インターネット就職応援セミナー

 

 

第1回講座「受験の心構え」
航空業界就職事情 受験の心構え
第2回講座「面接時のマナー」
メラビアンの法則 よい第一印象 立ち居ふるまい CAのイメージ よいサービスとは 面接室では
第3回講座「話し方」
腹式呼吸と日本語の正しい発音・発声 音声表現のポイント アイコンタクト マジックフレーズ 敬語表現 望ましくない言葉 自己PR・自己紹介
第4回講座「身だしなみ・メイク」
CAのイメージ(見た目) 清潔感 スキンケア メイクアップ フェイシャルマッサージ 服装アドバイス カラーアドバイス

 

第1回講座「受験の心構え」塾長

 

■ 航空旅客数

 

航空会社受験にあたって、航空需要について知っておいてください。

質問: 海外旅行をする日本人は年間どのくらいいますか。

質問: 国内旅行をする人は年間どのくらいいますか。

質問: 日本を訪問する外国人はどのくらいいますか。

2001年のニューヨークテロ事件で、国際線旅客数は落ち込んでいました。その後の景気回復により、2006年には、のべ人数1750万人の日本人が海外旅行に行きました。日本を訪れる外国人は811万人となり、はじめて800万人を越えました。そして、国内旅行をしたのは3億人強でした。そのうちの1億人(延べ人数)が飛行機を利用していました。いずれも過去最高の数字となりました。

それに水をさすように、2008年後半に起きたリーマンショックをキッカケに世界景気は急激に悪化してしまいました。2009年には、日本人海外旅行数は1545万人、訪日外国人は679万人まで落ち込んでしまいました。日本人旅客200万人、外国人旅客130万人減少したことは、航空会社の経営をいっそう厳しいものにしました。国内外の各航空会社は、生き延びをかけて必死になっていました。ところが、2010年になると、中国をはじめ、経済成長が著しい国が増えてきました。それに伴い、世界経済も回復してきました。300万人以上減少していた日本発着国際線旅客数も回復し、2010年には、日本人海外旅行者数1664万人、訪日外国人数861万人まで回復してきました。

今度は、2011年3月に東日本大震災および福島原発問題が発生しました。震災ムードで、日本人は海外旅行を控え、訪日外国人は原発問題の解決がはっきりしないため、日本への旅行を取りやめるケースが続出しました。

2011年後半には、震災からの復興や原発問題も落ち着き始め、旅客数も序々に回復してきました。そして、アベノミックス効果やオリンピック招致、そしてクールジャパン効果があり、訪日外国人も増え、2013年には1036万人、2014年には1341万人が日本を訪れるようになりました。一方、円安・景気回復のもたつきがあり、日本人の海外旅行者数が減少気味となっています。2012年には1849万人の日本人が海外旅行を楽しみましたが、2015年は1621万人と減少傾向にあります。

日本を訪れる外国人旅行客がますます増え、2015年には1973万人になりました。2016年は2400万人、2017年には2869万人なり、3000万人を越える勢いです。2013年は1036万人でしたので、この4年間で3倍近く増えたことになります。一方、日本人の海外旅行客は、1600万人台で横ばいが続いています。

2007年以降については「統計表」ページ参照

 


■ 年間CA誕生数が増加

 

航空旅客数の増加すると、CAも必要となり、2006年は、全社合わせて約1500人(推測)のCAがあらたに誕生しました。これだけのCAを確保するために、国内系航空会社では、24回、外資系では17回の採用試験を年間に行いました。

その後、航空会社は、旅客減少の結果、座席供給数ほど旅客を確保できないため、不採算路線から撤退したり、減便したり、機材を小型化しています。その結果、一機あたりのCA数も減りました。そのため、採用数も大きくダウンしました。

2010年になると、旅行を控えていた人たちが、少しずつ旅行に出るようになってきています。また、羽田国際線拡大で、海外旅行が便利になることも旅客需要の回復が期待できるところです。それにともない、航空各社のCA募集回数も増えてきました。2012年以降は、羽田発着枠拡大や日本便増加とともに、日本人CAの採用も、活発に行なわれ、JALとANAだけでも1000人以上のCAが、新たに誕生してきました。

一方で、2014年以降、日本人旅客が増えていません。日本人旅客の獲得をめざしていた外資航空会社の中には、日本便から撤退する会社も出てきたり、採用回数を減らしたりしています。代わりLCC(格安航空会社)の採用が増えてきています。

 


■ 受験の心構え

 

その① 語学は最低条件

旅客数の一時的な落ち込みはあるものの、政府は、日本を訪問する外国人の数を、2020年には4000万人以上にしようと、「ビジットJapanキャンペーン」を行なっています。日本発着便でも、ますます外国人旅客が増えています。機内には多くの外国人旅客が搭乗しているため、国際線を持っているANAやJALの受験では、さらに語学力が求めれるようになってきています。そして、語学ができることは、受験のための最低条件となっています。全路線共通して必要な語学は英語です。

英語力が要求されるのは、外国人旅客対応だけではありません。外資航空会社はもちろんのこと、JALでは1000人前後の外国人CAが乗務しています。ANAでも400人前後の外国人CAが飛んでいます。彼女たちとのコミュニケーションは英語が基本となります。さらに、航空会社が使う専門用語がほとんど英語なのです。飛行機の部位を呼ぶのもすべて英語です。国内中堅航空会社のパイロットの大多数は外国人パイロットです。彼らとは英語でやりとりします。こられの航空会社でも、英語力を求めているのはそのためです。

その② 必要な能力

生涯賃金という言葉があります。皆さんが企業に定年まで勤めると、皆さんが受け取る生涯賃金は、最低でも、2億円となります。企業が社員に2億円を払うためには、その社員は10億円を稼ぐ必要があります。企業収入の20%が人件費だからです(大企業の場合)。そこで、企業は、採用試験で、受験者がそれだけの仕事をしてくれる人かどうか見極めようとします。CAの場合は、それが「教養・知識」「適性」「語学」「健康」で、どれも必要となります。そして、内定をとる人は、これらをバランスよく身につけている人です。

その③ CAの仕事

皆さんがイメージしているCAの仕事は、旅客サービスが中心となっています。よい接客サービスをできなくては、CAとして採用した意味がなくなります。しかし、航空会社が観察しているのは、それだけではありません。大手航空会社では、乗務経験とともに、機内でも責任ある仕事に就いてもらったり、ファーストクラスで企業のトップ経営者たちに接客してもらったり、新人の育成を図ってもらったり、部下を持ってもらったり、組織の中で仕事をしたり、経験に応じた業務が入ってきます。乗務経験10年になっても、接客サービスしかできないのでは、職場で役に立たなくなります。長く勤める予定ではない方でも、応募にあたっては、自分の仕事上での将来像を考えておきます。

 


■ 面接で見ているもの

 

1次面接、2次面接、最終面接で見ている点は、少しずつ違います。

1次面接

CAのイメージに合っている人かどうかを観察しています。すなわち、お客様がサービスを受けたいと思う人かどうかです。これを「適性」と呼んでいます。1次面接では、とちらかというと「外見適性」を観察しています。

2次面接

1次面接で選ばれた人が、本当に適性がある人かどうかを、2次面接で、部下を何人ももっているマネージャークラスの面接官が再確認します。適性には、感じのよさなど「外見適性」と、性格がよい、意欲がある、勉強しているなど「内面適性」があります。ここでは、内面適性も観察しています。それと同時に、CAとして、社員としてふさわしい知識なども身につけてきているかもチェックしています。

3次面接(最終面接)

最終面接に来ている人は、どの方がCAになってもおかしくない人ばかりです。したがって他の受験者は強豪ばかりです。面接官は、何百人、何千人ものCAが所属している部門の長や取締役となります。面接官は、会社の中では、経営者クラスの人たちですので、社員の採用には、ひとりひとりに対して真剣に取り組んでいます。応募者がCAとしてのみならず、社員として役に立つ人材かどうか見極めようとします。きびしい質問や突っ込んだ質問をして、応募者の仕事への考え方を知ろうすることもあります。

これらとは別に、面接に平行して、一般常識テスト、英語テスト、健康診断も実施されます。採用試験は、ひとつひとつクリアにしていく必要があります。

まずは、下の講座を勉強して、1次面接を突破することからはじめてください。同時に、CAの仕事に対する考えをまとめたり、教養を高めたり、語学を向上させてください。


第2回講座「面接時のマナー」小林講師

 

~面接時に求められるものとは?~

 

あなたがこれまでに会った中で、良い印象を持った人、悪い印象を持った人はどんな人ですか?

面接には、どのような要素が必要になるかについて学んでいきます。最初に、「印象とはなんだろう」というところから入りたいと思います。皆さんのまわりにも、よい印象の人もいれば、悪い印象を与える人もいます。そこで、印象は何によってきまるかを考えていきましょう。そして、すでに大学で習っている人もいると思いますが、有名な「メラビアンの法則」をお知らせします。「CAのイメージ゙」とは、どんなところにあるのかも知っているとよいでしょう。最後に、うつくしい立ち方、歩き方、座り方を学び面接に役立てていただきたいと思います。

皆さんは、いままでにいろいろな人に会ってきていると思います。その中でよい印象を持った人はどのような人だったか、悪い印象だと感じた人はどのような人だったですか。皆さんの体験を教えてください。

良い印象を持った人 (受講生の意見)

  • きちんと目を合わせて話してくれる人
    アイコンタクトをしない人は誠意を感じられない。自分とは話したくないのかなと不安になる。
  • アイコンタクトをしてくれる人で笑顔がある人
  • 自分の意思を持っている人
    ちゃんと自分を持っている人は会えば分かるので、そのような人が好きだ。
  • ニコニコしていて笑顔がある人
    口元だけでなく、目も笑っていることが大切です。目が笑っていない人は怖いです。
  • 声のトーンが明るい人
    その人としゃべりたいなと思う。
  • 機転のきく人
    話しを聞いてくれている人。どんなに笑顔があっても、自分のことばかり話す人はちょっと嫌だなと思う。他人の話を聞くときは聞く、という人がよい。
  • よく気がつく人
    あからさまに、「私がやってあげたのよ」というのではなく、さりげない気配りができる人
  • 明るい人
    話をしていても暗かったり、あまり反応がなかったりする、他人をさびしい気持ちにさせる。
  • 明るい返事が返ってくる人
    皆さんの意見の中に、「明るい人」が多く出てきました。「明るい」を構成する要素は、「声のトーン」「表情」があります。「言葉づかい」も大切です。

