▼みさこさん:
JALやANAは、CAも定年が60才となっています。飛び続けようと思えば60才まで続けられます。現に、最近では、60才の定年を迎えて退職するCAも出てきています。実際には、チーフパーサーとか客室マネジャーとかの役職についている方が多いですね。1CAのままで飛び続けることはむずかしいです。
大手航空会社以外では、スカイマーク社が乗務定年制をとっています。38才になったら、乗務の仕事から地上の仕事に変更になります。それ以外の航空会社は、契約CAから正社員CAになれば、定年は60才となります。実際には、どの会社も、設立してからそれほど時間が経っていませんので、定年を迎えるCAそのものがいません。また、体力的に、精神的に定年まで飛び続けることができるか実証している方がいません。
日本の旅客、特に男性客は、CAは若いほうがよいと考えているところがあります。また、女性側も、結婚や妊娠などで、飛び続けたくても泣く泣く辞める方もいますし、いつまでも飛んでいるのはみっともないと考えて辞める人もいます。日本は、まだまだ、そのような社会精神構造となっています。女性が社会で活躍する環境が整っていないとも言えます。
多くのCAは、結婚を理由に辞めますので、一旦家庭に入り、出産・育児を得てから再び社会に出て行くことが多いようです。もちろん、CAのままで結婚・出産・育児と仕事を両立してがんばっている方も多くいます。ただし、早朝・深夜勤務があったり、家を何日もあけることがあり、家庭と乗務を両立させるのは、家族の協力がないとできません。
中には、CAとして、世界を飛び回り、その経験を活かして、次の会社や事業を起こして活躍している人たちも多くいます。