんどないじゃない!!」

と言ってくれる本国人CAもいましたが、やはり理解してもらえないことも多々ありました。日本に住んでいるからとはいえ、確かに同じ仕事をしていながら、日本人CAだけ高いお給料を貰っていることに不満を持つのも理解ができます。しかし初めは、日本線も含め世界中を乗務している本国人CAがなぜ物価の違いを分かってくれないのかとても不思議でした。

後で分かったことですが、中国本土の航空会社(香港やマカオを除く)には、ステイがあってもパーディアムが支払われる路線が少なく、その代わりステイ先のホテルは食事付となっていました。その理由には、ご飯を大切に考えていることと、本国との物価の違いもあるからではないかと思います。

特に日本便などは、ステイがあったとしても、最低限の休憩時間となっていて、コンビニでお買いものするくらいの時間しかないのです。自分で日本へ旅行したことがある人以外は、日本の物価の違いが分からないのです。また、当時は今よりもビザ取得が難しく、航空会社の福利厚生の1つでもあるIDチケットを使って日本に旅行している人もとても少なかったのです。

毎回のフライトでこの質問をされ、はじめは日本の物価の違いを根気よく説明していた私でしたが、遂に説明することにも疲れ、本国人先輩CAとほとんど変わらないお給料を答えるようになっていきました。

また、このお給料に関する質問は、本国人CAからだけではありません。少し会話をしたタクシーやバスの運転手、知り合ったばかりの店員さん、時には、機内でミールサービスやドリンクサービス中に、お客様から質問されることもあります。お客様ですので無視するわけにもいかず、うまくかわそうとするのですが一筋縄ではいかず、そのお客様の横を通るたびにしつこく質問されるのです。さすがの私も困ってしまいました。こういう時どういう対処をすればいいのか、私の信頼している本国人パーサーに相談したところ、彼女はお客様からこの質問をされるたびにひたすら、

 「予想してみて」

と言うそうです。お客様から答えを求められても、たとえ具体的な金額を言われたとしても、ただひたすら「もう一回予想してみて・・・」と答えているそうです。こいうなってくると、もはや根気くらべですね。

余談ですが、このお給料に関する質問は台湾でもよくされます。しかし、台湾人CAたちは、私が実際のお給料を言ったところで不満を言う人はほとんどいないのです。中国での経験がある私は、最初恐る恐る少なめのお給料を答えていたのですが、台湾人CAは日本にIDチケットを使ってよく遊びに来ている人も多く、また日本ステイがある便も多くあり、物価の高さを知っており、逆にお給料の少なさに心配されてしまいました。(写真:台湾の給料袋)

参考(塾長)

日本人独身女性の生活費(首都圏)

*家賃 72,000円
*食費 20,000~40,000円

*スマホ代 7000円
*交際費 15,000円
*衣装・美容 25,000円
*その他 保険料・医療費等
合計 150,000~160,000円

消費実態調査より

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ニイハオCA日記☆ No02  

あいさつは『ご飯を食べた?』?!

私が中国系の航空会社に入り、最初に驚いたことは中国人のご飯に対する熱い想いです。

中国では、友人や知り合いに会うと、ほぼ毎回すぐに「ご飯を食べた?」と聞かれます。日本で「ご飯を食べた?」と聞く場合は、だいたい食事に誘う時だと思いますが、中国では違います。いつも唐突に聞かれ、たとえ私が「食べていない」と答えたところで、心配はしてくれるものの、ご飯に誘われた記憶はありません。

それで思い出したのは、私が初めて中国語を習った時のことです。中国語の先生から、「中国ではあいさつをする時に、“ニーハオ!”(こんにちは)とは言わず、“チーファンラマ?”(ご飯を食べた)と言います」教えられました。というのも、人々は貧しく、食事にありつけるのが困難だった頃、「こんにちは」という代わりに、「ご飯を食べた?」と言っていたため、その名残りからということでした。その時の私は、てっきり「ご飯を食べた?」という言葉を、そのまま「こんにちは!」として使ってよいのだと勘違いしていました。

しかし、これは間違えだと会社に入社してすぐにわかりました。入社後すぐの訓練で、中国語のあいさつの練習があり、お客様などに対しては、「早上好!ザオシャンハオ(おはようございます)」、「晩上好!ワンシャンハオ(こんばんは)」などときちんと挨拶することを教えられたのです。