悪い印象を持った人

  • 言葉づかいが汚い人
    どんなによい内容の話しをしていても、そのようには聞こえないそうですね。私は今、講師として、電話応対の診断をする仕事もしています。すごくよいことを言っているのに、言葉づかいで損している人がいます。きちんとした丁寧語を使えなかったり、言葉づかいができていなかったりで、せっかくよい応対をしているのに点数が下がってしまっている人を多く見受けます。特に、CAとしてやっていくのであれば、きちっとした言葉づかいは、とても大事になってきます。
  • マナーがない人
    言葉だけでなく、それに伴った行動も必要だと思う。口では丁寧が言い方をしていても、平気でゴミを捨てたりする人には、よい印象を持たない。
    CAとして仕事をしていく上でも、まずは、社会人としての基本的なマナーを身につけておく必要があります。
  • 話しかけたときに楽しくなさそうにしている人
    話しかけなければよかったと思ってしまう。
  • 妙に声が大きかったり、小さかったりする人
    こういう人には違和感を覚えることがある。
  • そっけない人
    仕事をちょっと頼んでも反応がなかったり、きちんと受け止めてくれなかったりしたとき、嫌な感じになる。
  • 無表情で無反応な人
  • 肩書きを前に出してくる人
    会社の名前や自分が所属するグループの肩書きを傘にかける人、大学名もそうで、自分でないところで勝負しようとするのもよくない

いろいろな意見が出てきました。やはり笑顔であることとか、目がきちんと笑っている人だとか、表情が豊かな人とかが、よい印象を与える人となってきました。これらは目から入ってくるもので、第一印象に欠かせないものとなっています。それから、声のトーンだったり、明るい表情で話していたりすることも、よい印象につながると言えます。すなわち、目から入ってくる情報や、耳から入ってくる情報が、その人の印象を決める要素になっています。

■ ゲーム

 講師
「皆さん、片手をグーに、もう一方をパーにします。そこで、私が“いち、にい、さん、ハイ!”と言ったら、このように両手をたたいてください。それではいきます。いち、にい、さん」

講師が「いち、にい、さん」と言って手をたたく振りをしたところで、受講生たちは、いっせいに手をたたいてしまいました。講師は、「いち、にい、さん、ハイ」と言ったら手をたたくようにと指示しました。今回は、「ハイ」まで言っていませんでした。しかし、受講生たちは、手をたたいてしまいました。

 

■ メラビアンの法則

なぜ皆さんが手をたたいてしまったかというと、私のジェスチャーをみて、私が「ハイ」と言ったと思い込んでしまったためです。ここでメラビアンの法則について勉強していきましょう。通常の会話では、相手は次のものに反応します。   

身ぶり手振り・顔の表情 55%
        音声表現 38% 
       話の内容  7%

 
多くの場合、あなたの身ぶり手ぶりや表情から、あなたのことが伝わっていきます。そして、38%が音声表現に反応しています。音声表現というのは、声自体のトーンだったり、話し方だったり、速さ、声の大きさなども含まれます。そして、話しの内容から受ける印象、つまり頭で聞いているのは7%となります。日常の会話では、相手はこのように反応しています。

コミュニケーションの半分以上は、目から見えるものに頼っていることになります。先ほどのゲームも、目から入ってくる情報にだまされてしまいました。したがって、視覚から入ってくる情報は、とても重要になってきます。

先ほど、皆さんには、よい印象と悪い印象について話していただきましたが、目から入ってくる情報が非常に大きくて、そして、声の大きさだったりします。声が小さかったり、冷たいトーンで話したりする人に対する印象はよくないことが分かります。

第一印象を決定づける上で、メラビアンの法則が役に立つことが分かっていただけたと思います。

視覚からの印象

「では、今のことを踏まえると、面接の時には、どんなところに注意をする必要がありますか?」

  • 話しの内容に気をつかう前に、相手に伝わる表情や顔に気をつけた方がよい
  • 笑顔を出すように気をつける

ところで、外見に含まれる要素には、何がありますか。その一つに服装があります。だらしない服装をしていたら、面接官も、まわりの人も、あまりよい印象を持たないですね。服装は、見た目から入ってくる情報のポイントになります。服装以外には、ヘアースタイル・メイクなども、相手に印象づける情報となります。髪がバサバサであまり清潔感がない状態であれば、面接官の印象が悪くなるでしょう。「ヘアースタイルは清潔感を表わすバロメーター」と言われています。客室乗務員は、接客だけでなく、食品を扱う仕事でもありますので、非常に「清潔感」が求められる仕事ですので、髪型はとても大切になってきます。

次に、「姿勢」はどうでしょうか。背筋が曲がっている座り方だと、印象が悪くなってしまいます。ダレれている印象になってしまいますし、元気が感じられなくなってしまいます。

「立ち振る舞い」はどうですか。立ち姿、座り方、お辞儀の仕方、歩き方も大切です。ほかには、目から入ってくるものはありませんか。

  • 顔色も大切だと思います。すごく具合が悪そうな顔色や、青白い顔色をしていれば、この応募者が大丈夫かなと思ってします。元気そうな顔色がよい。

くまが出ていたり、つらそうな顔色をしたりしていれば、この応募者は、CAの仕事をやっていけるのかなと思われてしまうかもしれません。

面接では、頭のてっぺんからつま先まで見られています。靴も、ギョッとしたのを履いていれば、どうしたのかなということになってしまいます。上から下まできちんとさせて面接に臨みます。特に、航空業界は、茶髪はあまり好まれません。私自身が所属していた会社では、カラーリングは禁止になっています。ESに貼る写真のヘアーも、茶髪になっていないか確認してください。

音声表現からの印象

いままでは視覚から入る印象について勉強してきました。メラビアンの法則にある音声表現については、どうでしょう。どのような話し方をしたら、よい印象を持ってもらえるでしょうか。

  • 自信をもって、ハキハキと、ちょうどよい音量で話せるかどうかだと思います。
  • 語尾が小さくなってしまうと自信がなさそうな印象を与える。
    語尾伸びもありますね。「~だけどー」のような若者ことばと言われていますが、語尾伸びもしない方がよいです。きちんとした言い方をします。
  • ダ~と続けてしゃべってしまうと、途中で何を言っているのか分からなくなってしまうので、間のとり方も大切だと思う。
    一つ一つ区切って、相手に伝わるような話し方が大切です。
  • 緊張してしまうと、早口になってしまうので、相手に分かってもらえるように話す。
    皆さんの言っているとおり、伝えたいことが、相手に伝わるような話し方をすることも大切です。

無表情な人に30秒間話しかけるゲーム

ここで、2人一組になり、無表情な人に話しかけるゲームを行なってみた。反応がない人に話しかけることが、いかにむずかしいかが分かりました。面接官が話しかけたときの応対の仕方も大切になります。

 

■ 良い第一印象

やや沈んだ感じで、「私は講師の小林と申します」と言うのと、明るい感じで、「私は講師の小林と申します」では、印象はどう違いますか。

  • 初めの言い方では、「私にかまわないでくれ」という印象を受けた。2回目の言い方ですと、こちらから話しかけたくなる感じがしました。
  • 初めの言い方は、接しづらいというか、とっつきにくいという感じがして、こちらから話しかけても何も返ってこないだろうという印象を持った。あまり話したくないのかなという感じです。2回目の方では、こちらからも話しかけたくなるし、より親しみを感じました。

1番目の言い方と、2番目では、すごく印象が違っていたと思います。そこで、1番目のように、話しかけたいなと思ってもらえるような第一印象を与えることが必要になってきます。そこで、第一印象のポイントになってくるのが、「笑顔」と「あいさつ」となります。ところで、第一印象は、何秒で決まると思いますか。

第一印象は約10秒で決まると言われています。10秒というのはすぐですね。あいさつして、「どこどこ大学出身の誰々です。よろしくお願いします」と言っただけで、10秒が経ってしまいます。その10秒で相手に印象づけることが大事になってきます。そこで必要になってくるのが「笑顔」と「あいさつ」です。


笑顔のポイント

〈口元〉
口角があがっていること、つまり口元です。これの練習は、割り箸を噛み、唇と唇で挟み込む感じにします。鏡の前で練習してみてください。

〈目元〉
口元が笑っていても、目元が笑っているのと、いないのとでは、印象がまったく違ってしまいます。両方が笑っていると自然な感じの笑顔になります。

〈気持ち(心)〉 
「目と口と心」がそろって初めてよい笑顔になります。心を込めての応対が大切です。

あいさつのポイント


「あいさつ」は、「明るく、いつも、先に、つづける」と覚えてください。これであいさつになると言われています。自分から、いつも明るくいつも先にすることを続けるようにします。

そして、アイコンタクトをきちんとしてあいさつをするのが大切です。

第一印象は、最初の10秒で決まると言われていますが、第一印象がよくても、そのあとが続かなくてはさびしいです。最初のあいさつは、元気があるのですが、お客様に何かを質問されたり、説明してくださいと言われたりすると、キュっとしぼんでしまう人がいます。第一印象で、明るく、積極的なよい印象を作れたら、それを最後まで持続することが大事になります。

 

■ CAってどんなイメージ?

「しっかりしている」 「明るい」 「やさしい」 「親しみやすい」 「清潔感がある」 「声がかけやすい人」 「頼みやすい人」 「安心感を与えられる人」 「頼りがいがある人」 「時間を守る人」 「キャリアウーマン」 「チームで仕事ができる人」 (セミナー参加者から)

客室乗務員はサービスだけではありません。まずはお客様を安全に目的地に届けることが必要です。それがあってサービスが生きてきます。保安要員として、「頼れる」「安心感がある」は求められるところです。

女性だけの職場であり、機内で起こるものごとは、自分たちですべて対応しなければいけません。お互い協力しながら仕事をします。私(講師)自身も、チーフパーサーをしていましたが、仕事を遂行する上で、リーダーシップなども求められます。

飛行機は、定時発着が、お客様にとって当たりまえのことになります。時間にルーズな方は、客室乗務員に向いていないかもしれません。規則正しい生活ができる人がよいですね。たとえば、朝6時に出頭する乗務では、5時前には出社します。そうすると少なくとも4時前には起きて、きちんと身なりを整えて、家を出ることになります。

客室乗務員は、あらゆる世代の人を相手にしています。80代、90代のおじいさん・おばあさんから子供まで、すべての人たちがお客様になります。したがって、客室乗務員は、どの世代のお客様にとっても、好感がもてる、よいイメージを与えられることが重要になってきます。

どの世代からも好感を持ってもらうためには、自分はどういう服装だったり、髪型だったり、メイクだったりすればよいかは、おのずと分かっていただけると思います。皆さんは、20代前半ですから、同年代の男の子たちからステキに見られることを意識して、メイクなり服装を考えていると思います。客室乗務員に求められているのは、そうではないですね。すべての年代の人に、「いいな」と思ってもらえる髪形であったり、メイクだったりしなくてはなりませんね。

私自身は結婚で退職しましたが、同期は、まだ、半分くらい乗務をつづけています。そして、10年目に入っています。国際線に移った人もいます。乗務経験も10年になると、TC(Team Coordinator)になり、乗務のみならず、班をまとめ、後輩の指導もしています。会社も、班を任せられる人を必要としています。女性が女性を育てていかなければならないのが、客室乗務員の世界です。ベテランになれば、それらの仕事ができるキャリアーをつけていきます。

チームワークでその飛行機をきちんと飛ばして、お客様を目的地まで、予定どおりに運ぶのが客室乗務員の仕事になってきます。仕事を一人で完結することはないです。お互いに連絡を取り合ったり、上位職に報告したりしています。たとえば、機内で具合の悪そうなお客様を見つけた場合、アプローチするとともに、他のCAにも知らせて、CAみんなで、そのお客様のようすを見ます。このような場合も、一人で勝手にどんどんやってしまっては、チームとしてよい仕事はできません。座席位置のことでお客様が怒っているとすれば、やはり、他のCAにも知らせておき、その後に問題が起きないように注意して応対したりします。CAは、このようにチームワークで仕事ができること必要なことです。

皆さんが持っているCAに対するイメージをいろいろ出していただきました。それでは、面接官に伝えなければいけないイメージというのを考えていきましょう。

面接官に伝えなくてはいけないイメージ

面接官に伝えなくてはいけないものに、外見的なもので目から入るもの、明るい話し方のように耳から入るもの、そして、話しの内容となります。これらを面接官にアピールできることが大事になってきます。今日勉強してきた目から入る情報や耳から入る情報のことを、忘れずにいてほしいと思います。
先ほど、CAのイメージについて皆さんに考えていただきました。「明るい」 「やさしい」 「親しみやすい」 「清潔感がある」などいろいろな意見が出ましたが、その皆さんが思い描いたCAのイメージを、面接官に伝えていく必要があります。


では、どうやって伝えれば良いのか?というと、今日勉強しました、

  1. 表情、立ち居振る舞い、服装、髪型、メイクなど「目から入る情報」
  2. 話し方や声のトーン、間の取り方などの「音声表現」
  3. そして「話の内容」

この3つの手段を使って、自分はCAにふさわしい人間であるということを、面接官にアピールしていく必要があるのです。繰り返しますが、この3つの手段をいかに上手に使って、自分をうまくアピールできるか、というのがポイントなのです。

ただ、注意をして欲しいのは、ただの憧れではなく、自分の職業として、CAの仕事を捉えて欲しいということです。面接官は人をよく見ていますから、ただの憧れで受験しに来たのか、それともきちんと職業としてとらえて応募してきているのか、受験者の話を聞けばすぐに分かります。

もし面接官だったら、ただの憧れで何の研究もせずに受験してきている人と、きちんとCAの仕事のイメージをつかんで、企業研究もしてきている人だったらどちらを選ぶでしょう。ぜひ、職業としてのCAをイメージできるようになって下さい。飛行機に実際に乗って、CAの仕事を見たことのある人はいますか。何人かの方はいらっしゃるようですね。ない方は、チャンスがあれば、ぜひ飛行機に乗ってみて下さい。そしてCAが実際にどんな仕事をしているのか自分の目で確かめて下さい。


空港に行ってみるのも一つの手段だと思います。

また、実際に知り合いのCAがいるなら、ぜひ現役の生の話を聞いて見て下さい。実際に仕事をしているCAの話を聞くことで、より具体的なイメージが描けるようになるはずです。

そして企業のホームページや新聞などから、ぜひその企業の情報を入手するようにして、どんな人材が求められているのか?とアンテナを張り巡らせるようにして下さい。

よいサービス・悪いサービスとは?

ここで「サービス」について考えていただきたいと思います。サービスについて考えていただくことで、自分がCAだったらどんなサービスをしたいか考えるヒントにしていただきたいと思います。皆さんはこれまでの日常生活でいろいろなサービスを様々な人から受けてきていると思います。その中にはとても印象に残った「よいサービス」もあれば、非常に不愉快な気分になった「悪いサービス」も受けたことがあると思います。

これまでの皆さんの経験を具体的に振り返って話していただくことで、どんなサービスがよいサービスなのか?そしてどんなサービスが悪いサービスなのか?ということを改めて考えてみたいと思います。テキストの余白の部分に、それぞれよいサービス、悪いサービスについて、これまでの経験を具体的に書き込んでみて下さい。

それぞれ発表していただきます。

よいサービス  

(受講者からの意見)

  • 飛行機に乗ったら、機内の温度が寒く感じる日本人向けにブランケットを一枚ずつ配ってくれた。すごく気が利いていると思った。
  • ホテルに泊まったとき、チェックインをしたときに、とても丁寧に部屋の説明をしてくれた。たいへん親切だと思った。
  • 機内で咳が出て困っていたら、頼んだわけでもないのに、お水と飴を持ってきてくれた。よく見ているなと感心した。

よいサービスでは、自分が期待してなかったのに、期待以上のことをしてくれてサプライズがあったり、思った以上に丁寧にしてくれて感動したり、予想もしていなかったサービスをしてくれて、よく見ているのだなと感心したり、何らかのプラスアルファがあったようですね。ただのマニュアル通りの対応ではなく、臨機応変な対応だったり、一人一人のお客様をよく見て対応したりしているところに心を動かされるようですね。

では、悪いサービスはどうでしょうか?

悪いサービス

(受講者からの意見) 

  • レストランで、料理をテーブルに置かれたときに、すごく乱暴に置かれた。放り出すように置かれたので、とても嫌な気分になった。
  • レストランで、注文と違うものが出てきたので、店員に指摘したが、自分の間違いを認めず謝らなかった。とても腹立たしかった。

悪いサービスでは、通常のサービスレベルに達していないために、不快な気分になったり、間違いを認めようとしなかったり、こちらが大変不愉快な思いをした例が挙がりました。今の例のような、悪いサービスをするような企業やお店を、また使おうという気持ちになりますか。皆さん全員、使おうと思わないですね。

悪いサービスを一度してしまうと、その企業やお店の評判はどんどん下がってしまいます。そして顧客離れが起きて、その企業やお店をもう二度と使わないお客様が増えてしまいます。この、悪いサービスをしてしまうことは、お客様にサービスをする立場からすれば、あってはならないことです。CAは、企業を代表して、お客様に接する存在です。

もし、お客様が不愉快だと感じるようなサービスをしてしまったら、せっかくそれまでその会社のファンだったかも知れないお客様に、もう二度とその航空会社を使っていただけなくなってしまう可能性があるのです。そのような不愉快な思いをさせるようなサービスは避けなければなりません。

「今のことを踏まえると、もし自分がCAだったらどんなサービスがしたいですか」「お客様の心に残るサービスができるためには何が必要でしょうか」

考えてみて下さい。

(受講者の意見)

  • 常にお客様一人一人を見てサービスできるようにしたい。
  • お客様の立場に立って、サービスすることができるようにしたい。

皆さんは、これからもサービスをたくさん受ける機会があると思いますが、ぜひその機会を大切にして下さい。そして、よいサービスを受けたら、自分がCAになったらこんなサービスをしよう、と参考にしたり、サービスに対する感性を磨くようしたりして下さい。

「自分がどのようなCAになって、どのようなサービスをしたいか」ということを考えておくことは、これからCAを目指すに当たって、モチベーションをアップさせたり、自分の志望動機に厚みを出したりするのに必要な要素です。よいサービスにたくさん触れて、自分のサービスに対するセンスを高めるようにして下さい。

ちなみに、私が在籍していた航空会社では、私がいた頃、「見る・観る・診る」をしましょう、と言っていました。

「見る」は、お客様ときちんとアイコンタクトを取って見る、「観る」というのはお客様を一人一人しっかり観察すると言う意味です。「A客は咳をしているから風邪かな?飴を持って行って差し上げようかな」の「観る」です。「診る」というのは、お客様の具合が悪くなってしまったときに救急処置をして「診る」、という意味です。参考にして下さい。

■ 立ち居振る舞い

では、実際の面接の場面で、どんな立ち居振る舞いをしたらよいか、見ていきましょう。

全員立って下さい。

立ち方

まず立ち方です。頭の上から糸でつるされるようピンと立ちます。カカトはくっつけます。つま先は少し離します。カカトからおしりまでは、ファスナーで閉まっているように、くっつけて足が開かないように気をつけます。

  • 猫背にならないようにして下さい。
  • 胸は開くようにします。
  • 背中に竹の棒が入っているようにピンと伸ばします。
  • 手は横にまっすぐ伸ばし、スカート横の縫い目の線に中指が来るようにします。

お辞儀

4カウントでお辞儀をします。まず、1で下げ、2で止まり、3、4で戻していきます。入退室の時は45度、それ以外は30度位でお辞儀をしましょう。

  • 首でなく、腰からお辞儀をします。
  • 腰から頭は、背中に棒が入っているように一直線にピンと伸ばします。
  • 背中が曲がってお辞儀が猫背になることのないように気をつけて下さい。
  • お辞儀の時に、髪の毛が落ちてこないような髪型にして下さい。お辞儀の度に、髪型を直していては、自分も気になりますし、面接官も気になります。