日本でも、親しい間柄の友人などに会った時、「こんにちは」や「こんばんは」を省略して、「元気?」「どこいくの?」「いい天気だね」などと言うように、中国では親しい間柄では「ご飯を食べた?」というのです。決して中国では、あいさつをしないわけではなく、また「ごはんを食べた?」=「こんにちは」でもないのです。ただ、ご飯を食べることを大切にしている中国では、親しい間柄の人を気にかける言葉として、「元気?」ではなく、「ご飯を食べた?」と言っているのだと思いました。また、日本とは違い、割とすぐに親しい間柄になれてしまうので、すぐに顔見知りの人からこの言葉をかけられることになるのです。

中華圏の人たちがご飯にかける想いはとても熱く、他にもたくさん驚いたことはあります。それはまた今度お話したいと思います。

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ニイハオCA日記☆ No01   

新年快乐!恭喜发财!红包拿来!

今年も春節(チャイニーズニューイヤー)の季節が到来しました!
日本のおごそかなお正月とは異なり、中国、台湾、中華圏の街々は、あちらこちらに赤色や金色の置物や紙が貼られ、とても派手にお祝いムード一色となります。中華圏の航空会社では、この春節の時期が一年で最も忙しい繁忙期であり、私も毎年気合を入れてこの時期のフライトに挑みます。

最近のニュースでも、中国人観光客の『爆買い』が話題になっていますが、その影響は機内にも・・・。ただでさえこの時期の予約は満席な上に、お客様は皆さん手に持ち切れないくらいの日本のお土産袋や電化製品を抱えてご搭乗してきます。私たちCAは、これらお客様が機内にお持ち込みになったすべての手荷物を、会社の安全規定に従い、正しい場所に収納していただくよう案内していきます。機内の荷物入れには制限があり、普通に収納していては当然納まりきりません。結局、最後は私たちCAが、パズルをするかのごとく荷物を移動させ、限りある収納スペースにきっちり収めていくのです。端から端まですべての荷物入れが満杯になるなんてことは、もはや日常茶飯事です。ボーディング時(旅客搭乗)だけで体力の80%ぐらいを消耗してしまうと言っても過言ではないくらいです。

さらに、フライト中にはバーゲン並みに、皆さんがこぞって機内免税品を買われるのです。中国人のお客様の購買意欲は凄まじいです。機内免税品のカートの中がほぼ空になるなんてこともありますし、免税品のオーダーの嵐で到着ぎりぎりまでひたすら販売することもあります。

私がCAになったばかりの頃は、この手荷物の量と機内免税品販売の嵐に圧倒され、春節の時期のフライトをいかに減らすかということばかり考えていました。

しかし、この春節の時期は私たちCAにとって悪いことばかりではないのです。
それは、チャイニーズニューイヤーの際によく聞く言葉にヒントがあります。


   新年快乐!恭喜发财!红包拿来!
            (シンニエンクアイラ!ゴンシファツァイ!ホンバオナーライ!)


日本語に訳すと、「明けましておめでとう!お金がもうかりますように!お年玉もってきて!」となります。そうです!!なんと、この時期にフライトをすると、红包(ホンバオ)という赤い封筒に入ったお年玉をたくさんもらえるのです。

会社からはもちろんのこと、一緒にフライトをする機長や副操縦士、客室の責任者、パーサー、時には男性の大先輩からいただくこともあります。この時期、毎フライトのたびにお年玉を渡す儀式が執り行われるのです。それは、日本人から見ると異様な光景だと思います。日本の空港でこの儀式が執り行われる際には、委託している日系航空会社の地上職の人たちやメンテ(整備)さんたちにいつも驚かれます。この時期CAたちにホンバオをあげないと、CAたちはみんな不機嫌になり、ケチのレッテルを貼られてしまうのです。こうなってくると、いただくほうの私たちは嬉しいですが、あげる側は大変ですね。ホンバオを配る際にも決まりがあり、自分より上の上司がホンバオを配らないかぎり、下はホンバオの用意をしていたとしても大々的には配れなかったりするのです。もちろんこっそり配ってくれる方もいます。

封筒の中の金額なんてもはや関係ありません。大人になってからお年玉が貰えるなんて、嬉しいですよね。ここ数年は、春節の時期にいくつホンバオを貰ったか数えるのが私の秘かな楽しみです。
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