お辞儀とあいさつのタイミングですが、特にJALでは、あいさつしてから頭を下げるほうが丁寧と感じられるようです。(例)「失礼致します」と言ってからお辞儀します。手は軽く前に組みます。

 

座り方

  • 座るときは深く腰掛けすぎないように注意します
  • 背もたれにはもたれません。
  • 背筋がまっすぐになるように腰掛けます。
  • 足は閉じて、直角か、ほんの少し前に流す感じにします。横には流しません。
  • 膝が開かないように注意して下さい。

歩き方

  • 自然に歩きましょう。
  • 背筋をピンと伸ばして歩きます。
  • 足は引きずらないように歩いて下さい。
  • 手は自然に振る感じにしましょう。

面接演習

今日これまでやってきたことの総まとめとして、面接演習に入っていきます。実際に入室から退室まで面接の流れをみていきます。

  • 私が「どうぞ」といったらドアをノックして開けて「失礼致します」と言って下さい。
  • 「こちらへ」と言われたら指定された位置に来ます。
  • 「大学名、氏名を言って下さい」と言われたら「○○大学、○○です。よろしくお願い致します」と名乗ります。
  • 「座って下さい」と言ったら「失礼致します」と言って席に座ります。
  • 「終了です。お疲れ様でした」と言われたら、立ち上がって「ありがとうございました」と言って下さい。
  • 退室するときに「失礼致します」といって退室します。

以上の流れを行ないます。

お一人お一人やっていきましょう。(練習)

<一人一人の受講者へのフィードバック例>

  • 少し表情が硬くなってしまいました。軟らかい表情を心がけて下さい。
  • 少し猫背に歩いています。背筋をピンと伸ばして歩きましょう。
  • 手を振っていないので不自然な感じがします。自然に手を振って歩きましょう。
  • 指が開いて曲がっていると、だらしない印象になりますので注意しましょう。
  • 退出するときには、こちらを振り返ってお辞儀をするとき、振り返り方が元気よすぎます。髪の毛が宙に浮くほど元気のよいターンではなく、自然に落ち着いて振り返って、お辞儀をすればだいじょうぶです。
  • お辞儀をするとき、あまりにも不自然に高い位置(おへそくらい)で手を前に組まないようにしましょう。手が自然に前に重なる高さで十分です。あまり不自然に高い位置で手を組んでいると、スクールでいかにも教わってきました、という印象になってしまうので注意が必要です。
  • 手を横に置いたまま(スカートの横の縫い目に手を置く状態)でお辞儀をした方が自然だと感じる方は、そのお辞儀の仕方でもけっこうです。
  • 笑顔がよいですね。その笑顔で実際の面接でもあいさつができるようにして下さい。
  • お辞儀の仕方も、きちんと腰から曲げることができています。動作にもメリハリが感じられます。
  • 指先まできちんと神経が行き届いていることが感じられます。
  • お辞儀のときに髪がバサッと落ちてきます。直さなくて済むような髪型にしましょう。

 

まとめ

今日は面接マナーについて見てきました。面接では、特にどんな点に注意したらよいのか、面接官はどんなポイントを見ているか、どんなマナーが必要とされてくるか、ということについて学んできました。実際の面接で役立てて下さい。

皆さんの中には、面接で、どうしても緊張する、という方もいると思います。緊張しているのは皆さんだけではありません。誰もが、希望している会社の面接であれば緊張はするものです。その中で、いかに自分を出せるかが大切になります。                            
今日のような面接演習や、実際に様々な会社の面接を受けることで、場の雰囲気に慣れることも大切です。そして、第一志望の会社の試験で、自分の実力が発揮できるようにして下さい。

受講生からの質問

Q
面接が終わって退出するときは、「失礼いたしました」もしくは「失礼します」、あるいは「ありがとうございました」のうち、どれを言えばよいでしょうか。
A
「失礼いたしました」は、「私の言動に失礼なところがあったかもしれません」という意味合いになり、「失礼します」は「これから去ります」というニュアンスです。「ありがとうございました」は、話を聞いていただいたことに対するお礼になります。自然の流れの中で使い分けてください。
A
今日学んだことを、普段の生活の中で練習しておいていただきたいのですが、それは社会人として、大人の女性としてふる舞いを身につけるためです。面接を受けるから練習しなければならないと思うと、おかしくなります。こうあらねばならないという考えにならないようにしてください。(塾長)
Q
前髪を留める場合は、ピンで留めた方がよいのか、固めた方がよいのでしょうか。
A
清潔感が確保されているのでしたら、ピンで留めても問題ないでしょう。大切なことは前髪が落ちてこないようにすることです。
Q
髪が長いのと短いのでは、どちらがよいというのはありますか。
A
長くても短くても、清潔感やさわやかさがあればよいです。もう一つは自分に似合っていることですね。中途半端な長さになり、髪が落ちてきそうな場合は、ピンで留めるなり固めるなりしてください。
A
いままでシニヨンなどしたことがない方が、CA受験だからといって、急にひっつめにする方がいます。面接官の目には、ただまとめただけの髪型のように映ります。また、後れ毛があったり、襟足がきれいでなかったりしますので、ひっつめをおこなう予定の方は、普段から慣れておいてください。髪型も着こなしが必要です。(塾長)
Q
シニヨンで、ネットを使うとき、リボンなどをつけている人がいますが、ネットはどういうのがよいのですか。
A
リボンが小さいものでしたらかまわないと思いますが、色は黒系にするとか、目立たないものよいですね。
Q
他の場所(スクールなど)で、口紅は真っ赤なものにしなさいと言われたのですが、これはどう思いますか。
A
機内は薄暗いので、口紅なども、普段より明るめのものがよいのはたしかです。ただ、面接に際して、真っ赤な口紅にしなくてはならない理由が分からないです。面接では、通常のビジネスの場にふさわしいものでよいです。一方、面接室は、照明も充分あり明るいので、色があまり薄すぎてしまうと、逆に、それが目立ってしまうこともあります。色がついているもので、ご自分の顔色や肌に合ったものであれば、真っ赤である必要はありません。
Q
赤でも、ピンク系やオレンジ系でも、似合えば、これらの色でもよいのでしょうか。
A
皆さんの中には、オレンジ゙系が似合う顔色の人と、ピンク系が似合う人とがいます。ご自分に似合うものがよいです。
Q
ベージュ系はどうなんでしょう。
A
ベージュはどうでしょう。やや暗くみえるかもしれません。
A
新卒受験の方は、メイクにしても、他のことでも、学生であることを忘れないようにしてください。全体的に、小ぎれいにしているなという印象を与えればよいです。学生であることから逸脱したものは避けてください。
 
 

第3回講座 「話し方・自己PR・自己紹介」 小林講師

 

話し方・自己PR・自己紹介

メラビアンの法則 復習

前回は、メラビアンの法則を学びました。この法則は、今回の「話し方」講座を学んでいく上でも重要なポイントになりますので、もう一度ふり返って復習してみましょう。

前回は、表情や服装、髪型、メイクなど、「目から入る情報」が大変重要であるということをお伝えしてきました。今回は「耳から入る情報」に焦点を当てて考えてみたいと思います。もう一度復習してみます。通常の会話で、人は相手の何に対して反応するかというと、               
      身ぶり手振り・顔の表情  55%
             音声表現  38%
             話の内容    7%                                         
の順番に反応する、ということを学びました。

耳から入る情報では、「何を言うか」という7%の「話の内容」より、声の大きさだったり、声のトーンであったり、間の取り方だったり、話すペース、といった「どのように言うか」という38%の「音声表現」の方が、大切ということがお分かりになると思います。

例を挙げてみましょう。2通りの言い方で私が言ってみます。
(暗い声で)
「私は○○大学の小林と申します。何事にも前向きに取り組むところが取り柄です」
(明るい声で)
「私は○○大学の小林と申します。何事にも前向きに取り組むところが取り柄です」

どちらの言い方が前向きな印象を持つことができましたか。2番目のほうが、聞いていて皆さん全員、前向きな印象を持ったようですね。それはどうしてだと思いますか。最初の人の話し方はどんな感じがしましたか。とても暗い感じがしましたね。私には構わないでほしい、という印象を持った方もいるようですね。

2番目の人の話し方はどんな感じがしましたか。すごく前向きで、明るく、話をしたいという雰囲気が伝わったようですね。今の例のように、全く同じことを言っても、「どんなふうに相手に伝えるか」で、相手の持つ印象は大きく変わってくる、ということをぜひ覚えておいて下さい。

どのような話し方の人によい印象を持つか・悪い印象を持つか 

「これまで会った人のなかですごくよい印象を持った人の話し方、逆に不快な印象を持った人の話し方を挙げてみてください」

皆さんは、これまでにいろいろな話し方をする人に、出会ってきていると思います。この方の話し方にはとても好感が持てる、というよい印象を持った人や、逆に不快な印象を持つ話し方の人にも出会ってきていると思います。今までの経験を皆さんに思い出していただき、どのような話し方の人によい印象を持ち、または、不快な印象を持つのか、ということを具体的に挙げていただきたいと思います。テキストの余白の部分に、それぞれ書き出して見て下さい。では、皆さんにそれぞれ聞いていきたいと思います。

よい印象を持つ話し方

  • 声に笑顔を感じる話し方
    声に笑顔が感じられるってすごく大切ですね。それだけで明るい印象を持ちます。
  • ゆっくり、分かりやすく話す
    相手のペースに合わせられることも大事ですね。
  • 聞いている人の立場に立って話す
  • 声のトーンが明るい
    声のトーンも、とても重要な要素ですね。声のトーンが明るいと、それだけで前向きな印象になります。
  • 抑揚がある
    抑揚があって、メリハリがあると、相手に何を伝えたいのか分かりやすくなります。
  • 発音がしっかりしていて、明瞭な話し方をする
    発音がきれいで、きれいな日本語を話せることもとても大切ですね。
  • 言葉づかいがきれい
    美しい日本語が話せることは大切です。

たくさんの意見が出ました。では、悪い印象を持つ話し方についても皆さんに挙げていただきましょう。

悪い印象を持つ話し方

  • 低い声で単調に話す
    ずっと低い声で単調な感じだと、何かこの人は機嫌悪いのかな、と思ってしまいますね。
  • 抑揚がない
  • 言葉づかいが汚い
    あまり言葉づかいが汚いと、その人の常識やマナーが問われますよ。
  • 語尾が上がる
    最近の若者の言葉にありがちですね。注意しましょう。
  • 語尾が伸びる  
    これも最近の若者の言葉にありがちなケースです。「だからー」、とか「えっとー」のように語尾が伸びないように注意して下さい。
  • 口の開きが甘く、何を言っているか聞き取り難い
    何を言っているのか聞き取り難いと、聞いている方もストレスになります。相手にきちんと聞こえる話し方をしましょう。口の開きが甘いと、幼い印象を相手に与えてしまいます。
  • 話がつながらない、かみ合わない
    人の話をきちんと傾聴することが大切ですね。
  • 否定的な話し方をする
    後ほどご説明しますが、否定的なニュアンスで話すのではなく、肯定表現で話すことの重要性についても、のちほど触れていきます。
  • 声に気持ちがこもっていない
  • 早口で話す
    あまり早口で話すと、相手が聞き取れず、ストレスを感じる原因になります。緊張するとつい早口になるひとも多いと思います。そのような時ほど、ゆっくり話すことを心がけましょう。

実際の面接の場面だったら、面接官はどのような話し方をする人に、よい印象を持つと思いますか。皆さんから出していただいたような悪い話し方をする人がいたら、面接官はどう思うでしょう。決してよい印象は持ってもらえないですね。今出たような、悪い印象の話し方にならないように、よい印象を与える話し方を心がけていく必要があります。

よい印象のほうで出た話し方は、面接の時だけ、急にできるようになるものでしょうか。いきなり面接の時だけ、話し方を変えろと言われても、逆にむずかしいのではないでしょうか。大事な場面で、よい印象を与えられる話し方ができるためには、日常からよい印象を持ってもらえる話し方に慣れておく必要があります。普段から意識して、美しい日本語で、よい印象を持ってもらえるような話し方を心がけて下さい。

 音声表現の6つのポイント

ここで、効果的な音声表現のための6つのポイントをみていきましょう。

6つのポイント・・・「声の大きさ」 「話すスピード」 「抑揚」 「強調」 「感情」 「間のとり方」  

大きさ

まずは、声の大きさから見ていきたいと思います。Aさん(受講者)、適切な声の大きさで、大学名と氏名を名乗っていただいてもよろしいですか。
「わたくしは○○大学のXXと申します」
ありがとうございました。今、ちょうどよい声の大きさで名乗っていただきました。もしこれがすごく小さな声だったらどうでしょうか。聞こえにくいと、面接官もストレスを感じますし、病気なのかな?元気がないけど大丈夫かな?という不安も与えてしまいます。逆に、隣の面接室にも聞こえるほどの大きな声、というのもふさわしくありません。その場に適切な声の大きさをコントロールして話せるようにしましょう。

スピード

続いて話すスピードについて見ていきましょう。Bさん(受講生)、適切なスピードで名乗ってみて下さい。
「わたくしはXX大学の○○と申します」
ちょうどよいスピードで聞き取りやすい話し方でした。もしこれが、ものすごく早口だったらどうでしょう。面接官も聞き取りにくいですし、「何かあせっているのかな」とか「落ち着かないのかな」とか、または「せわしない人だな!」という印象を与えてしまいます。相手のペースに合わせて、聞き取りやすいスピードで話せるようにして下さい。かといって、あまりにスロースピードでも、「マイペース」「のろのろしている」といった印象を与えてしまいます。適切なスピードで話せるよう心がけて下さい。

抑揚

最近、平坦なしゃべり方が多いと言われています。抑揚をつけることで、どのような意味で自分が言っているのか相手に伝わります。言葉の高低をしっかりとつけ、何を言っているのか、相手に伝わるように言うことが、音声表現の「抑揚」のポイントです。日本語は同音異義語が非常に多いです。

例えば、「あめ」。これも語尾が下がれば「雨」の意味になりますし、逆に語尾が上がれば「飴」の意味になります。特に日本語は、きちんと言葉の高低をはっきりさせないと、別の意味で相手に伝わってしまいます。単語だけではなく、文章の場合でも、抑揚について考えてみましょう。

抑揚なしで、「私の出身は愛知県碧南市(へきなんし)なんですけど、碧南ってどこにあるかご存知ですか」と、木訥(ぼくとつ)と平坦な調子で聞くと、相手は、この人怒っているのかな?と感じてしまいます。抑揚をつけて、「私の出身は愛知県碧南市なんですけど、碧南ってどこにあるかご存知ですか」と、語尾をきちんと上げて、質問口調で聞けば、相手は、質問されているんだな、ということが分かります。相手に何を伝えたいのか、きちんと伝わるには抑揚をつけることが大切です。  

強調

強調したいところを強調して、相手に伝わるようにするには、どういうふうに言えばよいでしょう?では、皆さんに、大学時代に力を入れてきたことを、強調して言っていただきましょう。
「私が大学時代力を入れてきたことは、チアリーディングです」
どうでしょう。強調していることが伝わってきたと思います。

強調していることを伝えるには、その言葉をゆっくり、はっきり、大きく、その言葉の前後に、間をとって伝えると効果的だと言われています。あまり大げさに言う必要はありません。芝居がかって言う必要もありませんが、強調したいことが、きちんと面接官に伝わるように、言うようにしましょう。

感情

感情が伝わるように、イキイキと話すにはどうしたらいいでしょう。今から同じ言葉を言ってみます。聞いていて下さい。
「すごく一生懸命にやったんですよ」(淡々と)
「すごく一生懸命にやったんですよ」(気持ちを込めて)

違いが分かったでしょうか。同じことを言っても、感情がこもっているのと、いないのでは伝わり方がまるっきり違ってきます。最初の言い方では、「ほんとに一生懸命やってきたのかな?」となり、あなたの気持ちが面接官に伝わらない可能性があります。一生懸命やってきたことがきちんと面接官に伝わるように、言い方を工夫して下さい。

間(ま)

自分の言いたいことを、きちんと相手に伝わるためには、間の取り方に気をつけることも必要なポイントです。次の文章を、①間を取らずに言うのと、②十分間を取って言う、二通りの言い方でやってみますので、聞いていて下さい。                                

私が大学時代に力を入れてきたのはチアリーディングです。その中で得たものは2つあります。1つはみんなの力をあわせることで、1人ではできなかったすごく大きな力を発揮できるというチームワークの大切さ、もう一つは継続する、持続することは力になるということです」

間がないと、どのような印象に聞こえましたか。あまり重要な部分が伝わってこないのが分かると思います。

間をきちんと取ることによって、相手に話していることを理解する時間を与えたり、また、聞き手は、話しの内容に対して反応もできます。間がなくなると、聞き手が理解する前にどんどん話が先に進んでしまうので、せっかくよいことを話しても、あまり記憶に残らない、耳に残らない、ということになってしまいます。こちらの話を理解して欲しいのであれば、きちんと間を取って、相手が理解するための時間を取るようにしましょう。

「間の長さとは、相手がうなずいたり、息をしたりする時間です」(塾長より)

腹式呼吸と正しい日本語の発音・発声

音声表現の6つのポイントを見てきましたが、話し方の基本となるのは、まず、聞き取りやすい明瞭な日本語を、きちんと話せることです。ここでは、日本語の発音と発声のポイントについて見ていきましょう。

☆ 腹式呼吸

正しい発音、発声をしていくには、正しい呼吸法をすることがベースとなります。呼吸法には、腹式呼吸と肺呼吸と呼ばれるものがあります。ラジオ体操時の深呼吸のような、息を吸うと肩が上がる呼吸法。これは肺呼吸です。走って疲れた時なども、肩で息をする肺呼吸になります。

腹式呼吸は、お腹に息をためる呼吸法です。正確には、肺の下半分を使う呼吸法が腹式呼吸です。腹式呼吸をすると何がよいかというと、腹式呼吸は眠っているときに行われる呼吸法と言われるように、腹式呼吸をすることによってリラックス効果があると言われています。

そのため、筋肉をほぐす効果があります。面接の時も、緊張で、喉に力が入りやすいと思います。腹式呼吸をすることで、喉まわりの筋肉の余計な緊張がほぐれ、リラックスしてよい声が出しやすくなると言われています。

実際に練習してみましょう

肩幅に足を広げて立って下さい
背筋はピンと伸ばします
お腹に手を当てて下さい
息を吸っていきます
お腹の下の方に息をためるイメージで吸っていきます

そうすると、息を吸ったときにお腹がふくらむのが分かると思います。では、息を吐いていきます。腹筋を使ってお腹を徐々にへこませ、息を吐き出します。これを2~3回繰り返します。いかがでしょうか。腹式呼吸のポイントが分かっていただけたと思います。

☆ 日本語の母音の正しい発音の仕方

正しい呼吸法が分かったところで、日本語の母音の正しい発音の仕方について見ていきましょう。日本語では母音が大変重要です。なぜ、母音が大切なのでしょうか。それは、日本語は子音の音も、音を伸ばしていくと、必ず最後は母音になります。例えば、「か」と言っても「かー」と伸ばしていくと、最後は「あ」の音になります。母音の口の構えがしっかりできていることが、正しい明瞭な日本語の発音のために欠かせないものなのです。

では、「あ」から順番に見ていきましょう。
「あ」 ・・・ 指が縦に2本入るくらいに口を縦方向に大きく開けて発音します。
「え」 ・・・ 指が横に2本入るくらいの口の開け方です。口を横に開きます。
「い」 ・・・ 「え」の口よりもさらに左右に開きます。口角を少し上げます。
「う」 ・・・ 口を中央にすぼめ、尖らせます。舌が盛り上がる感じです。
「お」 ・・・ 指が1本入るくらいの口の開け方です。

では実際に声に出して練習をしてみましょう。
「ア」「エ」「イ」「ウ」「エ」「オ」「ア」「オ」   「カ」「ケ」「キ」「ク」「ケ」「コ」「カ」「コ」
「あ」行から「わ」行まで50音全部を声に出して言ってみます。

いかがでしょうか。苦手な行はありましたか。誰でも苦手な行、発音しにくい行はあります。お風呂に入ったときなど声に出して、ぜひこの練習をしてみて下さい。

また、早口言葉の練習をしてみるのも効果的です。早口でなくても構いません。きちんと明瞭に発音できているかをチェックしながら練習してみてください。

■ マジックフレーズ

先ほどの、「よい印象を持つ話し方、悪い印象を持つ話し方」のところで、何でも否定的な話の仕方をする人には、悪い印象を持つ、という意見が出ました。ここでは、どのような言い方をすれば、同じことをより前向きに伝えられるか、ということをお話したいと思います。

これは「マジックフレーズ」と呼んでいます。
例えば、面接で、「サークル活動はしてきましたか」と面接官に聞かれて、
Aさん 「あまりありません」
Bさん  「サークル活動の経験はございませんが、その代わりに力を入れてきたことがあります」

AさんもBさんも、サークル活動をしてこなかったことには変わりはありません。では、どちらの話し方のほうが、面接官は前向きな期待を持つことができるでしょう。Aさんの言葉は聞いていてどんな感じがしましたか。否定的な感じがしたと思います。「ありません」と否定してしまったら、それで終わりになってしまいます。

Bさんの言葉にはどんな感じがしたでしょうか。Bさんは否定で終わらせるのではなく、「他に力を入れてきたことがある」と前向きな表現をしていました。同じことを伝えるにも、とても否定的になってしまう言い方と、前向きな期待を持ってもらえる言い方があるということを覚えておいて下さい。

敬語表現・言葉遣い

次は、言葉づかい、正しい敬語表現について見ていきたいと思います。きれいな発音で明瞭な日本語を話すことができても、もし、敬語が全くできていなかったり、言葉づかいが汚かったりしたらどうでしょう。

航空会社の面接では、「CAとしてふさわしいか」ということはもちろんですが、自分の会社の社員にふさわしいか、一社会人としての年相応の常識があるか、という点を見られます。もし言葉づかいが汚かったり、敬語の間違いをしていたりしたら、面接官は、社員になるにふさわしい人材と思うでしょうか。

ぜひ、正しい敬語表現、美しい言葉づかいを身につけて下さい。敬語には、尊敬語と謙譲語の2種類があります。それぞれどんなときに使う表現か見ていきましょう。

尊敬語

尊敬語は、お客様に対して使う表現です。尊敬語の主語は必ずお客様になります。自分に尊敬語を使わないように注意しましょう。

  1. 「おっしゃる」「いらっしゃる」「なさる」「くださる」等の特定の言葉を使う場合
  2. 「お~になる」「ご~になる」「~れる」「~られる」のように動詞を特定の形にして使う場合 
      (例)「お読みになる」「ご覧になる」「訪問される」など

謙譲語

謙譲語は、自分または自分の身内に対して使う表現です。謙譲語の主語は自分、または自分の身内になります。お客様に謙譲語を使わないように注意しましょう。

  1. 「いただく」「差し上げる」「申す」等の特定の言葉を使う場合
  2. 「ご~する」「お~する」のように動詞を特定の形にして使う場合
      (例)「ご案内する」「お邪魔する」など

尊敬語と謙譲語の使い分けにはよく間違いが見られます。例えば、「お客様、そう申されましても・・・」とCAがお客様に対して言いました。この表現は合っているでしょうか。一見、間違っていないように見えますが、この例では、お客様に対して「申す」という謙譲語を使用していますので間違いとなります。

このように、使い分けが混同しやすい敬語ですが、日常から使い慣れることによって覚えていきましょう。敬語に関する本も多く出ています。ぜひ参考にして下さい。

望ましくない言葉にはどんなものがあるでしょう?

「ファミコン言葉」というのを聞いたことがありますか。ファミコンと言っても、ゲームのファミコンではなく、ファミレスやコンビニで使われる言葉を略してファミコン言葉と呼んでいます。特に、ファミコン言葉は、若者を中心によく見られます。ファミコン言葉は、たとえば、
「お客様、ご注文のほうはコーヒーのほうでよろしいでしょうか」
というような表現のことです。「~のほう」という言い方を多用しています。このように何でも「~のほう」と言う人はいませんか。これを正しい日本語表現にするなら、
「お客様、ご注文はコーヒーでよろしいでしょうか」
とシンプルに表現します。「~のほう」は、本来、「AのほうとBのほう」というように、比較をするときや、「あちらのほう」「こちらのほう」というような方向を示すときに使われます。何でもかんでも、「私はサークルのほうに力を入れてきました」などと、むやみに「~のほう」と言わないようにしましょう。

また、使わない方がよいとされる「4つのD」があります。これは、Dから始まる、「だって」「ですから」「だから「でも」という言葉です。どれも否定的なニュアンスを含んだ言葉です。これらの言葉を相手から言われたらどんな気分になるでしょう。中には、カチンと来る人もいるのではないでしょうか。特に、面接では、このような言葉は使わないようにしましょう。先ほどのマジックフレーズでもやりましたが、否定的な表現は望ましくありません。「わかりません」「知りません」「できません」等の言葉を使うのは避けるようにしましょう。

また、「~けれども・・・」「~ので・・・」のように、中途半端に語尾が終わってしまう表現を最近よく見かけます。「~ので、△△だと思います」のように、きちんと主語、述語が伴った文章で相手に伝えるようにしましょう。

アイコンタクト

相手と話をするとき、アイコンタクトはコミュニケーションの重要な要素の一つです。面接においても同じです。アイコンタクトは重要だと分かっていても、面接となると緊張して、面接官の目を見られなくなることはありませんか。ここではアイコンタクトの範囲について、実際に確認してみたいと思います。

<アイコンタクトのゲーム>
講師が受講者を見て、目が合った人は手を挙げてもらうゲーム
実際には、講師は受講者の口元しか見ていないが、ほとんどの受講者から手が挙がり、アイコンタクトの範囲は、予想よりも広いと体感してもらいました。

いかがでしょうか?
皆さんの予想よりも、アイコンタクトの範囲は広かったようですね。面接官との距離がある程度離れる場合は、顔の輪郭の範囲内を見ているとよいです。面接官は、アイコンタクトが外れているとは思いません。特に、面接では、面接官の目をじっと見ようとしていると、かえって緊張したり、話の内容を聞き漏らしたりすることがあります。自然なアイコンタクトを心がけるようにしましょう。

ポイント&実例

よく自己PRをするときに、「協調性があります」「責任感が強いです」という抽象的な表現を耳にします。そのような抽象的な一言だけで、本当に協調性があるのか、責任感があるのか、聞く立場の相手は判断できるでしょうか。

抽象的な一言で済ますのではなく、自分のエピソードを交えて臨場感あふれるように話すことによって、説得力をもって相手に伝えることができます。責任感が強い、という抽象的な言葉を、「私は体育会テニス部でキャプテンをしてきました。何十人もいる部員をまとめるのは大変な仕事でしたが、その中でこんなことが得られました」というように、ポイントとして示した言葉を、自分のエピソード、具体例を使ってサポートするのです。それによって、相手の印象にも残りやすくなります。分かりやすく、相手にもその場面が思い浮かぶように話せるようになると良いでしょう。

自己PR(1分間)の練習

今日、学んできたことのまとめとして、自己PRの練習をしていきたいと思います。音声表現はどんなことに注意したらよいのか。アイコンタクトはどうすればよいか。言葉遣いはどんな点に注意をすればよかったか。今日学んだことを思い出しながら、1分間の自己PRをこれから作っていただきたいと思います。

「自己紹介」というのは、自分がどんな人間なのか、知ってもらうための話題の提供です。「自己PR」は、自分があなたの会社に入れば、こんなことができますよ、というアピールです。今回は自己PRをしていただきます。まず、どんなことをアピールしたいのか、アピールポイントを最初に出します。そして、そのアピールポイントをサポートする具体的な自分のエピソード、経験を入れます。最後に、それがどうやったらCAの仕事に活かせるのか、という説明ができるとよいでしょう。一文は短く、簡潔に述べることが重要です。数字やキーワードなど、聞く相手が印象に残るフレーズが入っていると相手の記憶にも残りやすくなります。

では、自己PRを考えてみましょう。

<実際に受講者に1分間自己PRを発表してもらい、個人個人にフィードバックをしていきます>

今回は、20分程度で、自己PRを作成して発表していただきました。皆さん、短時間で考えていただきましたが、非常によくまとまっていたと思います。しかし、まだしゃべるのに精一杯で内容がしっかり頭に入りきっていないようです。何度も練習して、自分の言葉として相手に伝えることができるようにしていってください。音声表現はどうだったでしょうか?相手に伝わりやすい話し方はできたでしょうか。今日の練習で気づいたことを改善して、本番で活かせるようにしてください。

■まとめ

今日は短時間で自己PRを作成していただきましたが、皆さんはこれから時間をかけて、言葉の一つ一つを選びながら、自己PR、志望動機を磨き上げていくことになると思います。

自己PRを考えるに当たっては、その企業で働いているあなたの姿を面接官がイメージできるような内容がよいです。その職種で必要とされる素養・スキルに関連した自分の長所をアピールできるるようにして下さい。それには、企業研究・CAの仕事研究をしっかりして、企業、職種に合ったアピールをしていく必要があります。  

自己PRをするには、まず自分を知ること、自己分析が必要になってきます。これまでの自分のしてきたことの棚卸しをして、どんな経験や長所、短所を持っているか再確認して下さい。また「他己分析」も有効な手段です。仲のよい友人や家族にあなたの長所、短所を言ってもらうと、思わぬ長所が発見できるかも知れません。自分の長所・短所、アピールポイントを書き出して、それをどんな風に仕事に活かせるか結びつけていくようにして下さい。

 

第4回講座 「身だしなみ・メイク」 小林講師

最初に

今回はスキンケア、メイクアップ、身だしなみ、パーソナルカラーについてお伝えしていきます。ほとんどの範囲のスキンケアは、実は、すべて自分でできることばかりですので、スキンケアを覚えて欲しいと思います。

自分の顔の状態をよく見て、どんなトラブルがあるか、どんな対処をしていけばいいのか判断することが大切です。まず、自分の肌と、常に対話する姿勢を持つようにします。

春夏にトラブルが出やすい肌、秋冬にトラブルが出やすい肌があります。春夏にトラブルが出やすいのは脂性肌、秋冬にトラブルが出やすいのは乾燥肌の人です。「自分はどちらだろうか?」知った上でお肌のお手入れをしましょう。

若い方は少々強引な手入れをしても修復能力があります。ターンオーバーの周期も早いです。しかし、だんだん年を重ねていくと、ターンオーバーの周期も遅くなり、修復能力も遅くなります。長い目で見ると、きちんとしたお手入れをしていることがまず大事です。

メイクアップはもちろん大事ですが、その土台となる肌のお手入れがまずベース。そのベースをしっかり作って欲しいと思います。スキンケアできちんと肌の土台を整え、メイクアップをしていく上でのヒントにしてほしいと思います。

スキンケアのアドバイス

<メイク落とし(ポイントメイク)>

皆さんは、ポイントメイクはどのように落としていますか。オイルクレンジングで全部まとめて落としてしまっている人もいるようですね。普通のメイク落としだと、あまりうまくマスカラが落ちないと思っていた人もいたようですね。

ポイントメイクは、必ずポイントメイク落としを使用してください。オイルクレンジングでマスカラも一緒に落としている人もいるようですが、オイルクレンジングでマスカラも一緒に落としてしまうのは危険です。

というのは、目の下は、顔の他の部分に比べて、皮膚の厚さが10分の1しかありません。その分、他の箇所より摩擦の影響を受けやすくシワになりやすいのです。マスカラも一緒に同じクレンジング剤でぐいぐい落としていると、目の周りの皮膚に大きな負担をかけることになり、シワを作る原因を作ることになりますので、今すぐやめましょう。目下の皮膚の老化を加速させることになってしまいます。

まず、マスカラは必ず先にポイントメイククレンジング剤で落とします。オススメはシャネルのデマキヤンユーアンタンスという水色の2層に分かれたクレンジング剤です。どんなハードなウォータープルーフのマスカラもしっかり落としてくれます。目に入ってもしみない、優秀なクレンジングです。上層は高純度クレンジングオイル、下層はローズウォーターとコーンフラワーウォーターを豊富に含んでいます。

ポイントメイクの落とし方の説明

クレンジングの液体をコットンに2~3プッシュ取って、コットンを湿らせます。そのコットンをペラッと2枚にはがし、1枚を目の下ぎりぎりに当てて、目の下の皮膚を保護しながら、もう1枚を中指に巻きつけるようにしてマスカラを落としていきます。マスカラを落とす方の目を閉じて、コットンをまず数秒乗せてマスカラになじませます。そして、上から下に向かって、目の下を保護しているもう1枚のコットンにこすりつけるように落としていきます。

そのようにすると、オイルでグイグイ目の周りをこすらなくても、目の下の皮膚に負担をかけずにマスカラやアイラインを落とすことができるのです。下のマスカラを落とすときも同じ要領で行います。下のアイラインを落とすときは、人差し指と中指で、目下の両端の皮膚がよれないように押さえ、コットンをとがらせて、アイラインの部分にコットンが当たるように取ります。もしくは綿棒を使うと簡単です。

<メイク落とし>

「メイク落としはどんな種類のものを使っていますか」
拭き取るタイプのメイク落としを使っている人もいるようですね。オイルクレンジングも人気があるようです。オイルクレンジングは、皮膚の水分を過剰に奪い去ったり、皮膚がオイルクレンジングしている人特有の状態になったりすることが、以前から言われていますので、注意が必要です。     

ポイントは、肌をいたわりながら、摩擦をかけずにくるくると円を描くように落としていくことです。強くこすることは禁物です。

<洗顔>

「洗顔は皆さんどうしていますか。洗顔のときに大切なポイントは何だと思いますか」
洗顔のポイントはきちんと泡立て、肌を摩擦しないように泡で洗うことです。泡立てネットを使っている人はいますか。泡立てネットを使うと、簡単に、生クリームのようなホイップ状のしっかりした泡を作ることができます。ドラッグストアで安く売っているのでぜひ泡立てネットを使って下さい。泡立てネットで、8分立ての生クリームのような弾力のある泡で、しっかりと汚れを落とします。決してこすってはいけません。手の平の泡をひっくり返しても、落ちてこないくらいの泡の弾力性がポイントです。

オイリー肌の人は、朝晩洗顔料を使うとよいです。一方、乾燥肌の人は、これから冬場になると特に乾燥してくるので、朝は洗顔料を使わない方がよいくらいです。自分の肌の調子と相談しながら、乾燥が気になるときは洗顔料を使わずに洗顔するようにして下さい。

最近は、洗いすぎで、角質がボロボロになったり、お手入れしすぎで、肌を痛めたりする女性が多いそうです。世界で一番肌が乾燥していると言われるのが日本人です。保湿をまずは気をつけましょう。

乾燥は老化の始まりと言われています。何よりも保湿が大事です。知人の後輩で、目尻に乾燥ジワがついてしまって、すごく老けて見える人がいます。少しできた小さなシワは、保湿によって修復します。シワの部分をひらいて、化粧水や美容液、クリームをなじませると良いです。小ジワはただの皮膚のクセです。着たばかりの洋服にすぐにアイロンをかけるように、小ジワは、できてしまったらすぐの速効ケアが大事です。

<化粧水>

「化粧水はどのような点に注意して使っていますか」
化粧水は、顔の内側から外側へ向かってつけるのがコツです。外から内へ伸ばすとシワの原因になりますので気をつけましょう。手でなじませる場合、3秒くらい両手でおさえて、浸透させると、乾燥を感じるときは特に有効です。

「ローションパックはご存知ですか」
肌が疲れたときローションパックを行うと肌が生き返ります。ローションパックは、化粧水をコットンに浸してパックのように使います。いきなりコットンに化粧水をいっぱいに浸すと、化粧水をかなり使ってしまいますので、コットンにまず水を浸します。水は、水道水でなく精製水を使います。水に浸したコットンを、両方の手の平ではさみ、水を絞ります。その上に化粧水をバシャバシャと振りかけてローションパックを作ります。ローションパックになったコットンは数枚にはがして顔を覆っていきます。その上からさらに食用のラップをかぶせると保湿効果がアップします。ラップは、顔の鼻から上の部分に1枚使い、鼻の下の部分に1枚使います。

化粧水は手でなじませる場合と、種類によっては、コットンでパッティングする場合があります。コットンでパッティングするとき、下から上に向かってパッティングしていますか。上から下にパッティングしていませんか。上から下にパッティングすると、重力で皮膚が下に垂れるのを加速させます。特に、頬の部分は顔の筋肉に沿って、下から斜め上方向にパッティングするようにしましょう。角質ケア用の化粧水は、手よりも、コットンでパッティングした方が効果的です。

☆ 乾燥肌の人はどの季節も必ずお手入れの最後にクリームを・・・ ☆

クリームでお肌にフタをしてバリアをはります。その際も、下から上への手の動きを忘れずにします。実は、乾燥は老化の一歩手前の現象です。乾燥が皮膚の老化を早めていきます。必ず乾燥から肌を守ることを忘れないでください。

☆ にきびについて ☆  にきびは皮脂が毛穴に詰まってしまった状態

段階によって白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄色ニキビがあります。皮脂がつまらないように、常に毛穴から皮脂が出やすい状態にしておく必要があります。角質ケア用の化粧水やトーナーといわれるものを使っていくとよいです。

オススメはラロッシュポゼの「エファクラK」というシリーズです。これは薬用なので皮膚科で扱っています。私の知人のニキビが多かった人が、ラロッシュポゼを使い始めてからニキビがなくなりました。ニキビがひどい場合、痕が残ってしまう前に、皮膚科での治療をおすすめします。

<UVケア>

「UVケアは1年中していますか」
1年のうち、どんな時期でも、顔はUVケアすることが大切です。紫外線は1年を通じて地上に降り注いでいます。光老化という言葉を知っているでしょうか。紫外線を浴びるほどシワ、シミを作り老化を促進していきます。

秋田美人という言葉があります。もともと秋田は、日本全国でも、日照時間が短いところです。そのため、秋田の女性の皮膚は紫外線から守られ、雪のような白いもち肌になり、それをたたえた「秋田美人」という言葉が生まれたのです。このことからも分かるように、UVケアは必須です。

知っている人も多いと思いますが、紫外線にはA波(UVA)とB波(UVB)があります。以前は、「UVBから肌を守ればよい」とされてきましたが、最近では、UVAも肌の老化に関係することが分かってきています。UVケア商品のSPF値はUVBから肌を守る数値、PA値はUVAから肌を守る値を表します。よって、SPF、PAの値が高いほど紫外線保護効果は高くなります。

しかしながら、数値が高くなるほど肌への負担も大きくなるので、通常の生活であれば、SPF15から20くらいでケアしていれば問題ないでしょう。PA値は+、もしくは++ときちんと表示されているものが安心です。

勘違いされやすいことですが、紫外線は決して夏だけ降り注いでいるのではありません。冬でも紫外線は確実に降り注いでいます。どの季節もUVケアは忘れずにしましょう。

CAってどんなイメージですか (特に見た目)

  • スキがない・・・仕事もきっちりしていそうな感じがしますね。
  • だらしなさがない・・・髪型なんかもピシッとしてだらしなさを感じないですね。
  • しっかりしている・・・安心して任せられそうな人ですね。
  • 健康的・・・接客をするのに不健康な人では困りますよね。
  • ハリがある
  • 元気がある・・・お客様に接するには元気な方がよいですね。
  • 清潔感・・・食品も扱っているので、清潔感が求められますよね。
  • 華やか・・・その場を華やかにする要素も必要ですね。
  • 清楚・・・清楚な印象であることも、CAに求められる要素ですね。
  • 控えめだけどキレイ・・・派手ではない美しさがあるということですね。
  • 頼りがいがある
  • 芯の強さを感じる

たくさんの意見が上がりました。様々な人が、CAに対して、今出していただいたようなイメージを持っているということです。そのイメージを服装や髪型・メイクで表現していく必要があります。CAに求められるメイクも、流行ではなく、万人に愛されるメイクが必要となるのです。どの年代の人にも、好感を持たれる見た目を演出することが大事です。

ということは、ラメ入りのアイシャドーや流行を追ったメイクは、CAのメイクにふさわしいでしょうか。考えてみて下さい。

「清潔感は一番どこに現れるでしょうか」

髪型に現れると言われています。髪型がボサボサだったら、だらしない感じだったら清潔感は出せません。「美は細部に宿る」とも言われます。毛先まで神経が行き届いているか、指先まで神経が行き届いているでしょうか?今一度自分を振り返ってみましょう。

メイクアドバイス

<ファンデーション>  

「リキッド、ファンデどちらを使っていますか」
パウダーのみの人も多いようですね。パウダーも優秀なものが多いですが、リキッドがお勧めです。

ダマの状態のまま、肌の上に直接乗せている人はいませんか。あとで均一に伸ばすのに苦労しますので、手の甲などで、まずリキッドを伸ばしてから肌の上に乗せるようにしましょう。伸ばし方は、顔の内から外へ向かうように、中指と薬指の腹を使って、たたき伸ばします。プロはこの手間に4分かけていると言われます。

ファンデーションは2色使いで立体感を出します。頬下全体、髪の生え際は暗いファンデを、おでこ、鼻、頬の高い部分は明るいファンデを使って立体感を出していきます。ファンデーションをひと通り伸ばしたら、余分な油分をスポンジでトントンたたきながら吸い取り、メイク崩れを防ぎます。プロはここにも4分かけます。このひと手間で、化粧くずれが非常にしにくい状態になるそうです。このときのスポンジは面取りしたものを使うようにします。

<コンシーラ>

「コンシーラは使っていますか」
コンシーラを使ってない方もいるようですね。コンシーラは使うと非常に効果的なメイクアイテムです。肌を立体的に見せるにはファンデより湾トーン明るいものを使用します。

  • 上まぶた、下まぶた・・・
     目の際まで伸ばすことで、くすみを消し、赤みを消し、顔の影を消し ます。
  • 頬骨の上・・・
     顔立ちをより立体的に見せる為に使います。
  • おでこから鼻のTゾーン・・・
     この部分に使うと、平坦な日本人の顔を立体的に見せるのに有効です。
  • あご・・・あごにも丸く乗せます。
  • 小鼻脇・・・赤みを消すために乗せます。
  • 口角・・・・・影を消すために乗せます。

<ルーセントパウダー>

使うことで肌にベールがかかったようになり、陶器肌になります。たっぷりとパフに粉を含ませて、肌に乗せてから、余分な粉を落とすのがポイントです。鼻の脇、目と鼻筋の間など、細かい部分は半分に折って使います。

<チーク>

「チークが苦手な方いますか」
チークは、最初は入れるのが難しいという人も多いようですね。実は、道具次第で、チークは簡単に入れられます。チークに備え付けの小さなブラシで苦労していませんか。チークブラシを使えば、誰もがうまくチークを入れられます。道具に頼りましょう。頬の高い位置にふんわり下半円を描くようにすると、うまくチークが入れられます。

<アイライン>

アイラインも、最初は使うのが難しいアイテムです。最初はペンシルが間違いないでしょう。ペンシルでできるようになったら、それを下地に、リキッドでより印象的な目元にしても良いです。

色は黒を使うと目ヂカラが出て、ハッキリとします。ペンシルは、先を十分尖らせて、細い線が書けるようにしておくことが大切です。つり目が悩みという人はいますか。                          
ややつり目の人は、上まぶたの目尻+1ミリ引いて、それに合わせて下まぶたを囲むとつり目が解消されます。

<マスカラ>

まず、ビューラーの使い方ですが、ずっとまつげに対して直角のまま使います。根元から立ち上げるようにします。マスカラは小刻みに揺らし、最後は上にすっと引きます。何度も重ねて塗ると、よりくっきりとします。マスカラをすると、すぐにパンダ目になってしまう人は、タッチプルーフタイプのものを使うと、落ちないので安心です。下まつげにもマスカラつけると、より印象的な目元になります。

<アイシャドー>

アイホールには、肌とトーンが似た色、二重(ふたえ)の中には肌よりトーンが暗いもの、眉毛のすぐ下にはハイライトとなる色を乗せるとよいといわれています。自分の肌に映える色をセレクトしましょう。

<アイブロウ> 

アイブロウ、つまり眉毛は、「顔の額縁」と言われる重要なポイントです。眉の形と印象は、眉山をハッキリと書くと、大人っぽく知的な印象になります。直線的に書くとシャープ、若々しい感じになります。アーチ型にすると、優しい、女らしい印象になると言われます。

眉はカットしたほうが垢抜けた印象になることが多いです。カットするときには、

  1. まずできあがりをイメージする
  2. 原則的に上側はカットしない
  3. 眉の自然な流れを作ってから、外側から内側に向けてカットする    

というのが注意事項です。                         

眉山

人の顔を上から眺めると、急カーブしている部分があります。急カーブが始まる手前に眉山を合わせるとよいです。頬骨の一番高い所と、眉山も一致します。眉山を作るときの参考にしてください。

眉 頭

眉頭は、ノーズラインの延長線上に作る。ノーズライン内側の余分な毛は抜いて構わないです。

眉尻

眉尻の角度としては、耳の上側の付け根に、ちょうど向かうように眉尻を書きます。眉頭の下側より、眉尻が下に来ないよう注意します。眉尻の先端は、小鼻脇と目尻を通る直線の延長線マイナス1㎝を眉尻の目標にします。眉尻はペンシルで書いた方が細かく丁寧に仕上がります。

眉毛を書くに際して、ブラシを使うときは、いきなり眉頭から書かず、眉の途中から書いてなじませた後、眉頭を書くと自然な印象になります。色はブラウンんの濃淡を使います。グレーや黒は、老けた印象になってしまうので注意しましょう。

眉を正しく書くと、骨格がきれいに見え、立体感が出てくると言われます。ぜひ、顔の額縁と言われる眉の書き方は何度も練習してみて下さい。

<リップ>

グロスだけではなく、きちんと色がつくものが面接には向きます。色については、顔に華やかさの出る色を探しましょう。それぞれ人によって似合う色が違いますので、実際につけて探すことが大切です。

服装アドバイス

今日のセミナーでは、実際に立っていただき、全員をチェックしていきます。髪型から靴まで見てみましょう。受講者同士でもアドバイスし合います。

髪型

お辞儀をするときに髪がバサッと落ちてきたり、まとめていても後れ毛がたくさん出ていたりすると、少しだらしない感じがします。また、中途半端な長さでそのままにしておくのも、どっちつかずになってしまいます。面接を想定して、ショートでいくのか、ロングでまとめるのか、ハーフアップスタイルにするのか、早めに決めておくとよいです。シャギーが入りすぎているセミロングは、CAの面接にはあまり向きません。

メイク

メイクはあまり濃すぎないようにします。リップの色は少し華やかさが出る感じがよいです。地味になりすぎないようにしましょう。ノーメイクでも、顔が華やかな人はそれでもよいですが、眉毛がうすい方は寂しい印象になってしまいます。眉だけは描くようにするとよいでしょう。

着こなし

体型に合ったものを着ることが大切です。自分が一番スタイルよく見えるものを着るようにします。上着がブカブカした感じではなく、体のラインが一番キレイに見えるようにしましょう。

インナーにシャツを着る場合、襟が左右ずれてだらしない感じに見えたりしないように注意しましょう。インナーにカットソーを着る場合、あまり襟元が詰まったタイプのものではなく、鎖骨がキレイに見えるようなものを選ぶとよいでしょう。自分の顔の印象と襟元の相性を見て、一番キレイに見える襟元を作りましょう。

あまり大きなピアスはよくありません。面接官がピアスに気をとられてしまいます。あくまで顔に注意がいくようなものを選びましょう。

靴はプレーンな形のパンプスにします。あまり先が尖っていたり、スクエアだったりするパンプスは控えます。

カラーアドバイス

パーソナルカラーとは

カラーチャートを見ると、どんな色もよくよく見ると、ブルー寄りかイエロー寄りかに、分類することができます。同じ赤でも、朱色っぽい黄味がかった赤もあれば、青みを帯びたローズ系の赤もあります。

慣れるまで判別が難しいかも知れませんが、私たちの肌の色は、黄色寄りのか、赤寄りのブルーベースかに分けることができます。化粧品メーカーにも、イエローベース・ブルーベースでファンデーションを分類して販売しているところもあります。興味がある方は調べてみてください。

イエローベースの肌にはイエローベースの洋服やメイクの色、ブルーベースの肌にはブルーベースの洋服やメイクの色が似合うという事実があります。例えば、イエローベースの肌の人がブルーベースの青緑の洋服を着ると、肌がより黄色く見えて似合わないのはこのためです。

パーソナルカラーでは、このイエローベース・ブルーベースを、更に色の明度・彩度によって4種類のカラーチームに分類し、それぞれを「スプリング」「サマー」「オータム」「ウィンター」の4つの名前で呼んでいます。

人それぞれ、肌の色味によって似合うカラーチームがあります。もっとも、概して1つのチームには収まりきらないので、サマー・スプリングの人(明度が大事)、スプリング・オータム(イエロートーンが大事)の人、などの分類をしていきます。

間違った色を身につけると、顔色が暗く、老けて見えます。カラーコーディネーターと言われる人たちに頼るのもよいですが、自分である程度判定することもできます。顔の近くに色を当てて、ノーメイクでも顔を暗く見せない色、逆に顔色を明るく、瞳に力を与えてくれる色、それが似合う色です。

特に、重要なのはリップカラーと、顔に近い上半身に身につける洋服の色です。特に首もとの色が重要です。例えば、リップでは、あなたはオレンジ色系の色をつけると顔が引き立ちますか、それともピンク系ですか。オレンジ系ならイエローベース、ピンク系ならブルーベースと、ある程度判別できます。そして、明るいオレンジならスプリング、ダークなオレンジならオータム、淡いピンクならサマー、深紅ならウィンターとある程度判別できるでしょう。ベストカラーを知っている人は、何かと色を味方につけ、色に助けられると言えるでしょう。

ここ一番の勝負時には、その色を身につけることで、自分に自信が生まれ、好循環をもたらします。ぜひ自分に似合うリップカラー、アイシャドーやチークのカラーを選ぶようにして下さい。

最後に

今回は、肌の土台となるスキンケア、メイクアップ、身だしなみ、パーソナルカラーについてお伝えしました。これからの面接や写真を撮影するときに、今日学んだことを活かしましょう。

 


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